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ノーベルバイオケア シンポジウム アジアパシフィック 2010 開催される

 8月21日(土),22日(日)の2日間,グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)にて,ノーベルバイオケア シンポジウム アジアパシフィック 2010が開催された(サイエンティフィック・コミッティー・チェアマン/春日井昇平教授・東医歯大).
 最初のプログラム「インプラント治療の診査・診断-ペリオ,咬合から全身疾患まで」では,プレゼンターのRoland Glauser氏(チューリヒ開業)がインプラント治療にあたって注意すべきリスクファクターについて,エビデンスをもとに解説を行った.これに対してエキスパート・パネルから,朝比奈泉教授(長崎大)が糖尿病について,関根浄治教授がビスホスホネート製剤投与の患者に対する処置について,Patrick Henry氏(オーストラリア開業)が複数のリスクファクターを加味する必要性について,日高豊彦氏(神奈川県開業)が咬合についてのコメントを行った.次にGlauser氏がエステティックゾーンの欠損について述べると,日高氏から軟組織の診査・診断について,木津康博氏(神奈川県開業)からNobel Clinicianを使用した診断についてコメントが出された.さらにGlauser氏が抜歯の適応について,具体的な症例を呈示して意見を求めた.これに対し,エキスパート・パネルから治療プランおよびその理由が出された(モデレーター/春日井教授).

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 2日目の「骨移植の選択と対応」では,プレゼンターのStefan Lundgren教授(Umea大学)が最初に症例を呈示.全身および口腔の状態がよい患者に対しては,シンプルなソリューションがベストであることを述べた.これに対し,エキスパート・パネルからは嶋田淳教授(明海大)が論文の検索・検討結果を紹介.エビデンスに基づいた判断の必要性を説いた.James Chow氏(香港開業)が下顎枝からの骨採取の注意点などについて述べた.次に,Lundgren教授から骨移植をめぐる偶発症について問題提起がなされた.それに対し,堀内克啓氏(奈良県開業)から骨吸収とリカバリーについてコメントされた.また,Lundgren教授から偶発症の予防・対処について説明があり,保存的な対応を試みた症例が呈示されたほか,吸収を予測し多めのグラフトが必要であると指摘がなされた.これに対し嶋田教授が切開線の設定,堀内氏が減張切開の方法について,それぞれコメントを行い,またChow氏は抗菌薬の使用についてコメントした(モデレーター/菅井敏郎氏・東京都開業).

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 オープニングでブローネマルク教授へのインタビューVTRが流され,インプラント治療の重要性が語られるなど,ノーベルバイオケア社ならではの内容もありながら,企業の製品に偏ることなくエビデンスに基づくインプラント治療を推進しようとする姿勢で一貫したプログラムとなった.

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