2月29日(金),東京歯科大学千葉校舎(千葉市)において,平成19年度 東京歯科大学口腔科学研究センター ワークショップが開催された.本会は,歯科大学としては初めて『私立大学ハイテク・リサーチ・センター整備事業』に選定された,同大口腔科学研究センターの研究成果の周知を目的に毎年開催されている.
基調講演では,金子譲学長が東京歯科大学における研究活動の現状を,論文のインパクトファクターや獲得した外部からの資金など,具体的な数値をもとに分析し,将来展望について述べた.
続いて,現在同センターで進行中の2つのプロジェクトの研究成果が発表された.
「プロジェクト6: 口腔内感覚の脳内認知機構の解明とその臨床医学的展開(研究代表者 一戸達也教授)」からは,澁川義幸氏が,脳磁場計測装置(MEG)を用いた「ヒト大脳皮質体性感覚機能の特殊性」ついての研究成果を発表した.
「プロジェクト7:口腔アンチエイジングによる生体制御(研究代表者 井上孝教授)」は5つの班で研究プロジェクトを進めているが,基礎研究の2つの班からは「タンキラーゼおよびテロメア結合タンパク2の発現」(遠藤隆行氏),「唾液を検体としたエイジングマーカー」(村松敬氏)についてそれぞれ発表が行われた.また,活性班は奥村礼二郎氏が「ラットのエナメル芽細胞におけるNCXを介した石灰化機構」について,予防班は竜正大氏が「加齢が口腔細菌叢に及ぼす影響」について,再生班は監物真氏が「ラットの歯髄のSP細胞の分離」について,それぞれ研究の成果を披露した.
