4月21日(土),「社会の安心・安全」をスローガンに新たに発足した「日本法歯科医学会」の設立記念大会が,新歯科医師会館(東京都千代田区)にて,約250名を集めて開かれた.

開会にあたり,小室歳信大会長(日大)は「医療に対する国民の意識が高まりつつあるなか,医療従事者においては崇高な倫理観と公益性が求められるようになり,これを機に,法医学的視点から取り扱う歯科医事法,歯科医療安全そして警察歯科活動を3本柱として,身元確認に特化されたかのような歯科法医学/法歯学のイメージを払拭したい」と挨拶した.
特別講演では相浦勇二氏(警察庁刑事局捜査第一課長)が「法歯科医学と警察活動について」,教育講演では鈴木利廣氏(医療問題弁護団代表)が「患者側弁護士からみた歯科医療事故の現状について」として,それぞれ講演した.
また,セミナーでは「警察歯科活動と法的諸問題」(花岡洋一氏;東歯大),「歯科医学における異状死の捉え方」(佐藤慶太氏;鶴見大),「虐待の発見,防止,支援における歯科医師の役割」(都築民幸氏;日歯大),「身元確認の実際-歯科所見とDNA-」(山田良広氏;神歯大),「最新の物体検査」(櫻田宏一氏;科警研)など,広範かつ多彩な課題が提示され、会場は熱気に包まれた.
学会事務局は日本大学歯学部法医学教室内
(Tel.03-3219-8129 Fax.03-3219-8343)
高橋雅典(東邦大学医学部法医学教室)