4月25日(土),26日(日)の2日間,東京コンファレンスセンター品川(東京都港区)にて, JSCAD (Japanese Society of Computer Aided Dentistry /岡村光信会長・福岡県開業) 主催による,第3回セレックフォーラムが開催された.
JSCAD はISCD (International Society of Computerized Dentistry)の日本支部として2007年9月に承認されたスタディーグループであり,同会が開催するセレックフォーラムは今年で3回目を迎える.
25日には,Dr.Andreas Bindl (University of Zurich),Dr.Bernd Reiss (前ISCD会長),Dr.Andreas Kurbad(ドイツ開業),およびJSCAD講師陣によるプライベートコースが,26日には,前述の3氏および山﨑長郎氏(東京都開業)による講演会が開催された.
26日の講演会では,Dr. Reissが“Clinical long term result Consequence for preparation and occlusion”と題して,最初に講演を行い,歯科用CAD/CAMシステムの変遷を振り返るとともに,10年残存率が90%以上という高い信頼性を誇る,CERECの臨床データを紹介した.

Dr Reiss,草間幸夫氏(JSCAD副会長),岡村光信氏
昼食後に講演を行った山﨑氏は,“Clinical guidelines for managing complex restorative patient”をテーマに,CERECを用いた間接法によるオールセラミック修復症例を供覧した.直接法のイメージが強いCERECだが,間接法での使用によって新たな可能性が広がることを示した.続いて登壇したDr.Bindl は,“CEREC in the future”と題して,最新システムのCEREC ACや,CERECの製造販売元であるSIRONA社製のCT“ガリレオス”との連携によるインプラント手術支援システム(いずれも日本未発売)を紹介した.最終演者のDr. Kurbadは,“Clinical aspects of CAD/CAM based all ceramic restorations”と題して,CERECを用いた審美症例の数々を提示し,多くの聴衆を魅了した.
山﨑氏
Dr.Bindl
Dr. Kurbad
会場となった東京コンファレンスセンター品川の大ホールは熱心な聴衆で埋まり,CEREC to The NEXTというサブタイトルが示すとおり,全世界で2万人以上のユーザーを持つCERECシステムの今後の一層の発展を予感させる会となった.