やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

第4版の序
 病理学とは,疾病の成り立ちの解明を目的とする学問領域であり,病理学の進歩は病態の理解への道を開き,疾病の正しい診断,有効な治療へと通じるものである.21世紀の今日では疾病の原因や病態機序を分子レベルで理解することが可能となっている.
 医科学が日進月歩のなか,2009年5月に医学生,医療系学生を主な対象として病気の成立ちを学習する際の参考書として『解明病理学』の初版が刊行された.幸いに全国の医学生,医療系学生や病気の研究に携わる多くの方々の支持を得て,2013年に第2版,2017年第3版,そしてこのたびの第4版と版を重ねることができた.当初は青笹1名の編集であったが,第3版より加藤光保教授(筑波大学)と菅野祐幸教授(信州大学)が編集に加わった.
 本改訂では金井弥栄教授(慶應義塾大学)が新たに編集に参加することになり,編集体制が一新,強化された.青笹は監修の立場から本書の刊行にたずさわることとなった.
 本書において総論,各論ともに病態の理解にかかわる病態生理学的な知見の普及を目指してきた.これまでの病理疫学研究は疾患の発生頻度には地域差があることを示している.このため各論においてはわが国の疾患発生の実態に即した記述につとめた.
 総論10章,各論17章の構成でスタートした本書は,このたびの第4版において総論に2章を加えた.第11章「ゲノム医療と病理学」と第12章「病理学と機械学習」である.両者ともにその重要性と実用性が近年高まっていることから,新たに設けたものであるが,わが国のこれまでの病理学教科書にはない新たな試みである.執筆者の定年や医科学の進歩に対応するために当初の総論10章のうち4章,各論17章のうち10章と実に約半数の章で執筆者の交代を重ねてきた.女性の社会進出が目覚ましい昨今である.本書においても当初2名であった女性執筆陣に新たに2名が加わり4名となった.
 本書は企画の当初より,病理学教科書として世界的に有名なRobbinsの『Pathologic Basis of Diseases』をお手本としてきた.本書はまだまだその足元にも及ばないが,Robbinsの教科書は60年以上の歳月をかけて内容を充実してきたものである.本書もわが国の病理学関係者の協力を得ながら改訂を重ねて行き特色ある病理学教科書を目指していきたい.
 最後に本書の企画創刊以来,加藤申命氏,遠山邦男氏,白井聡一郎氏,稲尾史朗氏をはじめとする医歯薬出版関係者各位より貴重な助言と多くの支援をいただいている.編集者,執筆者を代表して深甚なる謝意を表するものである.
 2021年 秋
 執筆者を代表して
 青笹克之


第3版の序
 2009年5月に初版を刊行した解明病理学は,4年後の2013年3月に第2版を出版した.この間の病理学分野における研究の進展に伴う新たな知見の増加や概念の変遷に対応することが改訂の主な目的であった.それから4年後の2017年10月の,このたびの第3版の刊行となった理由は,最新の知見を取り入れることにあるのは言うまでもない.
 さらに加えて,初版より8年が経過するなかで,当初からの少なからぬ執筆者が定年を迎えたことにより病理学の教育から遠ざかり,現場からの声が反映されにくくなっていることを考慮した.総論10章,各論17章の計27章の全体構成に変わりはないが,当初の執筆者25名のうち,このたびの改訂では12章の執筆を現役で活躍中の新進気鋭の全国の病理学教授に担当いただくことにより,内容を一新するとともに,教育現場の声を取り入れることに意を注いだ.初版,そして第2版は大阪大学の青笹一名の編集であったが,本書の第3版においては,新たに筑波大学の加藤光保教授と信州大学の菅野祐幸教授が編集に参加することにより,青笹は総編集として全体の統括を行うことになった.このように編集体制の強化と執筆陣の刷新により,本書の充実と強化を図っている.
 病理学教科書として世界的に有名なRobbinsの“Pathologic Basis of Diseases“は,当初は“Pathology with Clinical Correlations”の書名で発刊されたが,それから約60年の年月を経るなかで,多くの執筆者の参加による改訂を重ねることによって,現在のような姿となり,その素晴らしい内容は世界中の病理学のみならず,広く医学にたずさわる人々の高い評価を得るにいたっている.
 総論,各論ともに病態解明にかかわる病態生理学的な知見の普及を目指してきた解明病理学は初版の発行から8年が経過した.特に各論においては,わが国の疾患実態を反映する記述を重視してきた.疾患の発生には地域差があることは周知のところである.たとえば胃癌の発生は欧米ではわが国より大幅に少ないこと,リンパ球腫瘍である悪性リンパ腫の発生状況には,わが国と欧米には大きな相違がある.本書に関しては,総論の記述内容の充実に意を注いでいるところであるが,各論における疫学的な視点も加えた個別の疾患の記述においては,わが国の疾患の実態を正しく反映している点に特色,長所がある.
 本書は創刊以来,遠山邦男氏をはじめとする医歯薬出版の関係者各位より貴重な助言と多大の支援をいただいている.執筆者の努力に加えて,幸いに全国の医学生をはじめとする病理学を学ぶ方々の支持を得ている所以であると確信している.
 最後に,今後とも読者の方々のご鞭撻により,本書がわが国を代表する教科書として成長していくことを期待している.
 2017年 中秋
 執筆者を代表して
 青笹克之


第2版の序
 2009年5月に初版を刊行してまもなく4年を迎えようとしている.この間,本書の内容に関して全国の同僚諸氏から多くの励ましとともに内容の改善に向けての建設的なご意見をいただいてきた.
 そもそも病理学とは,疾病の成り立ちの解明を目的とする学問領域であり,病理学の進歩は病態の理解への道を開き,疾病の正しい診断,効果的な治療へと通じるものである.さらに21世紀の今日では,疾病の原因,病態形成機序を分子レベルで説明することも可能となってきた.
 その現状を鑑み,疾患の肉眼的,顕微鏡的特徴と,そのような病変の成り立ちを地理病理学的なマクロ的視点から分子レベルまで幅広く説明することを企図し,多くの簡明なシェーマを用いて病態を平易かつ明快に示す工夫をし,なおかつ理解しやすい記述を心がけたものが本書上梓の目的であった.本書は医学医療分野の学習を始めた学生を中心とする初心者にとっても理解が容易となるように,また研修医を含む医療従事者,そして非医学系学科を卒業して医学分野の研究に携わっている修士課程,博士課程在籍者にも利用されることを念頭において執筆された.
 すでに多くの病理学の教科書が世に出されており,“ロビンス”を初めとして欧米からの出版物には優れたものが多く,わが国でも広く利用されている.その一方で,近年の地理病理学的研究により,疾患の発生頻度,そして性状には地域による相違がみられることが明らかとなっている.本書の各論では,わが国で多くみられる疾患を中心に疾患の特性を欧米との対比のなかで記述している.この点で欧米の類書と一線を画している.
 そして,このような本書の意図は多くの読者の支持を得ていると確信する.しかしながら,初版を通読してみると意を十分に尽くしていない箇所もみられた.そのうえ,世界の医学・生物学の研究者のこの間のたゆまぬ努力により病理学の分野にも新たな知見が積み重ねられてきている.このような状況を受けて,このたび本書の改訂を行う運びとなった.
 本改訂では新たに,堀井明(東北大学大学院),北澤荘平(愛媛大学大学院),伊東恭子(京都府立医科大学),増田しのぶ(日本大学),加藤良平(山梨大学),小田義直(九州大学大学院)の6名の先生方に執筆陣に加わっていただいた.わが国の病理学分野の第一線で活躍されている方々が新たに執筆に加わったことで,本書の質が一段と高まったと自負している.なお,初版に含まれていた特論「病理学と法医学」は,このたび独立して別個の単行本として刊行される予定である.
 最後に本書の改訂の企画から進行に一方ならぬ支援をいただいた医歯薬出版の遠山邦男氏ならびに関係各位に執筆者を代表して感謝申し上げる.
 2013年 早春
 青笹克之



 病理学とは病気の原因,病気の成り立ちを解明する学問である.15〜16世紀のルネッサンス期に本格的に始まった近代医学の歩みのなかで,病気の成り立ちを研究する有力な方法は病にたおれた人たちを解剖することにより体内に生じている病変を確認することであった.イタリアの医師モルガーニ(1682-1771)は,病理解剖を通じて,「病気の座」を追究した(臓器病理学).顕微鏡が開発されると,病気は組織レベルの異常として認識された(組織病理学).19世紀に入り,ウィルヒョウ(1821-1902)は細胞を単位として,疾患を観察することを説いた(細胞病理学).20世紀後半には病気は分子レベルの異常として,把握することが可能となった(分子病理学).このようにして,21世紀の今日では病気の発生要因,病態形成の機序についての理解が飛躍的に高まった.
 病理学は,病気の研究,理解を本務とする医学の中枢を占めるものである.このため,わが国でも多くの病理学の良書が刊行されている.その内容は,病気のアウトラインを比較的,簡便に述べたものと,病気の特徴を網羅的に記述した辞書的なものに大別されるように思われる.一方で最近の医科学の進歩は目覚ましく,疾患の分子レベルでの解明が急速に進んでいる.そこで本書においては,このような最新の知見を取り入れ,病気の肉眼的・組織学的特徴とその病態の成り立ちを分子レベルで説明することを念頭において企画した.多くの簡明なシェーマを用いて病態を平易かつ明解に示すことにより,疾患の病態生理の理解が容易となるように工夫してみた.また主要な疾患を中心に,重要疾患は表にまとめて提示することにより,わかりやすいだけでなく,学習しやすいものとした.本書の構成は総論と各論と特論よりなる.各論の記述は臓器ごとになされており,各章の最初に病態を理解するうえで必要な基本知識を解説した.各疾患については「概念・疫学」によって疾患の特徴と動向を明らかにしたうえで「病理学的特徴」を述べ,その病態形成の仕組みを「病態発生のメカニズム」のなかで多くのシェーマとともに示した.このようにして疾患の全体像の把握に立って,そのメカニズムの理解が可能となるようにした.
 さらに今日の医療においては,病理学を構成する病理診断学の重要性が高まっていることから,社会における病理学の役割についての知識が必要とされる.このため,「特論」として『病理学と法医学』を設けた.そこで述べられている概説は,現在,さまざまに論議されている“医療関連死”について考えるうえで,大いに参考となるものと期待している.
 本書が医学や保健学を学ぶ学生,研修医,医療従事者に大いに利用されることを期待している.
 最後に,本書の企画から執筆まで,全般的に御助言をいただいた医歯薬出版の加藤申命,遠山邦男両氏に心より感謝したい.
 平成21年 立夏
 青笹克之
 第4版の序
 第3版の序
 第2版の序
 序
 編者・執筆者一覧
総論
第1章 細胞傷害と細胞・組織の反応
 (菅野祐幸)
   細胞病理学と細胞の反応
   細胞傷害と細胞死
   細胞・組織の障害に伴う変化
   細胞集団の維持と老化
   再生
   細胞・組織の適応と修復
第2章 炎症
 (松川昭博)
   炎症とは
   急性炎症
   慢性炎症
   炎症の全身への影響
第3章 循環障害
 (谷本昭英)
   循環器の特性
   血圧の調節機構
   浮腫
   充血とうっ血
   出血
   止血と血栓症
   塞栓症
   虚血と梗塞
   心不全
   側副循環
   ショック
第4章 遺伝性疾患
 (渡邉 淳)
 総論
   原因による分類
   家族集積性
   表現型の差異─遺伝的異質性
   先天性疾患
 各論
   染色体異常
   単一遺伝子病(メンデル遺伝病)
   その他の遺伝性疾患
   遺伝子関連検査・染色体検査
第5章 免疫
 (宮澤正顯)
   免疫の定義
   免疫系の基本機能
   免疫系の組織構造
   抗体分子の構造
   IgMと分泌型IgA
   抗体分子のエフェクター機能
   補体
   免疫グロブリン遺伝子と抗体産生細胞クローンの概念
   クラススイッチと親和性成熟
   抗体医薬
   胸腺とTリンパ球の分化
   胸腺摘出と制御性Tリンパ球
   抗原提示とTリンパ球の活性化
   抗原提示のしくみ
   免疫応答遺伝子現象
   TCRのシグナル伝達とエフェクターT細胞の形成
   リンパ球の体内循環と細胞接着分子
   Fc受容体
   拒絶反応と移植片対宿主病
   原発性免疫不全症候群
   HIV感染と後天性免疫不全症候群(エイズ)
   アレルギー反応
   自己免疫病
第6章 感染症
 (森井英一)
   感染症とはなにか
   感染の種類
   感染防御のメカニズム
   感染体の種類
   ウイルス
   ウイルス感染症
   細菌
   細菌感染症
   マイコプラズマ,クラミジア,リケッチア感染症
   真菌感染症
   原虫感染症
   蠕虫感染症
第7章 腫瘍
 (加藤光保)
   腫瘍とがん:基本的事項
   腫瘍の構成
   がんの生物学
   がんの分子病態
   がんの発生原因
   臨床病態と診断
   がんの疫学
第8章 代謝異常
 (北澤荘平)
   代謝とは
   代謝異常の原因
   糖質代謝とその異常
   脂質代謝とその異常
   タンパク質代謝とその異常
   ライソゾーム,ミトコンドリア,ペルオキシソームの異常
   核酸代謝異常
   ビタミンとその異常
   ミネラル代謝とその異常
   色素代謝異常
第9章 環境
 (鰐渕英機)
   大気汚染による疾患
   環境汚染による重金属曝露
   環境化学物質の曝露
   生活習慣による中毒
   医療に伴う曝露(医原病)
   物理的要因による傷害
   栄養障害による疾患
第10章 小児
 (長嶋洋治)
   先天奇形
   出生体重と在胎期間の異常
   分娩時損傷
   周産期感染
   新生児呼吸窮迫症候群
   壊死性腸炎
   胚層-上衣下脳室内出血
   胎児水腫
   先天性代謝疾患とその他の疾患
   乳児突然死症候群
   小児の腫瘍および腫瘍類似病変
第11章 ゲノム医療と病理学
 (金井弥栄)
   ゲノム医療とは
   がんゲノム医療
   ゲノム医療と病理学のかかわり
第12章 病理学と機械学習
 (山本陽一朗)
   人工知能と機械学習
   病理画像における人工知能技術
各論
第1章 循環器
 (谷本昭英)
   動脈硬化症
   非炎症性動脈疾患
   血管炎
   虚血性心疾患
   心筋症
   心筋炎
   心内膜炎
   心膜炎
   リウマチ性心疾患
   心臓弁膜症
   先天性心奇形
   静脈疾患
   心臓の腫瘍
第2章 呼吸器
 上気道(山田壮亮)
   鼻炎・副鼻腔炎
   多発血管炎性肉芽腫症(ウェゲナー肉芽腫症)
   鼻腔・副鼻腔の腫瘍
   慢性扁桃炎・アデノイド
   喉頭結節
   喉頭癌
 肺
  〔非腫瘍性疾患〕
   肺の発生異常
   無気肺
   肺水腫
   急性呼吸窮迫症候群
   慢性閉塞性肺疾患
   気管支喘息
   気管支拡張症
   びまん性汎細気管支炎
   閉塞性細気管支炎
   塵肺
   特発性間質性肺炎
   肺の感染症
   サルコイドーシス
   過敏性肺炎
   肺胞タンパク症
   肺塞栓・肺梗塞
   肺高血圧症
   グッドパスチャー症候群
   多発血管炎性肉芽腫症(ウェゲナー肉芽腫症)
  〔腫瘍性疾患〕(野口雅之)
   肺の腫瘍
第3章 消化管
 (横崎 宏)
 食道
   解剖・生理
   先天異常
   筋・運動異常症
   循環障害・機械的傷害
   食道炎
   腫瘍
 胃
   解剖・生理
   先天異常
   胃炎
   消化性潰瘍
   腫瘍
 小腸・大腸・虫垂
   解剖・生理
   先天異常
   吸収不良症候群
   腸炎
   循環障害・機械的傷害
   腫瘍
第4章 肝・胆・膵
 (矢野博久)
 肝
   解剖・生理
   肝障害と修復の機序
   肝不全
   肝血行障害
   肝の炎症性および感染性疾患
   薬物性肝障害
   アルコール性肝障害
   代謝性肝疾患
   自己免疫性胆管障害
   移植と肝障害
   妊娠と肝障害
   肝腫瘍
 胆嚢・胆管・十二指腸乳頭部
   正常構造
   先天異常
   胆石症
   炎症性胆道疾患
   胆道腫瘍様病変
   胆道良性腫瘍
   胆道悪性腫瘍
 膵
   正常構造
   発生
   先天異常と形成不全
   膵炎
   膵嚢胞性病変
   膵腫瘍
第5章 腎
 (菅野祐幸)
   解剖・生理
   発生異常
   糸球体疾患
   尿細管・間質病変
   血管疾患
   嚢胞性疾患
   腎腫瘍
第6章 尿路
 (降幡睦夫)
   解剖・生理
   尿路疾患
   良性腫瘍と腫瘍様病変
   悪性腫瘍
第7章 男性生殖器
 (降幡睦夫)
 前立腺疾患
   解剖・生理
   非腫瘍性疾患
   腫瘍性疾患
 精巣疾患
   解剖・生理
   非腫瘍性疾患
   腫瘍性疾患(精巣腫瘍)
 精巣付属器の疾患
   非腫瘍性疾患
   腫瘍性疾患
第8章 女性生殖器
 (清川貴子)
   解剖・生理
   外陰・腟・子宮の先天異常
   感染症
   外陰
   腟
   子宮頸部
   子宮体部
   卵管
   卵巣
   妊娠とそれに伴う異常
第9章 造血器
 (池田純一郎)
 骨髄疾患
   正常造血
   貧血
   多血症
   出血性素因
   白血球の異常
   白血球の反応性増殖疾患
   骨髄系細胞の腫瘍性増殖疾患
 リンパ節・脾疾患
   解剖・生理
   リンパ節疾患
   脾臓
第10章 皮膚
 (伊藤浩史)
   解剖・生理
   感染性皮膚炎
   非感染性皮膚炎(皮膚症)
   色素性皮膚疾患と腫瘍
   非色素性腫瘍・腫瘍性疾患
第11章 神経・筋疾患
 (伊東恭子)
 神経
   神経系の特徴
   神経系の発生異常
   循環障害
   感染症
   脱髄疾患
   神経変性疾患
   代謝性疾患
   中毒性神経疾患
   脳腫瘍
 筋疾患
   正常構造
   代表的な筋病理所見
   代表的筋疾患の病理
第12章 乳腺
 (増田しのぶ)
   乳腺の基礎知識
   乳癌発生の背景と仮説
   乳腺腫瘍の病理組織学的分類
   乳癌の病理組織と機能的分類:診断と治療
第13章 内分泌
 視床下部・下垂体(中村保宏)
   発生・構造・生理
   視床下部の疾患
   下垂体前葉の疾患
   下垂体後葉の疾患
   下垂体腫瘍と嚢胞
 甲状腺(近藤哲夫)
   解剖・発生・生理
   甲状腺疾患
 副甲状腺(上皮小体)
   解剖・発生・生理
   副甲状腺疾患
   過形成
 副腎(中村保宏)
   発生・構造
   副腎皮質のステロイドホルモン産生
   副腎皮質の疾患
   副腎髄質の疾患
第14章 縦隔・胸膜
 (青笹克之)
   縦隔
   胸腺
   胸膜
第15章 眼
 (村田敏規)
   眼窩
   眼瞼
   結膜
   角膜
   房室
   ぶどう膜
   網膜・硝子体
   視神経
第16章 骨・関節・軟部組織
 (小田義直)
 骨
   構造・機能・代謝・発生・成長・修復
   先天性骨系統疾患
   代謝性骨疾患
   骨壊死
   骨の感染症
   骨腫瘍
 関節
   構造と機能
   代謝異常と関連する関節疾患
   感染性関節炎
 軟部組織
   軟部組織の感染症
   軟部腫瘍
第17章 口腔
 (豊澤 悟)
 歯・顎骨
   解剖・生理
   歯・顎骨疾患
 口腔粘膜
   解剖・生理
   口腔粘膜疾患
 唾液腺
   解剖・生理
   唾液腺疾患

 第1版・第2版・第3版引用転載一覧
 索引