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2月7日(日),九州大学医学部百年記念講堂(福岡市)にて,第34回北九州歯学研究会発表会が開催された.今回は午前に新人発表,個人発表,午後には「CT時代のエンドとレントゲン」と題したシンポジウムが開催された(会長:福岡県開業・上野道生氏). 会長の上野氏 中野氏 新人発表では中野稔也氏(福岡県開業)が「歯牙移動を用いた補綴前処置」と題して,歯肉縁下齲蝕や骨縁下欠損など,条件の悪い歯牙に対し,補綴前処置として矯正治療を行うことで,長期安定を目指した症例を提示した. 個人発表では重田幸司郎(山口県開業),酒井和正(福岡県開業),大村祐進(山口県開業),榊恭範(福岡県開業)の4氏が講演.大村氏は,辺縁歯肉と調和するクラウンカントゥアについて,straight,normal,convexの3つのタイプで試行錯誤を重ねてきた経緯を症例と共に提示し,榊氏は以前に雑誌等で発表した症例について,その後の長期経過を検証するとともに,メインテナンスと歯科衛生士の役割の重要性について述べた.
重田氏 酒井氏 大村氏 榊氏 午後のシンポジウムは,立和名靖彦氏(福岡県開業)のプランニングのもと,歯科用CTの一層の普及が予想されるなか,同会が伝統的に重視してきた根管治療はどう変わるのか(どう変わらないのか)を考える内容であった. 前半で田中憲一氏,中島稔博,樋口琢善の各氏(いずれも福岡県開業)が「診断」の視点から,根管治療に必要な歯の解剖,X線写真の読影,X線写真とCT画像の比較などについて講演.後半では,倉富覚,中野宏俊,甲斐康晴の各氏(いずれも福岡県開業)が,CT時代の到来により,根管治療の予後判定が一層厳密に求めらるなか,必要とされる「治療技術」について,図や写真も多用し,視覚的にもわかりやすく解説を行なった. シンポジウムの最後には木村英生氏(福岡県開業)が総括講演を行い,各院毎で根管治療の成功率を正確に把握することの重要性を説くとともに,「根管治療は歯科医の良心」とする同会の理念を具現化すべく,歯の保存に取り組んだ症例を提示し,シンポジウムを締めくくった. なお,第35回記念となる来年の発表会は2011年3月5日(日),6日(日)の2日間にわたって開催される予定である.
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