カリエスや歯周病の中には、実は歯列不正がその疾患の増悪に大きく関与していると思われるものが多く含まれています。また、特に補綴設計を行う場合、歯牙移動を行えばもっと予知性の高い治療を実現できるのにと思うことも多いと思います。ではなぜ、多くの臨床医の間に矯正治療を一般臨床に取り入れる事にためらいがあるのでしょうか? おそらく、それは矯正治療の特殊性(器材器具、診断、メカニクス、移動理論など)に起因するものと思われます。本セミナーにおいては、MTMから全顎矯正までの治療に必要な基礎知識および臨床において必要なスキルを、実習や講義を通して習得していただきます。
歯界展望2010年5月号掲載
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