石井歯内療法研修会 セミナー&ハンズオンのご案内
第33回~第34回 2日間セミナー
近年、歯内療法における外科用顕微鏡の使用が注目を浴びています。アメリカでは1998年以降、歯内療法専門医の教育においてマイクロスコープは必修科目となりました。但し、この事はマイクロスコープを使用すれば直ちに成功率が上がるということを意味していません。科学的な根拠に基づいた基本的な歯内療法におけるコンセプトを深く知る事なくマイクロスコープを使用しているだけでは、歯内療法処置の成功率は決して上がりません。
どの学問にでも例えて言える事ですが幹の細い樹に、幹以上に太い枝は生えてきません。マイクロスコープは大変有用なツールである事に間違いありませんが、それは幹ではなくあくまで枝の部分なのです。専門医と一般医の成功率の差を埋める物はマイクロスコープではありません。それでは歯内療法における太い幹とはなんでしょう?
それは明確な基本コンセプトです。このことはマイクロスコープ以外の他のテクニックや方法論についても同じ事が言えます。基本コンセプトなく新しい技術や知識をいくら身につけても結果は出ません。
■当セミナーの目的は
1.科学的根拠に基づいた基本コンセプトの明確化
2.科学的根拠に基づいた基本コンセプトに沿った最新の考え方を身につける事
3.マイクロスコープ、MTAセメントなどを用いた米国歯内療法専門医が実際に行っている術式を知る事です。
■講演日程
第33回 2018年7月7日(土)・8日(日)
第34回 2018年10月27日(土)・28日(日)
時間 10:00~17:00 定員 40名 受講料 54,000円(税込み・昼食付)
会場 都内(詳細につきましては、石井歯内療法研修会事務局へお問い合わせ頂いた際にご案内申し上げます)
ハンズオンコース
根管治療ハンズオンコース
ペンシルバニア大学歯内療法学科大学院にて専門医教育課程で習得する基本的な根管治療のテクニック(主に根管形成と根管充填)を習得していただきます。 お一人様一台マイクロスコープ(Carl Zeiss社)をご使用いただき抜去歯を用いて実習を行います。
外科ハンズオンコース
ペンシルバニア大学歯内療法学科大学院にて専門医教育課程で習得する基本的な歯根端切除術のテクニックを習得していただきます。 お一人様一台マイクロスコープ(Carl Zeiss社)をご使用いただき抜去歯を用いて実習を行います。
※詳細とお申込みにつきましては、HPにて随時更新致しますのでご確認くださいませ。 ※ハンズオンコース御申し込みに際しましては、セミナーを受講していただくことが前提となっておりますので御了承ください。
歯界展望2018年6月号掲載
<この情報は上記雑誌掲載時点での情報です。終了または変更の場合もございますので予めご了承下さい>