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南清和氏,南昌宏氏による初のジョイント講演会開催される

 7月20日(月),ベルサール九段(東京都千代田区)にて,東京医科歯科大学同窓会主催による,C.D.E.(Continuing Dental Education)第46期講演会が開催された.
 今回は,共に大阪の地で開業医として活躍の傍ら,著作,講演等で全国に多くのファンを持つ,南清和氏,南昌宏氏が講師を務めた.共に本多正明氏らに師事し,SJCDのメンバーであるなど,接点の多い両氏ではあるが,意外なことに今回が初のジョイント講演であった.
 最初に南昌宏氏が登壇し,マイクロスコープなどを活用した審美修復治療について講演を行った.最初に,マイクロスコープの利点を肉眼,ルーペとの比較も交えて解説.続いて,精密さを追求した印象採得,機能と審美を両立させたティッシュマネジメントのテクニックを披露し,聴衆を魅了した.さらに,氏が注力しているオールセラミック修復について,修復部位,修復方法毎の選択基準などを,文献の批判的吟味と臨床実感を基に提示した.
 午後からは南清和氏が登壇.若手歯科医師が基礎固めをしないまま,インプラント,歯周外科,審美修復治療に走りがちな傾向に警鐘を鳴らし,咬合治療の重要性を豊富な臨床例を基に解説した.最初に,氏が用いている,Lytle&Skurowによる修復歯科学の分類を提示し,どのような治療を行うべきか判断することが重要だと指摘.続いて,咬合治療に際して必要となる知識を,基本となる中心位採得の方法から順を追って解説した.また,術者が悩みやすい,アンテリアガイダンスの与え方,咬合高径の決定方法については具体的に数値も含めて提示.最後に,咬合治療のオプションとして,近年,氏が積極的に使用しているインプラントについて,サージカルステントを用いた手技の実際などを披露した.
 普段から互いの得意分野を生かしつつ,意見交換を行っている両氏だけに,聴衆の様々な疑問に答えうる,豊富な内容の講演となった.
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