やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

特定非営利活動法人 日本栄養改善学会 管理栄養士養成のための栄養学教育モデル・コア・カリキュラム準拠教科書シリーズ発刊に寄せて
管理栄養士養成のための栄養学教育モデル・コア・カリキュラム
 国民の健康問題や少子高齢化社会におけるさまざまな問題を改善できる高度な専門的知識および技能を有する管理栄養士の育成を目的とし,平成12(2000)年に栄養士法の改正が行われました.一方,管理栄養士養成施設数は,平成7(1995)年の約30校から平成30(2018)年には150校ほどに急増し,毎年約1万人が管理栄養士国家試験に合格し,管理栄養士名簿に登録され,その教育の質の担保が重要となっています.
 日本栄養改善学会では,教育課程は本来その専門職のコアカリキュラムに基づいて設定されるべきものという考え方から,学術団体として独自に「管理栄養士養成課程におけるモデルコアカリキュラム」の検討を行ってきました.その実績を踏まえ,厚生労働省から委託を受け,平成30(2018)年度に「管理栄養士・栄養士養成のための栄養学教育モデル・コア・カリキュラム」を策定,公表しました.
 本モデル・コア・カリキュラムでは,管理栄養士・栄養士に共通して期待される像を「栄養・食を通して,人々の健康と幸福に貢献する」としました.栄養学を学術的基盤とし,栄養・食を手段として,さまざまな人々の健康はもとより,より広義のwell-beingに寄与する専門職であることを,明瞭簡潔に表現したものです.
 そして,期待される像を実現するモデル・コア・カリキュラムの全体的な構造を概念図(次頁)にしました.上部のA「管理栄養士・栄養士として求められる基本的な資質・能力」の達成に向けて,Bを踏まえ,左側のCから右側のGやHへと,基礎的な学修内容から総合的,統合的な内容へと学修が発展します.また,基礎教養科目や各養成施設の教育理念に基づく独自の教育内容も位置づけています.
モデル・コア・カリキュラムの趣旨と活用
 本モデル・コア・カリキュラムでは,管理栄養士養成における基礎教養分野を除く学修時間の3分の2程度で履修可能となるよう内容を精選しています.学生が卒業時までに身につけておくべき必須の実践能力について,具体的な学修目標をいわゆるコンピテンシーの獲得として記述しました.共通したモデル・コア・カリキュラムに基づく学修は,社会に対する管理栄養士の質保証に資するとともに,管理栄養士は何ができる専門職なのかを広く国民に対して提示することにもなります.
 養成課程のカリキュラム構築は,各分野の人材養成に対する社会的要請や学問領域の特性等を踏まえつつ,各養成施設が建学の精神や独自の教育理念に基づいて自主的・自律的に行うべきものです.各養成施設がカリキュラムを編成するに当たっては,学修目標だけでなく,学修内容や教育方法,学修成果の評価のあり方等も重要な検討課題です.各養成施設においては,本モデル・コア・カリキュラムの学修目標を内包したうえで,特色ある独自のカリキュラムを構築されることを期待申し上げます.
新シリーズ編集の経緯・ねらい
 日本栄養改善学会では2011年より,医歯薬出版株式会社との共同事業として,学会独自のモデル・コア・カリキュラムに基づく教科書シリーズを発行してまいりました.この度,新たに国として初めての「管理栄養士・栄養士養成のための栄養学教育モデル・コア・カリキュラム」の策定を受け,これまでのシリーズを全面刷新することにいたしました.
 新シリーズは,厚生労働省の了解も得て,「管理栄養士養成のための栄養学教育モデル・コア・カリキュラム準拠」教科書シリーズと称することとなりました.各巻の編者は,モデル・コア・カリキュラム策定に深く携わった先生方にお引き受けいただき,栄養学教育および管理栄養士の職務に造詣の深い先生方にご執筆をお願いしました.
 本モデル・コア・カリキュラムは,先述の概念図に示すように,科目の相互のつながりや学修内容の発展段階を踏んで上級学年へと進められるように構成されています.このため新シリーズは,国家試験の出題基準に沿った目次構成となっている従来の教科書とは異なり,管理栄養士養成課程での系統立った学修の流れを示し,各巻のつながりを意識した構成といたしました.学生が卒業後一人の管理栄養士として現場に出た際に,管理栄養士・栄養士の期待される像の実現を可能とできるように,構成や内容の充実を図っております.
読者に期待すること
 管理栄養士養成課程で学ぶ皆さんは,卒業後は大きな社会の変革のなかで,課題解決力をもち,「栄養・食を通して,人々の健康と幸福に貢献する」管理栄養士となることが期待されます.栄養学およびその背景にある学問や科学・技術の進歩に伴う新たな知識や技能について,すべてを卒前教育で修得することは困難であり,卒業後も自律的に自己研鑽していくことが必要です.そのための基本的な能力を,本シリーズを通して培っていただければ,編者,執筆者一同,幸甚に思います.
 2021年2月
 村山伸子
 特定非営利活動法人 日本栄養改善学会 理事長
 武見ゆかり
 特定非営利活動法人 日本栄養改善学会 前理事長



 本書は,特定非営利活動法人 日本栄養改善学会監修の「管理栄養士養成のための栄養学教育モデル・コア・カリキュラム」準拠シリーズの第7巻として編集したものである.このモデル・コア・カリキュラムのF「疾病と栄養管理の実践」の中では,栄養管理の手順をNutrition Care Process(NCP)を基本として学修するように作られている.そのため,本書はNCPの手順に沿って編集した.
 臨床栄養とは,傷病者のさまざまな病態と栄養状態に応じて行う栄養管理のことであり,その手順はまさしくNCPである.臨床栄養学実習で栄養管理が実践できる手法を身につけるために,本書では実践に必要な知識を修得する.「人体の構造と疾病の成り立ち」をしっかり理解したうえで,疾病治療の基礎知識,医療領域における栄養管理の意義,さまざまな病態に応じた栄養管理法を学修する.
 Chapter1では,栄養アセスメント・栄養治療計画に必要な基礎知識として,臨床症候や疾病の診断と治療法を,またChapter2では,医療制度と医療領域における栄養管理の意義など,医療スタッフとしての基本的な内容を学修する.これらを理解したうえで,傷病者の栄養管理を学修する.Chapter3で,詳しくNCPの手順(栄養スクリーニング,栄養アセスメント,栄養診断,栄養介入計画,モニタリング)を学修する.特に傷病者の病態に合った栄養投与法が選択できるようになる必要がある.Chapter4では,それぞれの病態に合わせた栄養管理方法を学修する.対象となる疾病の成り立ちと病態を理解したうえで,栄養アセスメントと栄養診断を行う.その疾病でよく使用される栄養診断コードとその使用例(PES報告の例)を示した.食事療法や経腸栄養剤を用いた経管栄養法など,病態に合わせた栄養介入内容を計画するだけでなく,なぜその栄養介入方法になるのかを傷病者に説明できるようになることが到達目標である.さらにライフステージを意識して学修できるように,Chapter5で妊娠期,乳幼児・小児期,高齢期の病態に応じた栄養管理の実践を学修するようになっている.特に,高齢期の栄養管理は管理栄養士が携わる領域の中でますます重要になると考えられる.単に栄養必要量を投与するだけでなく,対象者の食に対する考え方も尊重して栄養介入方法を考えることができる管理栄養士を目指してほしい.
 本書を用いて,NCPに沿った傷病者の栄養管理を理解し,本教科書シリーズの第8巻臨床栄養学実習を用いて実習を行い,管理栄養士として必要な実践技能を身につけていただきたい.
 最後に,本書の出版にあたり,多大なご尽力をいただいた医歯薬出版編集部の皆様に心より感謝申し上げる.
 2022年1月
 編者一同
Chapter 1 疾病治療の基礎
 (加藤昌彦)
 1.疾病を理解するための基本
  1)変性,壊死,アポトーシス
    (1)変性
    (2)壊死(ネクローシス)
    (3)アポトーシス
  2)循環障害
    (1)体液循環
    (2)循環障害の分類
  3)炎症と創傷治癒
    (1)炎症
    (2)創傷治癒
  4)良性腫瘍と悪性腫瘍
  5)感染症
    (1)感染経路
    (2)菌交代現象
    (3)日和見感染
    (4)院内感染
    (5)新興感染症
    (6)再興感染症
  6)萎縮,肥大,過形成,化生,異形成
    (1)萎縮
    (2)褥瘡
    (3)肥大と過形成
    (4)化生
    (5)異形成
  7)熱傷
  8)浮腫,脱水,悪心・嘔吐,下痢
    (1)浮腫
    (2)脱水
    (3)悪心・嘔吐
    (4)下痢
 2.疾患の症候と診断・治療の概要
  1)病歴聴取
    (1)主訴
    (2)現病歴
    (3)既往歴
    (4)家族歴
    (5)管理栄養士として問診しておきたい関連事項
    (6)身体観察(身体所見)
  2)バイタルサイン
    (1)血圧
    (2)脈拍
    (3)呼吸
    (4)体温
    (5)意識障害
  3)診療計画の手順
  4)化学療法
  5)放射線治療
  6)理学療法,作業療法,言語聴覚療法
    (1)理学療法
    (2)作業療法
    (3)言語聴覚療法
  7)血液浄化療法
    (1)腹膜透析
    (2)血液透析
  8)根拠に基づく医療(EBM)
    (1)研究デザインとエビデンスレベル
    (2)診療ガイドライン
Chapter 2 傷病者,要介護者および障がい者の栄養管理
 1.傷病者,要介護者および障がい者に対する管理栄養士の役割(新井英一)
  1)傷病者,要介護者,障がい者
    (1)傷病者
    (2)要介護者および要支援者
    (3)障がい者
  2)医療や介護領域における管理栄養士の役割(職業倫理)
  3)医療保険制度,介護保険制度
    (1)医療保険制度
    (2)介護保険制度
  4)地域包括ケアシステム
  5)緩和ケア
  6)チーム医療
  7)クリニカルパスと栄養ケア
  8)リスクマネジメント
  9)インフォームドコンセント(傷病者の権利)
  10)地域や他施設との連携
 2.薬物と栄養・食事の相互作用(芳野憲司)
  1)薬物の作用と代謝
    (1)吸収
    (2)分布
    (3)代謝,排泄
  2)栄養・食品が医薬品に及ぼす食物の影響
    (1)ビタミンKとワルファリンカリウム
    (2)牛乳
    (3)グレープフルーツジュース
    (4)イチョウ葉エキス,ニンニク
    (5)アルコール
    (6)チーズとイソニアジド
    (7)カフェイン
    (8)セントジョーンズワート
  3)医薬品が栄養・食品に及ぼす影響
    (1)食欲への影響
    (2)栄養素の消化,吸収,代謝,排泄への影響
    (3)水,電解質代謝への影響
Chapter 3 傷病者,要介護者および障がい者に対する栄養管理の実践
 1.NCPの理解
  1)NCPの概要(片桐義範)
  2)NCPの手順
   2)-1.栄養スクリーニング(片桐義範)
    (1)栄養スクリーニングの種類
    (2)栄養スクリーニングの精度
   2)-2.栄養アセスメント(栄養評価)(片桐義範)
    (1)栄養アセスメント
    (2)栄養アセスメント項目
    (3)栄養アセスメント指標(データ・徴候・症状など)の評価
    (4)栄養アセスメントの5つの領域
   2)-3.栄養診断(片桐義範)
    (1)栄養診断(栄養状態の判定)
    (2)栄養診断の根拠を示すPES報告
    (3)栄養診断の6つのStep
    (4)PES報告を記載するための4つのポイント
   2)-4.栄養介入計画(片桐義範)
    (1)栄養介入計画の具体的な記載内容
    (2)栄養介入(計画から実施まで)
   2)-5.モニタリング(石長孝二郎)
    (1)モニタリング項目
    (2)モニタリングでの注意点と検証のポイント
    (3)モニタリング後に変更した栄養診断の根拠(PES)の例
  3)NCPの記録(石長孝二郎)
   3)-1.栄養記録
    (1)POSの概念と構造
 2.傷病者,要介護者および障がい者の栄養補給(塚原丘美)
  1)栄養投与方法の選択
  2)経口栄養法
    (1)一般治療食(一般食)
    (2)特別治療食(特別食)
    (3)検査食
    (4)無菌食
    (5)介護食
  3)経管栄養法
    (1)対象(適応と禁忌)
    (2)投与方法
    (3)経腸栄養剤
    (4)合併症
    (5)在宅経腸栄養管理
  4)静脈栄養法
    (1)対象(適応と禁忌)
    (2)投与方法
    (3)輸液剤
    (4)合併症
    (5)在宅中心静脈栄養管理
Chapter 4 病態に応じた栄養管理の実践
 1.栄養障害
  1)飢餓,低栄養(兒島 茜)
   1)-1.たんぱく質・エネルギー栄養失調(PEM)
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
   1)-2.悪液質
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  2)リフィーディング症候群
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  3)電解質の異常
   3)-1.高・低ナトリウム血症/高・低カリウム血症
   3)-2.高・低カルシウム血症/高・低リン血症
   3)-3.酸塩基平衡の異常(アシドーシス,アルカローシス)
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  4)ビタミン欠乏症・過剰症/ミネラル欠乏症・過剰症
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
 2.代謝・内分泌系疾患
  1)メタボリックシンドローム(小見山百絵)
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  2)肥満症・高度肥満症(小見山百絵)
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  3)糖尿病(小見山百絵)
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  4)脂質異常症(熊本登司子)
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  5)高尿酸血症・痛風(熊本登司子)
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
 3.消化器系疾患
  1)口腔疾患(和田安代)
   1)-1.歯周病
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
   1)-2.口内炎,舌炎
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  2)胃・腸疾患(和田安代)
   2)-1.胃食道逆流症
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
   2)-2.急性胃粘膜病変
   2)-3.消化性潰瘍
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
   2)-4.慢性胃炎
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
   2)-5.たんぱく漏出性胃腸症
  3)炎症性腸疾患(和田安代)
   3)-1.クローン病
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
   3)-2.潰瘍性大腸炎
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  4)肝疾患(小多沙知)
   4)-1.肝炎
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
   4)-2.脂肪肝,NASH
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
   4)-3.肝硬変
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  5)胆石症と胆嚢炎・胆管炎(小多沙知)
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  6)急性膵炎・慢性膵炎(小多沙知)
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
 4.循環器系疾患
  1)高血圧(本間和宏)
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  2)動脈硬化症(本間和宏)
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  3)脳血管障害(塚原丘美)
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  4)虚血性心疾患(戸田和正)
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  5)心不全(戸田和正)
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  6)不整脈(戸田和正)
 5.腎・尿路系疾患
  1)急性糸球体腎炎症候群,慢性糸球体腎炎症候群(竹谷 豊)
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  2)ネフローゼ症候群(竹谷 豊)
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  3)急性腎不全・急性腎障害(竹谷 豊)
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  4)慢性腎不全(竹谷 豊)
  5)慢性腎臓病(竹谷 豊)
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  6)糖尿病性腎症(井上啓子)
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  7)尿路結石症(井上啓子)
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  8)血液透析・腹膜透析(井上啓子)
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
 6.内分泌疾患
  1)甲状腺機能亢進症・低下症(小島真由美)
   1)-1.甲状腺機能亢進症
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
   1)-2.甲状腺機能低下症
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  2)クッシング症候群(小島真由美)
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
 7.悪性腫瘍(鈴木玉枝)
  1)消化管(口腔,食道,胃,結腸,直腸)の悪性腫瘍
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  2)外科的療法
    (1)概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  3)緩和ケア
    (1)概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  4)終末期医療(ターミナルケア)
    (1)概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
 8.周術期,急性ストレス状態(鈴木玉枝)
  1)消化管の術前・術後
   1)-1.術前
    (1)術前の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
   1)-2.術後
    (1)術後の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  2)消化管以外の術前・術後
 9.クリティカルケア(鈴木玉枝)
  1)外傷
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  2)熱傷
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
 10.精神・神経疾患(水上由紀)
  1)神経性やせ症,神経性過食症
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  2)パーキンソン病
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
 11.呼吸器系疾患(藤岡由美子)
  1)気管支喘息
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  2)肺炎,誤嚥性肺炎
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  3)慢性閉塞性肺疾患
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
 12.血液系疾患(渡邊和美)
  1)貧血
   1)-1.鉄欠乏性貧血
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
   1)-2.巨赤芽球性貧血
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
   1)-3.再生不良性貧血
   1)-4.溶血性貧血
   1)-5.続発性貧血
  2)白血球性疾患(血液腫瘍)
   2)-1.白血病
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
   2)-2.悪性リンパ腫
   2)-3.多発性骨髄腫
  3)凝固異常
   3)-1.播種性血管内凝固症候群
   3)-2.血友病
  4)出血性疾患
   4)-1.特発性血小板減少性紫斑病
   4)-2.アレルギー性紫斑病(血管性紫斑病)
 13.運動器系疾患(木村要子)
  1)くる病・骨軟化症,骨粗鬆症
   1)-1.くる病・骨軟化症
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
   1)-2.骨粗鬆症
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  2)変形性関節症
  3)サルコペニア
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  4)ロコモティブシンドローム(運動器症候群)
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
 14.免疫・アレルギー疾患(楳村春江)
  1)アレルギーと免疫機構
  2)食物アレルギー
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  3)膠原病・自己免疫疾患
   3)-1.全身性エリテマトーデス
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
   3)-2.関節リウマチ
   3)-3.シェーグレン症候群
   3)-4.多発性筋炎/皮膚筋炎
  4)免疫不全
 15.感染症(名和田C子)
  1)病原微生物による感染症
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
 16.摂食機能障害(中東真紀)
  1)咀嚼・嚥下障害
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  2)口腔・食道障害
    (1)疾患の概要
    (2)栄養治療
  3)消化管通過障害
    (1)疾患の概要
    (2)栄養治療
 17.身体・知的障がい者(名和田C子)
  1)身体障がい
    (1)概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  2)知的障がい
    (1)概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  3)精神障がい
    (1)概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
Chapter 5 ライフステージ別の病態に応じた栄養管理の実践
 1.妊娠期疾患(立花詠子)
  1)妊娠糖尿病,糖尿病合併妊娠
   1)-1.妊娠糖尿病
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
   1)-2.糖尿病合併妊娠
  2)妊娠高血圧症候群
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
 2.乳幼児期,小児期疾患(松野恭子)
  1)小児糖尿病
   1)-1.小児1型糖尿病
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
   1)-2.小児2型糖尿病
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  2)小児肥満
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  3)小児腎臓病
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  4)先天性代謝異常
   4)-1.糖原病
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
   4)-2.ガラクトース血症
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
   4)-3.フェニルケトン尿症
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
   4)-4.メープルシロップ尿症
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
   4)-5.ホモシスチン尿症
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  5)乳幼児下痢症(消化不良症)
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  6)周期性嘔吐症
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
 3.高齢期疾患(武部久美子)
  1)老年症候群
  2)褥瘡
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  3)認知症
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング
  4)フレイル
    (1)疾患の概要
    (2)栄養評価
    (3)栄養治療
    (4)モニタリング

 参考文献
 索引