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平成20年度 東京歯科大学口腔科学研究センター ワークショップ 開催される

 3月6日(金),東京歯科大学千葉校舎(千葉市美浜区)にて,標記ワークショップが開催された.
 東京歯科大学口腔科学研究センター(HRC)は,1996年に同学が文部省(当時)の「私立大学学術研究高度化推進事業(ハイテク・リサーチ・センター整備事業)」の対象施設に選定された際に設立され,同学における研究機能の集約を目指し,これまで5つのプロジェクトのもとで,多くの研究成果を上げてきている.本ワークショップでは,本年3月をもって終了した「プロジェクト6:口腔内感覚の脳内認知機構の解明とその臨床医学的展開」についての総括報告,および2006年より展開している「プロジェクト7:口腔アンチエイジングによる生体制御」の進捗状況についての中間報告が行われた.

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 冒頭に,金子 譲学長より,同学全体の研究機能のなかでの,HRCの存在意義についての構想が報告された.そこでは,講座連携によるプロジェクト研究のさらなる推進により,HRCが同学の研究拠点となるべきこと,さらには大学間連携にも視野を広げるべきこと,などにも触れられた.
 一戸達也教授(歯科麻酔学/プロジェクト6研究代表者)より行われた「プロジェクト6:口腔内感覚の脳内認知機構の解明とその臨床医学的展開」の総括では,口腔内における“痛み”と“認知”に関して設定された7つの研究テーマにおける成果が報告された.特に,MEG(306チャンネル全頭型脳磁界計測装置)の応用が多くの研究成果をもたらしたこと,さらにMEGが,脳磁場の検索にとどまらず遺伝子研究領域にも大きなインパクトを与えるものとなったことなどが強調された.
 続いて,「プロジェクト7:口腔アンチエイジングによる生体制御」(研究代表者:井上 孝教授/臨床検査学)についての中間報告が,グループリーダーの5名により行われた.同プロジェクトでは,「“アンチエイジング”=“スマートなエイジング”」との理解のもと,さまざまな視点からの,エイジングマーカーを探索する試みが行われている.いずれの研究テーマも,臨床応用を念頭においた基礎研究であり,たとえば“口腔細菌叢のコントロールが血管弾性に与える影響”など,まさに歯科発のエビデンスの構築が求められている,“口腔をベースにした全身の健康”を検討するための基盤づくりに,同プロジェクトが大きく貢献するであろうことが想像される. 

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