2008年10月5日(日),東京ステーションコンファレンス(東京都千代田区)にて表記学術大会が,「きのう・今日・あしたの歯周治療―歯周治療25年を振り返りこれからの歯周治療を再考する」をテーマに開催された.
午前中の「記念講演」には,同会会長でもある小林和一氏(東京都開業)が登壇.大会のテーマでもある「きのう・今日・あしたの歯周治療」と題し,会の設立当時から再生療法などの治療の選択肢が広がった現在に至るまでの歯周治療の変遷を症例写真とともに供覧し,同会の25年にわたる活動を振り返った.また,清水雅雪氏(愛知県開業)は歯周初期治療が重視される北欧型の歯周治療の実際,西堀雅一氏(東京都開業)は歯周疾患を伴った症例に対するインプラント,再生療法の有用性について講演.それぞれスウェーデン,米国で研鑽した立場から,歯周治療に対する考え方を症例や最新の研究論文に基づいて解説した.
続く午後には,阿部二郎氏(東京都開業)による講演「歯周治療を基本とした補綴治療の実践」が行われ,補綴治療は歯周治療なしには成功しえないこと,歯科医師,歯科技工士,歯科衛生士間の情報共有が不可欠であることが改めて強調された.また,南 清和氏(大阪府開業)による「歯周疾患を伴ったインプラント補綴マネージメント」では,インプラント埋入による咬合高径の回復とガイダンスの確立について,安生朝子氏(栃木県・藤橋歯科医院勤務)による「メインテナンスにおける歯科衛生士の役割」では,自身の臨床におけるメインテナンスの実際についてがそれぞれ語られた.
そのほか,GTR法,インプラント,SRP,ホワイトニング,医院経営など多岐にわたる実習も同時に行われ,会場は歯科医師,歯科衛生士を中心とする約350名の参加者で満員となった.
