11月16日(金),東京国際フォーラム(東京都千代田区)にてキャドバリージャパン株式会社主催による,第55回国際歯科研究学会日本部会 学術大会サテライトセミナーが開催された.セミナーでは,メルボルン大学歯学部教授エリックC.レイノルズ博士より,ガムを対象とした研究としては他に類を見ない大規模臨床試験の結果が報告された.
同試験は,メルボルンに在住する2,720人(平均12.5歳)を二重盲検で,CPP-ACP含有シュガーレスガム使用群と,CPP-ACP非含有シュガーレスガム使用群に無作為に割付け,1日3回の使用で試験開始前と24カ月後の齲蝕の状態をX線で比較したものである.その結果,CPP-ACP含有シュガーレスガム使用群は非使用群に対して,1.53倍の齲蝕改善効果を有することが判明した.研究結果は,初期齲蝕に対するCPP-ACPの効果のエビデンスをより強固にする内容であり,1次予防の重要性が言われるなかで,大きな関心を集めていた.
