6月9日(土),10日(日)の2日間にわたり,臨床医を中心とした国内最大の学会である日本顎咬合学会の第25回学術大会が,東京国際フォーラム(東京都千代田区)にて開催された(岩田健男大会長,東京都開業).
25周年記念となる本大会のテーマは「Back to the future―新しいことをはじめよう―」.このテーマに則って,演題は従来の修復治療分野に加え,予防,咬合,矯正,さらにはホスピタリティ,マネジメント,介護,脳科学に至るまで多彩な広がりをみせ,幅広い分野から多数の演者が集う大会となった.また,参加者は2日間でのべ5,300人となり,過去最多を記録した.
特別講演では「歯科臨床の夢」と題してDr. Henry H. Takei(UCLA)が,「補綴治療の潮流」と題してDr. Charles J. Goodacre(Loma Linda大)が,それぞれ国際的な視点から,過去と未来とを意識した講演を行った.
大会テーマを冠したシンポジウム「20世紀の歯科医療と21世紀の口腔医療」では,矢澤一浩氏(東京都開業),菅野博康氏(宮城県開業),河津寛氏(東京都開業),大村祐進氏(山口県開業),山影俊一氏(宮城県開業),宮崎真至教授(日大)が,コンポジットレジン修復からパーシャルデンチャー,審美歯科治療,インプラントの咬合まで,それぞれの専門分野において,過去の変遷を整理して,未来への展望を述べた.

テーマシンポジウム「Back to the future―20世紀の歯科医療と21世紀の口腔医療」
同テーマでは歯科衛生士,歯科技工士もそれぞれシンポジウムを企画し,それぞれの立場から,未来に向けた提言を行った.
10日には嶋田淳教授(明海大),申基喆教授(明海大)によるサイナスリフト,プラスティックサージェリーの衛星中継ライブオペが展開され,多数の参加者を集めたほか,予防とアンチエイジング,デンチャーワーク,インプラントなどについてもシンポジウムが開催され,会場は熱気にあふれていた.
東京国際フォーラムという大会場を舞台に,2日間にわたり,さまざまな工夫がこらされた本大会は,まったく参加者を飽きせない,25周年記念にふさわしいものとなった.
次回は2008年6月14日(土),15日(日),同会場で開催される.
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