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第25回日本臨床歯周病学会年次大会開催される

 2007年6月23日(土),24日(日),名古屋国際会議場(名古屋市熱田区)において,第25回日本臨床歯周病学会年次大会が1000名あまりの参加者を集めて開催された(大会長:松下至宏氏,歯科医師/松下歯科医院).本学会は,会員・準会員あわせて2000名あまりを誇り,歯周病に造詣の深い臨床医,コ・デンタルスタッフが歯周治療の研鑽を通じて歯科臨床の向上に務めることを目的としている.

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 初日に行われたケースプレゼンテーションでは,侵襲性歯周炎に対する抗菌薬投与を含むアプローチ(中部支部・大谷和生氏,関東支部・田中真喜氏,九州支部・中崎 裕氏),動揺歯に対する炎症と咬合のコントロール(関東支部・鎌田征之氏),自家骨移植,骨移植材,GTR,エムドゲイン等を併用した再生療法(中部支部・藍 浩之氏,関西支部・大川敏生氏,関西支部・石井肖得氏),隣接歯保護の観点からのインプラント(北海道支部・三上 格氏),などをテーマに,気鋭の臨床家による症例発表,およびディスカッションが行われた.
 

 また引き続き行われた本学会細菌検査委員会疫学調査の最終報告(関東支部・吉野敏明氏)では,重度歯周炎についてのPg菌の関与,経口抗菌療法の有効性が示唆され,今後の課題として,菌のタイプ別アプローチのための細菌学的診断基準の作成などがあげられた.


 「長期間メインテナンスのあり方」をテーマとした歯科衛生士シンポジウムでは,有賀重則氏(関東支部),安生朝子氏(歯科衛生士/藤橋歯科医院),本田貴子氏(歯科衛生士/インプラントセンター九州)らが講演.患者さんの一生を通してメインテナンスを行うこと,親から子へと世代を超えてメインテナンスを続けることの重要性があらためて強調された.
 同日には,一般より多くの参加者を得た市民フォーラム「噛んで防ごう認知症」も行われ,咀嚼と脳の関係,口腔ケアの有用性,いい歯科医院選びなどについての講演がなされた.


 また,2日間にわたって行われたDr.Burton Langer(歯科医師/米国ニューヨーク市開業,アメリカ歯周病学会認定医)の特別講演「The Regeneration of Soft Tissue and Bone around Teeth and Implants(天然歯とインプラント周囲の軟組織と骨の再生)」は,上皮下結合組織移植術の考案者による報告を直接聞ける機会とあって多くの聴衆を集めた.講演は,第一部を天然歯周囲の歯肉退縮を防ぐための軟組織へのアプローチ,第二部をインプラント周囲の骨再建テクニックとし,豊富な動画情報による症例報告により,術式の細部に至るまで詳細な解説がなされ,視覚に訴えたプレゼンテーションが参加者の目を惹きつけていた.
  

 以上のほかに,ランチョンセミナー,ポスター発表など多岐にわたる演目が行われ,大会は盛況のうちに閉会した.
 次回大会は,2008年6月21日(土),22日(日)に千葉県市川市にて行われる予定.

 

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