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金子一芳氏「パーシャル・デンチャー新時代」出版記念講演会開催される

 11月30日(日),東京国際フォーラムDホール(東京都千代田区)にて,東京都開業でスタディグループ火曜会を主宰する金子一芳氏の『パーシャル・デンチャー新時代-インプラントをどう活かすか-』出版記念講演会が,約170名を集めて開催された.
 講演会では,共著者および火曜会の会員(折笠紀晶氏,甲田和行氏,仲村裕之氏,千葉英史氏,須貝昭弘氏,松井宏榮氏,下地勲氏)が,金子氏とともに欠損補綴において「インプラントをどう活かすか」,臨床での取り組みを紹介.義歯では対応が難しかった遊離端欠損の補綴や,欠損の拡大をくい止めるための手段として,インプラントの有用な面があげられた.
 その一方で,歯科臨床でインプラントが多用されるようになってきた現在,安易に歯が抜歯されることになってはいないかとの危惧も呈され,天然歯を守ることを主眼に置いたインプラントの使用を目指すべきとの発言が各演者からなされた.「インプラント頼みで多数歯欠損を補綴できるか」というタイトルで講演した金子氏は,少数のインプラントを支台に用いた有床義歯は小さな設計ですむうえ,経年変化にも小さな修正で対応できるとして,患者に負担の少ない,インプラント時代の新しいパーシャルデンチャーの処置を示された.

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盛況な会場内と,開会の挨拶に立つ金子氏

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