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リスクに応じた歯周病のオーダーメイド治療の確立を目指して
歯周病原菌検査システム「バナペリオ」について――

~基礎臨床の立場から~
「バナペリオ」の研究は、開発者であるミシガン大学のWalter Loesche 教授のもとで、私がトレポネーマ・デンティコラのBANA分解酵素の研究をしていた1984年頃に始まりました。数百種にもおよぶ口腔内細菌のなかから、歯周炎を引き起こす特異的細菌種が歯周局所にどの程度存在するかは、歯周病のリスクファクターの第1として、歯周病の診断と治療方針の決定および予後の判定に必要なものとされています。「バナペリオ」は、これを歯科医院のチェアーサイドで、安価で簡単しかも迅速に調べることができる歯周病検査試薬として開発されました。このセミナーでは、長年にわたる「バナペリオ」に関する基礎的臨床的研究業績をわかりやすく解説するとともに、歯周病の発症に関わる要因、および歯周病関連菌についての最新の情報から、この試験法の有用性について述べたいと思います。
(太田功正先生)

~開業医の立場から~
これまでの多くの研究によって、ある種の細菌が歯周病の重要な初発因子であることが示されています。しかし病変がいったん確立されても、その進行は、患者、部位によってさまざまで、疾患の発症因子と、進行する際に関係する因子が異なるのではないかともいわれています。そして病変の進行に関与する重要な因子としては宿主の防御機能と生活習慣が注目されています。従って、感染症、慢性炎症性疾患、そして生活習慣関連疾患と考えられている歯周病の治療と予防には、歯周細菌をはじめとする幾つかのリスク因子を調整すること(量的、質的に変化させること)が、治療の成功と長期の安定をもたらすと考えられます。
重要なリスク因子である歯周細菌の有無を調べるのに、今までいくつかの方法がありましたが、いずれも時間や経済的な面で開業医が個々の患者に頻繁に応用することは不可能でした。しかし、今回チェアーサイドで簡単、迅速そして比較的low costで調べることのできる歯周病原菌検出用試薬「バナペリオ」を使用することによって、初発因子である細菌の重要性を患者に示せたこと、生活習慣に大きく影響する患者のモチベーションに大きな変化がみられたこと、そして予防、MIの視点から非外科的歯周治療によって良好な結果が得られることができました。日常の歯周治療に細菌検査を導入し、従来から行われてきた歯周治療を、更に予知性の高い方向へと導き、リスクに応じた歯周病のオーダーメイド治療の確立を目指していく事を目的に講演したいと思います。
(帆足公人先生)
開催日時: 名古屋― 9月11日(日) 会場:名古屋国際会議場 会議室133、134
横浜――10月16日(日) 会場:神奈川中小企業センター 13F 第1、第2会議室
講師: 太田功正先生
帆足公人先生
受講料: 歯科医師10,500円(昼食/税込) 歯科衛生士8,400円(昼食/税込)
主催: 白水貿易(株)
問合せ先: 白水貿易(株)
お申込み:
 東京――白水貿易(株)関東支店___TEL:048-884-3953 FAX:048-884-3960
 名古屋―白水貿易(株)名古屋営業所_TEL:052-733-1877 FAX:052-733-1890
 横浜――白水貿易(株)横浜営業所__TEL 045-222-0381 FAX 045-222-0380

歯界展望2005年10月号掲載

<この情報は上記雑誌掲載時点での情報です。終了または変更の場合もございますので予めご了承下さい>

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