Ishiyaku Dent Web

歯科医師・歯科技工士・歯科衛生士のポータルサイト

CDE インプラントのトラブルシューティング-安心・安全のための4つのキーワード-
No.55 インプラント 講演会
 インプラントが患者さんからも歯科治療の一つと認識される一方で、私たち歯科医師からみても首を傾げたくなるような治療も新聞や雑誌ではあとを絶ちません。何が問題なのでしょうか?
 かねてより「コミュニケーション能力」「臨床検査」「コンセンサス」「医療事故の教訓」の4つを提唱している矢島安朝先生をお招きしました。インプラント治療を失敗しないためにはどうするのか?不幸にして事故が起きた時の最善の対処法は何か?患者さんとの間で訴訟にまでならないようにするために、私たちはどうすればよいのか?4つのキーワードをひもといた先にその答えがあります。
 これからインプラントをはじめようとする先生も、ベテランの先生も、一度足を止めて、自らの臨床と患者さんを見直す良い機会となる講演会です。
開催日時: 平成23年7月10日(日)10:00~17:00
講師: 矢島 安朝 教授
開催地: 東京
会場: 東京医科歯科大学M&Dタワー2階大講堂
受講料: 医師・歯科医師:事前受付20,000円 当日受付23,000円
医師・歯科医師以外:事前受付14,000円 当日受付16,000円
  ※この講演会には昼食が付きません ご注意ください※
定員: 300名
主催: 東京医科歯科大学歯科同窓会
問合せ先: 東京医科歯科大学歯科同窓会事務局
電話:03-3814-9824
FAX:03-3815-1851
e-mail: cde-info@ikashika-dent.com
URL: http://www.ikashika-dent.com/
講演項目
1.そもそもインプラント治療とは常態なのか、病態なのか?

  ・インプラント治療が新たな慢性炎症の場を作っている?
2.インプラント治療のリスクファクター
  ・手術による全身状態の悪化に関するもの(手術危険度)
  ・治療の成功を妨げるもの -患者側の因子と術者側の因子
  ・治療を契機に生じるもの
  ・残存歯と歯槽骨の喪失を早めるもの
3.インプラントの医事紛争
  ・現在のインプラント治療を取り巻く社会の状況
  ・社会はどんな風にインプラント治療を見ているのか
  ・主な患者側の不満と提訴内容
  ・同じ医療ミスでも訴訟になる場合、ならない場合
4.コミュニケーションスキルの稚拙さが医療訴訟へ
  ・アメリカでの医療面接ビデオの分析研究から
5.転ばぬ先の臨床検査
  ・全身の疾病予防が目的に
  ・検査結果がよめる、採血を行なえる、歯科医師に
6.コンセンサスが得られていない治療がまねく悲劇
  ・どこまでコンセンサスがあるのか
  ・多すぎる情報、何を信じて良いのか
7.重篤な医療事故の教訓から考える
  ・神経損傷
   ―Nurapraxia,Axonotmesis,Neurotmesis
   ―SW知覚検査、2点識別検査
   ―患者さんの不満がいつまでも解消しない原因
  ・血管損傷
   ―下歯槽動脈、舌下動脈、オトガイ下動脈、舌下動脈、後上歯槽動脈、翼突静脈叢、蝶口蓋動脈
  ・粘膜損傷
8.いざというときの対応と予防法の実際
  ・口底部がいきなり腫れてくきた!
  ・押さえても血が止まらない!
  ・「先生、唇がしびれています。」
  ・「このしびれはいつとれますか?」
  ・ガイドシステムのとおりに植立したのに麻痺が出た!
  ・やっていい手術とそうでないものの見極め方
  ・損傷の防ぎ方
  ・より安全な上顎洞へのアプローチ法(リフティングドリル)
9.補綴とメインテナンスに関するトラブル
  ・スクリューの破折への対応(ビデオ)
  ・インプラント除去(ビデオ)
  ・インプラント周囲炎

歯界展望2011年6月号掲載

<この情報は上記雑誌掲載時点での情報です。終了または変更の場合もございますので予めご了承下さい>

■研修会情報をさがす

キーワードから研修会情報をさがす

※この研修会案内は,医歯薬出版の発行する歯科雑誌に掲載された広告のみを対象に,(有)佐々木広告社の協力のもと,広告内容の概要を示しています.

広告の掲載・お問い合わせは,こちらからお願いします.

人気の歯科書籍(キーワード別)

歯科雑誌 最新号