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東京歯科大学同窓会卒後研修セミナー「はみがきの常識・非常識」開催される

 去る2007年4月1日(日),東京歯科大学水道橋病院血脇記念ホールにて「科学的視点で考える,歯みがき成功へのアプローチ」と銘打った標記セミナーが開催された.本セミナーは,日常の歯科臨床の成否に大きくかかわるブラッシング指導を成功に導くために,多様な歯ブラシや歯磨剤の特性を理解し,患者さんの現状に合わせた口腔ケア用品を提案するための最新情報を講演,実習の双方から学ぶ貴重な機会となった.

 演者は,高柳篤史氏(歯科医師/高柳歯科医院),三上直一郎氏(歯科医師/ミカミ歯科医院),黒川亜紀子氏(歯科衛生士/(財)ライオン歯科衛生研究所),浜野美幸氏(歯科医師/千葉歯科医院).加えて,メーカーの主任研究員である松本 仁氏(サンスター㈱ヘルスケア研究開発部),小林利彰氏(ライオン㈱オーラルケア研究所),山岸 敦氏(花王㈱ヘルスケア研究所)が登壇し,研究者ならではの切り口で歯ブラシ,歯磨剤,フッ化物などの機能や活用法が語られるとともに,最新の技術や研究の結果が示された.

 続く実習は,ビデオテープを用いたステイン除去実験,歯間隙間モデルを使った歯ブラシの歯間到達性実験,フッ化物による耐酸性の観察実験,発泡剤,香料などの成分が配合されていない歯磨剤の体験などバラエティに富んだ内容で,参加者が自ら体験しながら,歯磨剤や歯ブラシの特徴や効能を学べるよう工夫が凝らされていた.

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高柳氏が述べていたように,多くの口腔ケア製品が販売されているいま,歯科医療従事者は“歯磨きのソムリエ”として患者さんに合った道具を選び,効果的な健康増進を支援する役割を担っている.「歯磨き」を科学的に分析するという画期的な試みとなった本セミナーが,参加者の今後の歯科臨床に活かされることに期待したい.

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