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第34回 北九州歯学研究会発表会のご案内 CT時代のエンドとレントゲン
ご案内
毎年恒例の北九州歯学研究会発表会も今年で34回を迎えることができました。これもひとえに皆様方の温かい御支援の賜物と会員一同感謝いたしております。今回は「CT時代のエンドとレントゲン」というテーマでシンポジウムを企画いたしました。これまで北九州歯学研究会では、天然歯の保存にこだわりを持って臨床を行ってきました。そのための根幹治療への、そしてレントゲン写真への徹底したこだわりでもありました。歯科用CTの東條は、従来の二次元的画像診断では診えなかった情報を提供してくれるようになり、新たな知見と共に従来の診断・治療法不備・誤りも見えてきました。しかしながら、インプラントというベースでも無い限り、まだまだ易々とは導入できませんが、CTから得られる情報をフィードバックすることによって、今ある限界をさらに拡げる可能性がでてくると共に、従来の治療術式を見直し、よりスキルアップできる機会としたいものです。
 例年どおり、ディスカッションを主とした参加者による参加者の為の発表会という本会のモットーを基に、会場においでの皆様の活発な質問、コメントをいただき、明日からの臨床に元気のでる発表会にしたいと思います。
【シンポジウム企画趣旨】
 歯科治療の分野にCBCT(コーンビームCT)が導入され始めた。インプラントのための骨量、骨質の術前診断が主な目的であったが、最近は歯周治療や根幹治療の分野にも応用され始めた。特に根幹治療の診断分野では、これまで3×4cmのデンタルX線で2次元的に診断されていたものが、もっと広い範囲で3次元的に診断できるようになった。このため、これまで歯根と重なり検知されにくかった根分岐部の骨破壊像や、上顎洞粘膜の肥厚なども異常としてわかるようになってきた。このように診断精度が上がってくると、根幹治療の予後判定が厳しくなるのは当然であるが、治療成績を上げるためには、根幹治療術式をより確実に行う以外に道は無いと思われる。
 現在のところCBCTは高価で、誰でも診療の中に簡単に思い入れられるものではない。従来からのエンド術式とレントゲン写真をもう一度再考することで、CT時代における生き残りの道を考えてみたい。
開催日時: 2010年2月7日(日)
開催地: 福岡
会場: 九州大学医学部百年講堂
受講料:
前納歯科医師 8,000円スタッフ4,000円昼食付き※申込締め切り日:1月28日
当日歯科医師10,000円スタッフ6,000円昼食なし
主催: 北九州歯学研究会
問合せ先: (株)トーデント九州 江口
電話:092-433-5558
FAX:092-433-5552
【プログラム】
9:00 受付開始 12:00~13:00 昼食
9:30 開会の部 会長 上野道生先生 13:00~16:30 午後の部
9:40~12:00 午前の部 シンポジウム「CT時代のエンドとレントゲン」
新人発表 中野稔也先生「歯牙移動を用いた補綴前処置への取り組み」 プランナー 立和名靖彦先生
シンポジスト 樋口琢善先生、中島稔博先生、田中憲一先生、倉富覚先生、甲斐康晴先生、木村英生先生 他
個人発表 重田幸司郎先生「当院における接着修復処置の再考」
酒井和正先生「骨欠損の改善を図るための対応とその方法」
大村祐進先生「辺縁歯肉と調和するクラウンカントゥアを求めて」
榊恭範先生「患者さんから学んだメインテナンス」
閉会の辞 副会長 村上和彦先生

歯界展望2009年12月号掲載

<この情報は上記雑誌掲載時点での情報です。終了または変更の場合もございますので予めご了承下さい>

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