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第2回日本口腔検査学会開催される

 10月4日(日),広島大学廣仁會館(広島市)にて,“医歯連携の共通言語を探る!”をテーマに第2回日本口腔検査学会が開催された(大会長 栗原英見教授・広島大).

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 シンポジウム1は,山根公則診療准教授(広島大/内分泌・糖尿病内科),中村茂夫氏(広島県開業)を座長に迎え,「歯周病を内科的に捉える」をテーマとして行われた.
 最初に山根准教授がディスカッションの前提となる,糖尿病と歯周病の関連性についてレビューを行った.続いて登壇した足本敦氏(鳥取県開業)は自院のメインテナンス患者を対象とした歯周病細菌検査のデータを供覧するとともに,日本ヘルスケア歯科研究会の会員を対象としたアンケート調査をもとに,歯周病細菌検査の現状での課題を提示した.高柴正悟教授(岡山大)は歯周病を慢性感染症と捉え,メタボリック症侯群の管理の観点から歯周病の検査を再定義することを提案し,具体的な検査法として高柴教授らが標準化を行った血清IgG抗体価検査を紹介した.最後に王宝禮教授(松歯大)は,歯周病治療に抗菌薬を適用するにあたっては,個人防衛の視点だけではなく,集団防衛,社会防衛の視点が不可欠であると述べ,薬物の選択に必要な,臨床薬理学的な考え方を解説した.

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 シンポジウム2では「高齢者歯科治療における検査」として,和泉唯信氏(医療法人微風会理事長,徳島大神経内科臨床教授),小林芳友氏(積善病院歯科診療部長)の両座長の下,4氏が講演を行った.
 最初に和泉氏が高齢者に多い神経変性疾患と口腔への影響について解説した.続いて,窪木拓男教授(岡山大)が日本補綴歯科学会で進めている「補綴治療の難易度を測定するプロトコル」を中心に,エビデンスに基づく補綴診断・治療に向けた取り組みを紹介した.また,実際の検査法の例として,野首孝祠特任教授(大阪大)は咀嚼能力を簡便に評価できる検査用グミゼリーを,津賀一弘准教授(広島大)は口腔内プローブを用いた簡易な舌圧測定装置を紹介した.最後に北川雅恵助教(広島大)が同大口腔検査センターで行っているドライマウス外来の取り組みを紹介し,シェーグレン症侯群など全身性の疾患に由来する症例においても,医科歯科連携の下,歯科の主体的な関与が求められると述べた.
 上述のシンポジウム以外にも,特別講演,萌芽研究発表,ランチョンセミナー,ポスターセッションなど検査を切り口に多彩なプログラムが展開され,200名以上の参加者を集めた.また,学会長の井上孝教授(東歯大)による市民公開講座も開催された.

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 次回は安彦善裕教授(北医大)が大会長を務め,日本口腔インプラント学会(2010年9月17日~19日)との併催で札幌の地において行われる予定.

 

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