与薬

 患者が医師より処方されている内服薬を確実に内服できるようにするためのポイントを事例を基に学んでいきましょう.
 82歳,男性.直腸疾患で高血圧と糖尿病のある患者が入院しています.高齢で疾患に対する知識が乏しいため,内服は看護師が管理しています.この患者に医師から処方が出されました.医師の指示が出されてから患者が内服するまでのプロセスは,次のようになります.
@ 医師の処方箋発行・内服中の薬剤の続行あるいは中止指示
A 看護師の指示受け
B 薬剤受領
C 与薬準備
D 与薬
E 与薬後の観察・管理

医師から以下のような指示が出ました.

・オイグルコン®(2.5mg)2錠/ V2×1 朝・夕 7日分
・ノルバスク®(5mg)1錠/ N1×1 朝 7日分
・ユーロジン®(1mg)1錠/ v.d.S 1×1 7日分
(Vは食前,Nは食後,v.d.Sは眠前を示しています)
※収縮期血圧が110mmHg以下になったら連絡.
8月12日は検査のため朝絶食,検査後に食事再開.
疼痛時,ボルタレン®坐薬25mg.
指示受け時の注意として間違っているものはどれでしょう?