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ブラキシズムを考慮した咬合の概念とその臨床
イントロコース(1日コース)の御案内

 動物の体制の中で咀嚼器官は動物の生命維持の上で最も重要な器官として進化してきた。本能・情動行動発言の道具として発達した咀嚼器官は、脳の発達に伴って直接的な本能・情事う行動発言が抑制されるようになり、睡眠時の咀嚼筋活動(ブラキシズム)としてその機能の名残をとどめるに到った。最近、ブラキシズムがストレス発散のための重要な機能であることが多くの研究によって証明され、それに伴って鹿における咬合の概念は大きく変わりつつある。
 ストレスは咀嚼筋(ブラキシズム)を誘発してストレスを発散するが、このとき上下の歯の接触様式によって筋活動の大きさが左右される。すなわち、睡眠ブラキシズムは基本的には中枢性に誘発される現象であるが、咀嚼筋活動の強さは咬合様式に依存していると考えられる。すなわち、ブラキシズム運動時に臼歯が接触するタイプの咬合では強大な筋活動が誘発され、結果として歯や歯周組織、顎関節などに破壊的影響を及ぼすことになる。それゆえ、生理的なブラキシズムによって生理的なストレス発散を行い健康的な生活を送る上で正しい咬合が重要となる。
 これまでブラキシズムは多くの歯科疾患に関連する要因と考えられてきた。ブラキシズムが咀嚼器官の重要な機能ということになると、咬合治療の基盤を下顎のブラキシズム運動におくことが必要であると同時に多くの口腔疾患の予防においても咬合を無視する訳にはいかないことを意味している。本セミナーでは、これらの背景から求められる咬合治療のあり方について考察すると共に臨床的な実戦についても解説する。

講演内容:1.シークエンシャル咬合の概念と咬合医学
     2.咬合診断と治療計画
     3.咬合の発達と咬合のルール
     4.ブラキシズム審査と診断への応用
     5.シークエンシャル咬合の構築
     6.咬合治療の実践と症例
日時・会場:2009年
福岡 7月12日(日) 10:00~17:00 福岡中小企業振興センター 202会議室 定員50名
大阪 9月 6日(日) 10:00~17:00 白水貿易(株)大阪本社6Fホール 定員50名
東京 11月29日(日) 10:00~17:00 未定 定員50名
講師: 佐藤 貞雄 教授 神奈川歯科大学成長発達歯科学講座
受講料: 歯科医師:¥15,000(日曜昼食/税込) 歯科技工士・歯科衛生士:¥10,000(日曜昼食/税込)
主催: 白水貿易株式会社
問合せ先: 白水貿易株式会社
福岡/TEL.092-432-4618 FAX.092-432-4617
大阪/TEL.06-6396-4411 FAX.06-6393-4468
東京/TEL.048-884-3953 FAX.048-884-3960

歯界展望2009年7月号掲載

<この情報は上記雑誌掲載時点での情報です。終了または変更の場合もございますので予めご了承下さい>

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