Dentistry,Quo Vadis? ―フロネシスに基づいて―“信頼される歯科医療とは”
安心できるインプラント治療を目指して Osseointegrationの核心に迫る
Dentistry,QuoVadis?という研究会の名称は、「歯学は何処へ?」というラテン語の意味を籠めて名付けられました。基礎科学者と臨床医が一同に会して歯学の将来について議論するユニークなこの会は、今年で12回目を迎えます。私は、昨年のDentistry,QuoVadis?に出席して、この会の趣旨と歯科医学の将来を見据えた参加者の真摯な態度に大きな感銘を受けました。言うまでもないことですが、骨結合型のインプラントを用いるインプラント治療は歯科医療を大きく変えました。この会でも、インプラント治療をテーマに過去2回議論を重ねてきました。既に確立した感のあるインプラント治療ですが、まだまだ多くの未解決の問題があることも事実です。インプラント治療の最も根底にあるにも拘らず生物学的に未知のオッセオインテグレイションを獲得する分子メカニズム、インプラントを維持・安定させるメカニズムを理解する糸口として、先ず“骨の生物学”という観点で学ぶために、骨研究の最先端で世界で活躍されている石井 優 先生、山口 朗 先生、宇田川 信之 先生に、そしてインプラント臨床・材料の最前線から治療技術の変遷、長期経過の過程について小宮山 彌太郎 先生、吉成 正雄 先生にご講演をお願いしました。今回の講演と議論を通じて、インプラント治療を含めた歯科医学・歯科医療の今後の方向性についての示唆が得られることを期待しています。
特別講演:石井 優先生「破骨細胞研究からオッセオインテグレーションを考える」
座長・解説:須田立雄先生
開催日時: |
2010年12/4(土) 10:00~17:30 ~5(日) 9:00~17:00 |
講師: |
座長 高添 一郎 先生 座長・解説 須田 立雄 先生 座長 山田 正 先生
演者 山口 朗 先生 宇田川 信之 先生 吉成 正雄 先生 小宮山 彌太郎 先生 春日井 昌平 先生
特別講演 石井 優 先生 |
開催地: |
東京都 |
会場: |
野口英世記念会館(東京) |
受講料: |
2日間(含税昼食込)■歯科医師¥20,000 ■歯科技工士・歯科衛生士・学生¥10,000 |
主催: |
Dentistry,Quo Vadis?実行委員会 |
問合せ先: |
東京ミッドタウンデンタルクリニック 高井
電話:03-5413-7912
FAX:03-5413-1024
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歯界展望2010年8月号掲載
<この情報は上記雑誌掲載時点での情報です。終了または変更の場合もございますので予めご了承下さい>