2016/06/19
5月22日(日),都市センターホテル(東京都千代田区)にて,2016年第2回救歯塾が72名の参加者のもと開催された.
本年のテーマは「黒田式コーヌスクローネをマスターしよう」.第2回目のテーマは「支台歯形成がコーヌスクローネ成功のスタート」.コーヌスクローネ義歯製作の最初のステップである支台歯形成について,グループ討論と実習を中心としたプログラムが展開された.
グループ討論では,欠損歯列において,クラスプ義歯とコーヌス義歯のいずれが適応になるのか,提示された2症例についての義歯設計を検討.義歯設計の判断において考えなければいけないことが整理された.
実習では,参加者が持参した支台歯形成模型について,サベイヤーを使用して自身の形成をチェック.コーヌス義歯成功の鍵となる,“ネガティブヴィンケルのない,全周6度の支台歯形成”の難しさを体感した.
コーヌスクローネの術後経過の成否は,支台歯形成という歯科医師の技術によることが,改めて確認された.
第3回は,印象採得をテーマに開催される.