
障害別OT治療学
第2章 精神・心理障害 4)気分(感情)障害
③症例問題
問 題 3 |
OT 56 PM 17実 |
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50歳の男性.妻と二人暮らし.1年前に支店長に昇進してから仕事量が増え,持ち前の几帳面さと責任感から人一倍多くの仕事をこなしていた.半年前に本社から計画通りの業績が出ていないことを指摘され,それ以来仕事が頭から離れなくなり,休日も出勤して仕事をしていた.2か月前から気分が沈んで夜も眠れなくなり,1か月前からは仕事の能率は極端に低下し,部下たちへの指揮も滞りがちとなった.ある朝,「自分のせいで会社が潰れる,会社を辞めたい,もう死んで楽になりたい」と繰り返しつぶやいて布団にうずくまっていた.心配した妻が本人を連れて精神科病院を受診し,同日入院となった.入院後1週間が経過した時に気分を聞くと,返答までに長い時間がかかり,小さな声で「そうですねえ」と答えるのみであった.作業療法士の対応として
- 1.退職を勧める.
- 2.気晴らしを勧める.
- 3.十分な休息を勧める.
- 4.自信回復のために激励する.
- 5.集団認知行動療法を導入する.
チェック欄
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解答欄
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チェック欄 解答
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解答: 3
詳しい解説は以下をご参照ください。
「理学療法士・作業療法士 国家試験 必修ポイント 障害別OT治療学」
第2章 精神・心理障害 4)気分(感情)障害 102頁