3月2日(金),東京歯科大学千葉校舎にて,平成23年度東京歯科大学口腔科学研究センターワークショップが開催された.
同センターは,平成8年度に東京歯科大学が「私立大学ハイテク・リサーチ・センター(HRC)整備事業」対象施設として選定された際に研究拠点として開設され,毎年ワークショップを開催し,研究成果を報告している.

同センターにおける研究は,「プロジェクト研究部門」と「コア研究部門」を柱として構成されており,「プロジェクト研究部門」では,これまで7つのプロジェクト研究が実施されている.
本ワークショップでは,まず現在進行中の「Project8:上皮からみた口腔機能の特異性基盤の解明と疾患制御」について,プロジェクトを構成する2つの研究グループ―――「Group1:上皮機能研究グループ」(グループリーダー:渋川義幸氏/生理学),「Group2:免疫機能・トランスレーショナル研究グループ」(グループリーダー:阿部伸一氏/解剖学)より,研究の進捗状況の概要説明が行われるとともに,それぞれ気鋭の若手研究者により特に成果の著しい研究内容が報告された.
「コア研究部門」は,「プロジェクト研究部門」において優れた研究成果のあった研究領域について,さらなる研究展開を行うもので,本ワークショップでは,「分子再生学研究部門」より東俊文氏(生化学)が,「口腔インプラント学研究部門」より吉成正雄氏(歯科理工学)が,インプラントの「アンチエイジング研究部門」より石原和幸氏(微生物学)が,それぞれ展開中の興味深い研究内容を紹介した.
また,ワークショップの冒頭には,井出吉信学長および同センター長である井上孝氏(臨床検査病理学)が,同センターの位置づけについて触れ,歯科医学の発展および歯科臨床への橋渡しに貢献する先端研究の拠点であるとともに,次世代の若手研究者の育成機関としての機能を最重要視していることが強調された.