やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

2011 序
 平成23年は次期診療報酬改定に向けての準備の年であり,介護報酬と同時改定となります.平成22年度診療報酬改定は,政権交代の中で2.09%のアップ改定となり,医科・歯科格差の是正を訴えた歯科界の主張が反映された改定となりました.
 平成22年度改定は,前回の改定「質の高い医療を効率的に提供するために医療機能の分化・連携を推進する視点」を引き継ぐと同時に,「医療崩壊」が叫ばれる中,疲弊する病院や救急,産科,小児,外科等への医療現場に配慮したものとなりました.
 歯科診療報酬については,「初・再診料」の引き上げを軸にして,以下のとおりです.
 (1)在宅・障害者歯科医療の推進,(2)病院歯科機能の強化,(3)歯科診療報酬の簡素化,
 (4)有床義歯の管理体裁の見直し,(5)歯科固有の技術の評価,(6)新規技術の保険導入
 厚労省が目指したのは,団塊の世代が高期高齢者となる2025年までに自己健康管理型包括給付サービスを公的保険の中心に据えることにあります.歯科診療報酬改定からみると歯周病予防・治療を中心に歯科疾患長期管理型体系化,誤嚥性肺炎予防に対する口腔ケアの推進,在宅医療への歯科医師の参画を求める政策誘導,地域医療での連携促進策等です.
 来年度の介護保険と同時改訂に向けて,在宅・障害者歯科医療の後方支援のために病院歯科機能については,今後とも推進・強化される方向にあります.また在宅患者については,往診,訪問診療を医科と同じ考え方に統一するなど,在宅医療の整理,見直しをする必要があります.
 本書は平成22年度改定後の疑義解釈,通知,材料料などの最新情報を整理して,診療報酬請求を一目でわかるよう整理しました.
 今回の2011年版は「治療の流れで症例検索チャート」をつけて“症例検索”が迅速にできるようにしております.また,「疑義解釈に伴う症例」,「誤りの多いレセプト記入例」,「オンライン,光ディスク等の請求時のレセプト作成時の注意点,確認のポイント」等を,別冊付録では「誤りやすい算定例」,「読者等の疑問に答える症例とQ&A」,「知っておきたい医療保険関連Basic」等さまざまな項目を追加しました.
 今後,領域拡大が図られる「在宅訪問診療」や「病診連携」での診療のあり方についても,ケースを想定して症例を提示しております.また,レセプトオンライン化の流れは停滞することはありません.審査の中で進む診療情報の電子化は,歯科疾患管理の流れを軸に診療所ごとの診療内容や傾向が容易にわかる(検索できる)システムとなっておりますので「画面審査対策のポイント(イメージ」)もご覧下さい.
 今後も「診療の効率化と質の評価」の流れは変わらないものと考えられます.さらにさまざまな情報を盛り込んで内容を充実させた赤本編集を心掛けてまいりますので,読者の方々の一層のご愛用をお願い申し上げます.
 編者一同
 1 治療の流れで症例検索チャート
 2 レセプト一般用・用,訪問診療用(別冊)
 3 歯科診療報酬点数早見表
 4 歯科診療報酬改定の今後―時代の変化に歯科医療はどう対応するか
 5 電子レセプトによる請求開始までの流れ
 6 レセプト作成時の注意点,確認のポイント―オンライン,光ディスク等の請求および手書き請求に対応
 7 歯科画面審査対策のポイント(イメージ)
 8 疑義解釈等による新症例(下記以外にも本文中に多数追加)
  症例1 歯科疾患在宅療養管理料と歯科訪問診療料
  症例2 SPTの流れと算定時の注意点
  症例3 歯周基本治療後の急性症状
  症例4 有床義歯修理の歯科技工加算
  症例5 有床義歯修理と新義歯製作(新製義歯装着前の義管B)
  症例6 同一初診で上下の義歯を異なる月に新製(次月から1年以内)
  症例7 同一初診で上下の義歯を異なる月に新製(1年経過後)
  症例8 同一月に抜歯,増歯修理時の傷病名
  症例9 少数歯欠損の困難加算
 9 誤りの多いレセプト記入例
 別冊目次
  ・疑義解釈(その1〜その7)
  ・誤りの多い算定例
  ・読者等の疑問に答える症例とQ&A
  ・レセプト「その他」欄,「摘要」欄記載
  ・レセプト記載要領改善の概要
  ・歯科訪問診療および介護保険関連
  ・知っておきたい医療保険関連Basic
  ・保険診療と保険外併用療養制度,保険外診療の概要
  ・薬価・請求点数早見表
  ・歯科診療に係る指針
基本診療料 保険解説
  1 歯科初診料(初診-再度の初診)
  2 治療終了後再度の初診(歯管算定)(歯管算定-再度の歯管1)
  3 治療終了後2月以内の再度の初診(歯管算定)(歯管算定-再度の歯管2)
  4 未来院による治療中断(歯管算定で治療中断期間が2カ月)(未来院-再度の初診)
  5 歯科再診料(電話再診,1日2度来院)(1日2度来院-電話再診)
  6 1日2度来院(再診料が算定できない場合)(1日2度来院-再診算定不可)
  7 検診後の受診(学校歯科医の保険医療機関で治療を行った場合)(学校検診-検診後の受診)
  8 成人歯科検診後の受診(歯周病検診-検診後の受診)
  9 初診・再診に対する時間外加算(初再診の時間外加算)
  10 休日加算(初診時休日加算+処置時の休日加算)(時間外緊急院内画像診断加算)
  11 休日加算(再診時休日加算+処置時の休日加算)(処置に対する休日加算)
  12 乳幼児加算(5歳6カ月,乳幼児深夜加算・乳幼児の処置加算)(6歳未満診療時各種加算)
  13 初診時歯科診療導入加算(障害者)(障害者加算-障導)
  14 診療期間中の保険者変更(保険者変更)
  15 自費から保険診療への移行(自費より移行)
医学管理等 保険解説
  16 診療情報提供料(I)-病院への手術依頼(歯科診療所から)(抜歯依頼,情I-診→病 診→診)
  17 地域歯科診療支援病院歯科初診料(紹介患者,診療情報提供料(I)-病院 歯科診療所)(病初診・病再診-情I 病←→診)
  18 診療情報提供料(I)-介護保険との連携(主治医から意見を求められた場合)(主治医から依頼-情I,紹介加算)
  19 診療情報提供料(II)-第三者の意見(セカンドオピニオン)(情II,セカンドオピニオン)
  20 糖尿病・心筋梗塞既往患者の抜歯(抗凝固剤服用中)(歯科診療所からの紹介)(病院歯科連携-外来環)
  21 歯科治療総合医療管理料(医管)-歯痛で狭心症発作が予測される例(医管-狭心症)
  22 歯科特定疾患療養管理料(心身医学療法)(特疾管-心身医学療法)
  23 歯科特定疾患療養管理料,シェーグレン症候群(口腔乾燥症,薬情)(特疾管-シェーグレン)
  24 ビスフォスフォネート服用患者が来院したときの歯科での対応(ビスフォスフォネート)
  25 睡眠時無呼吸症候群の治療(医科からの紹介)(OSAS-口腔内装置治療)
検査 保険解説
エックス線および画像診断 保険解説
  26 歯科エックス線撮影(デンタル)(歯科エックス線-デンタル撮影)
  27 歯科パノラマ断層撮影と同時の歯科エックス線撮影(パノラマ撮影-同時のデンタル)
  28 症状確認のための歯科エックス線撮影(全顎撮影以外)(症状確認-デンタル撮影)
  29 同一部位に同時に2以上の撮影(パノラマとデンタル)(デジタル-アナログ)
  30 全顎撮影と同時のデンタル(同一方法,同時撮影)(同一方法-同時撮影)
  31 歯科エックス線撮影後,日を異にしたパノラマ撮影(デンタル撮影-後日パノラマ)
  32 持参パノラマエックス線写真による診断(X線持参-パノラマ診断料)
  33 顎関節症の規格エックス線撮影(顎関節規格X線-マイオモニター)
  34 画像診断管理加算(パノラマ診断料-画診加)
  35 歯科用CT(コーンビームCT)(歯科用CT)
投薬(薬剤算定法)・注射 保険解説
麻酔 保険解説
歯牙疾患の処置,歯内療法 保険解説
 覆罩と歯髄切断
  36 う蝕処置(う蝕処置)
  37 う蝕処置,間接歯髄保護処置(う蝕処置-間PCap)
  38 う蝕処置,直接歯髄保護処置→光CR充填(単Pul,直PCap-充填(1月後))
  39 直接歯髄保護処置→抜髄(1カ月以内)(直PCap後-同月の抜髄)
  40 歯髄温存療法(AIPC)(AIPC-う蝕処置)
  41 歯髄温存療法(AIPC)→麻酔抜髄(3カ月以内)(AIPC-翌月の抜髄)
  42 生活歯髄切断(潰Pulに対する応用)→生PZ(生切-生PZ)
  43 失活歯髄切断(失切-失PZ)
  44 生切後および失切後のPZ(歯髄切断-失PZ,生PZ)
  45 生活歯髄切断(若年者に対する応用)→自費へ移行(自費移行-歯根未完成歯)
  46 生活歯髄切断→抜髄(生切後経過不良の抜髄例)→根充(生切後の抜髄)
 Pulの治療
  47 麻酔抜髄即日根充(抜髄即充)(抜髄即充-CRF)
  48 麻酔抜髄(抜髄→根管貼薬→根充,加圧根充)(2根管の抜髄-RCT,EMR)
  49 失活抜髄即日根充(抜髄即充)(失活抜髄)
  50 同一歯の失活抜髄と失活歯髄切断(抜髄と根充-根管数)
  51 歯根未完成歯の暫間的根充→加圧根充(歯根未完成歯-暫間的根充)
  52 抜髄・根充→再根充(根充後の予後-不良・再根充)
 Perの治療
  53 感染根管処置(3根管例)→根充(3根管-感根処)
  54 感根即充(単根管例)(単根 感根即充-根充後のX線)
  55 切開と同時の感染根管処置(切開-感根処)
  56 歯根分割掻爬術(自院にて歯根分割)と感染根管処置(自院,歯根分割-感根処)
  57 歯根分割歯(他院にて分割済)の感染根管処置(歯根分割済歯-感根処)
  58 根管内細菌簡易培養検査(S培)(S培-除去)
  59 歯髄壊死(歯髄壊死-感根処)
  60 歯髄壊疽(歯髄壊疽-感根処)
  61 抜歯を前提とした根管治療(消炎処置)(消炎拡大処置-抜歯前提のRCT)
  62 根治経過不良の抜歯(感根処と抜歯)(根管治療-予後不良の抜歯)
  63 残根の根治と根面被覆(残根の感根処-根面板)
  64 根管側壁または髄床底穿孔(根管側壁穿孔-歯肉剥離)
  65 根管内異物除去(根管内リーマー破折)(リーマー破折-除去)
  66 根管外に突出した異物の除去(根管外異物除去-歯根端切除術)
 その他の治療
  67 知覚過敏症(3歯までの場合と4歯以上の場合)(Hys処置)
小児・障害者の治療 保険解説
  68 う蝕多発傾向者と歯科疾患管理料(7歳)(フッ化物局所応用・実地指1)(C管理中-F局)
  69 フッ化物洗口指導加算(7歳)-歯科衛生実地指導料1(C管理中-実地指・F洗口)
  70 乳歯の初期う蝕小窩裂溝填塞処置(6歳未満)(6歳未満-シーラント)
  71 幼若永久歯の初期う蝕小窩裂溝填塞処置(7歳)(幼若永久歯-シーラント)
  72 乳歯の光CR充填(う蝕歯即時充填形成,6歳未満)(6歳未満-充形)
  73 乳幼児う蝕薬物塗布処置(乳歯のサホライド応用,6歳未満)(乳幼児加算-サホライド応用)
  74 乳歯の生活歯髄切断(笑気吸入鎮静療法応用,6歳未満)(乳歯の生切-笑気吸入鎮静法)
  75 乳歯の抜髄・感染根管処置(6歳未満)(6歳未満-感根処・抜髄)
  76 乳歯列期の歯肉炎(単G)(混合歯列期歯周組織検査)(乳歯単G-P混検)
  77 乳歯のFCK・インレー(6歳未満)(乳幼児加算-鋳造歯冠修復)
  78 乳歯の複合レジン冠(6歳未満)(乳幼児加算-複合レジン冠)
  79 乳歯の金属冠応用(6歳未満)(乳幼児加算-乳歯金属冠)
  80 号泣のため診療不能(6歳未満)(乳幼児時間外加算)(6歳未満-推定診断・号泣)
  81 同一月に5歳から6歳になった例(同月5から6歳-乳幼児加算)
  82 障害者歯科医療連携加算(脳性麻痺のため歯科診療所から抜歯の依頼)(病初診-障/障連)
  83 歯科衛生実地指導料2-著しく歯科診療が困難な障害者(障害者加算,実地指2)(障連/支援病院-実地指2)
  84 笑気吸入鎮静法(10歳)(笑気吸入鎮静法-笑気・酸素)
  85 笑気吸入鎮静法アネソキシン使用(6歳未満)(笑気吸入鎮静法-アネソキシン)
  86 静脈内鎮静法(障害者加算,抜歯)(障害者の抜歯-静脈内鎮静法)
  87 著しく歯科診療が困難な障害者(7歳,抜歯 障害者加算)(障害児の抜歯-障害者加算)
歯周治療 保険解説
 歯周基本治療
  88 単Gのスケーリング,歯周基本治療処置(単GのP基検-スケーリング)
  89 混合歯列期の歯肉炎(単G)(混合歯列期歯周組織検査,スケーリング)(P混検)
  90 P1のスケーリング(全顎28歯)(スケーリング-P基処)
  91 P2のスケーリング・ルートプレーニング(SRP)(SRP-実地指)
  92 スケーリング,ルートプレーニング後の補綴(SRP,補綴-SPT)
  93 再SRP(再SRP-P基検・歯清)
  94 歯周ポケット掻爬(PCur),歯周精密検査(PCur-P精検)
  95 ペリオクリン注入例(歯周基本治療後)(P処,特定薬剤-ペリオクリン)
  96 ペリオクリン注入例(P急発時)(P急発,P処-ペリオクリン)
 歯周外科手術
  97 歯周ポケット掻爬術(ソウハ術)
  98 新付着手術(ENAP)(ENAP-TFix,再評価)
  99 薬物性の歯肉増殖(複雑性歯肉炎)-GEct(歯肉増殖症-GEct)
  100 FOpと人工骨填入例(FOp-レーザー加算)
  101 歯周組織再生誘導手術(GTR-CT断層撮影)
 歯周治療用装置
  102 歯周治療用装置と歯周外科手術(その1)(歯周治療用装置-被覆冠タイプ)
  103 歯周治療用装置と歯周外科手術(その2)(歯周治療用装置-床義歯タイプ)
 その他の手術
  104 歯肉弁根尖側移動術(歯肉弁移動術-暫間固定)
  105 遊離歯肉移植術(歯肉歯槽粘膜-遊離歯肉移植術)
  106 口腔前庭拡張術(歯肉歯槽粘膜-口腔前庭拡張)
  107 小帯切除術(歯肉歯槽粘膜-小帯切除術)
  108 歯周疾患治療薬の応用(ヒノポロン使用例)(歯周疾患治療薬-ヒノポロン)
  109 暫間固定(TFix)(簡単なもの)(TFix簡単-咬合調整)
  110 歯ぎしりの処置(咬合性外傷)(咬合性外傷-歯ぎしり装置)
  111 歯ぎしりの処置(アクチバトール式以外の咬合床)(歯ぎしり装置)
 SPT
  112 歯周治療のSPT(初回のSPT)(SPT)
  113 少数残存歯のSPT(SPT-少数残存歯)
  114 歯周病安定期治療開始後に病状悪化(SPTを中止し,歯周外科手術)(SPT中止-歯周外科手術)
  115 歯周病安定期治療中の歯周疾患処置(P処)(SPT-P処算定不可)
歯冠修復 保険解説
 充填およびインレー
  116 初期う蝕小窩裂溝填塞処置(歯管,実地指1)(シーラント-実地指1)
  117 充填の算定方法(光CR充填-1歯2窩洞)
  118 充形→アマルガム充填 1窩洞2面応用(隣接面を含まないもの)(充形,ア充-1窩洞2面)
  119 充形→光CR充填(歯冠破折例)(光CR充填-切端部破折)
  120 歯質くさび状欠損(WSD)の光CR充填(WSD-光CR充填)
  121 充形→光重合型グラスアイオノマー充填(2窩洞,重複歯面)(光グセ充-2窩洞重複歯面)
  122 歯頸部根面う蝕へのグセ充(グセ充-根面カリエス)
  123 レーザー応用による充形,窩洞形成(う蝕無痛)(う蝕無痛-間PCap)
  124 修形(メタルインレー)(修形-合着材料)
  125 修形(CRインレー,クリアフィル応用)(CRインレー-クリアフィル)
  126 修形(CRインレー,SR-イソシット応用)(CRインレー-SRイソシット)
  127 充形(異種材料の充填)(アマルガムと光CR)(異種充填-アマ充・CR充)
  128 窩洞形成(異種材料の充填)(メタルインレーと光CR)(異種充填-インレー・CR充)
  129 異日充填(充形→同一月に新たなう蝕)(新たなう蝕-異日充填)
  130 光CR充填後の抜髄,再充填(充形後抜髄-再充填)
  131 歯冠修復物製作後の歯牙破折(印象後冠ハセツ-再形成)
  132 次回充填例(う蝕処置,間接歯髄保護処置後の充填)(う蝕,間PCap-KP充填)
  133 根充後のCR充填とメタルインレー(KP)(充填・歯冠修復)
 クラウン
  134 クラウン・ブリッジ維持管理料(歯冠補綴物)(補管-前装CK製作)
  135 クラウン・ブリッジ維持管理料(算定後の歯冠補綴物再製)(補管後再製作・再装着)
  136 クラウン・ブリッジ維持管理料(ブリッジ)(補管Brの製作)
  137 クラウン・ブリッジ維持管理料(未届出保険医療機関の算定)(補管未届出-前装CK製作)
  138 前歯冠(生PZと失PZ)(前歯冠-生PZ,失PZ)
  139 臼歯冠(生PZと失PZ)(臼歯冠-生PZ,失PZ)
  140 FCK(生PZ)(生PZ後の知覚過敏)(生PZ,FCK-Hys処置)
  141 FCK(失PZとメタルコア)(FCK-メタルコア)
  142 FCK(失PZとレジンコア)(レジンコア-ニッケルクロム)
  143 FCK(歯冠修復物の連結)(連結冠)
  144 FCK(歯根分割分岐部病変掻爬後)(歯根分割歯-FCK)
  145 レジンジャケット冠(前歯,生PZと失PZ)(ジャケット冠-TEK)
  146 複合レジンジャケット冠(12歳)(複合レジン-ジャケット冠)
  147 硬質レジンジャケット冠〔光重合型〕(前歯・生PZ)(光重合型HJK)
  148 硬質レジンジャケット冠〔加熱重合型〕(前歯・失PZとメタルコア)(加熱重合型HJK-TEK)
  149 前装鋳造冠(硬質レジン前装鋳造冠)(前装鋳造冠)
  150 歯冠修復物の除去(FCK,冠,メタルコア,インレー,CR)(歯冠修復物除去-メタルコア除去)
  151 咬合調整(FCK過高,単Per)(FCK過高-咬合調整)
ブリッジ 保険解説
  152 前歯1歯欠損ブリッジ(有床義歯併用の場合の補診)(補診-Br・義歯)
  153 前歯1歯欠損ブリッジ(冠支台と硬質レジン前装鋳造ポンティック)(冠)
  154 前歯1歯欠損ブリッジ(健全歯抜髄と金属裏装ポンティック)(健全歯抜髄)
  155 犬歯1歯欠損ブリッジ((2)3(4)(5)設計,中切歯が支台として使用できない特例)(犬歯欠損特例)
  156 前歯延長ブリッジ(延長Br-前歯遊離端)
  157 前歯2歯欠損ブリッジ(硬質レジン前装鋳造冠と前装鋳造ポンティック)(Br,平行測定)
  158 前歯3歯欠損ブリッジ(リテイナー)(前歯3歯欠損Br-リテイナー)
  159 前歯4歯欠損ブリッジ(支台歯とポンティックの数6歯以上)(前歯4歯欠損Br)
  160 インレーとFCK支台のブリッジ(インレー-FCK支台)
  161 小臼歯金属裏装ポンティックブリッジ(金属裏装-ポンティック)
  162 大臼歯鋳造ポンティックブリッジ(大臼歯冠支台)(大臼歯-冠支台)
  163 小臼歯延長ブリッジ(小臼歯延長Br)
  164 大臼歯延長ブリッジ(大臼歯延長Br)
  165 臼歯2歯欠損ブリッジ(臼歯2歯欠損Br)
  166 犬歯・小臼歯連続欠損ブリッジ((1)(1)(2)34(5)(6)欠損の特例)(犬歯・小臼歯連続欠損Br)
  167 前歯・臼歯5歯欠損ブリッジ(5歯欠損Br-ChB検査)
  168 下顎分割抜歯後のブリッジ(下顎分割抜歯後Br)
  169 上顎分割抜歯後のブリッジ((5)6(6)欠損)(上顎分割抜歯後Br)
  170 歯根分割(切断)後支台のブリッジ((4)5(6)(6)欠損)(歯根分割(切断)支台)
  171 欠損歯がなく1歯相当分の間隙のあるブリッジ((3)△(4)欠損)(1歯相当分(△)間隙)
  172 前歯部接着ブリッジ(接着Br)
  173 事前承認ブリッジ(3歯欠損で2歯間隙)(事前承認Br)
  174 可動性ブリッジ(可動性Br)
  175 ブリッジの除去(Br除去)
ダツリ・修理 保険解説
  176 CK脱落,当日の根充(ダツリ・再装着-同日根管処置)
  177 FCKの再装着(クラウン・ブリッジ維持管理中)(補管中の脱離-再装着,う蝕)
  178 レジンジャケット冠の再装着(脱離・再装着-RJK・SK)
  179 再装着(他院で製作された保険給付外歯冠補綴物)(メタルボンド冠-他院製作)
  180 硬質レジン前装鋳造ポンティックの破損,修理(破損・修理)
  181 ブリッジの破損,修理(ポンティック部-破損・修理)
  182 インレーおよびメタルコアの未来院請求(未来院請求)
  183 ブリッジの未来院請求(未来院請求(Br))
  184 未来院請求後(未)のブリッジの装着(未来院請求後のBr装着)
  185 自費切替(臼歯金合金インレー)(自費移行)
  186 材料差額(前歯冠)と自費切替(FCK)(選定療養-(材料差額))
  187 ブリッジの自費切替(メタルボンドブリッジ)(自費移行(Br))
  188 補管未届出保険医療機関での補綴物新製例(補管未届出-前装CK製作)
有床義歯 保険解説
  189 有床義歯の補綴時診断料(補診-義管A)
  190 多数歯欠損義歯と有床義歯関連技術の費用(顎運動関連検査-義歯の印象・BT)
  191 有床義歯の技術料-総義歯例(総義歯-義管)
  192 少数歯(1歯)欠損義歯(鉤歯・鉤対歯調整)(少数歯欠損義歯-鉤歯鉤対歯調整)
  193 顎運動関連検査2回算定例(顎運動関連検査-総義歯の印象)
  194 残根上の義歯(残根削合によるもの)(残根の削合-残根上の義歯)
  195 残根上の義歯(残根コーピングによるもの)(根面被覆-残根上の義歯)
  196 即時義歯(即時義歯-床裏装)
  197 有床義歯の短期間製作(短期間製作-有床義歯)
  198 熱可塑性樹脂有床義歯(熱可塑性義歯-T.コンデ)
  199 顎補綴(顎補綴)
  200 1顎に義歯2床装着(14K金合金鉤使用)(1顎2床-14K金合金)
  201 特殊印象(咬合圧印象)(補管未届出-前装CK製作)
  202 有床義歯の人工歯(有床義歯-人工歯科)
  203 有床義歯の補綴隙使用例(補綴隙)
  204 欠損歯数と義歯歯数が異なる症例(欠損歯数と人工歯数)
  205 鋳造バー・バークラスプ義歯(鋳造バー-ローチ鉤)
  206 鋳造バーと屈曲バーの使用義歯(鋳造バー-屈曲バー)
  207 フック,スパーの使用義歯(フック-スパー)
  208 保持装置の使用例(保持装置)
義歯管理料と有床義歯調整管理料 保険解説
  209 新製有床義歯管理料(義管A),有床義歯調整管理料(義調)(義管A-義調)
  210 義歯管理料の算定時期(義管B,義管C)(義管B-義管C)
  211 少数歯欠損義歯に対する有床義歯管理料・咬合機能回復困難加算(義管B困難加算-歯科技工加算)
  212 有床義歯内面適合法と有床義歯管理料(床適合-義管B)
有床義歯内面適合法・修理 保険解説
  213 有床義歯内面適合法(床適合) その1 直接法例(床適合・直接法-義管B・義調)
  214 有床義歯内面適合法(床適合) その2 間接法例(床適合・間接法-印象・咬合採得)
  215 有床義歯修理(人工歯の置換)(咬合面低位-人工歯置換法)
  216 有床義歯修理(人工歯の咬合面レジン添加,直接法・間接法)(咬合面低位-レジン添加法)
  217 新義歯予定の旧義歯の有床義歯内面適合法(床適合)(新製前の床適合-義管と義調)
  218 有床義歯修理(歯科技工加算) その1 義歯床破損例(義歯修理-歯科技工加算)
  219 有床義歯修理 その2 6カ月以内の修理・人工歯脱落例(義歯修理(6カ月以内)-人工歯脱落)
  220 有床義歯修理 その3 鉤破損例・補強線使用例(鉤破損・修理-鉤除去)
  221 旧義歯への増歯(増歯・修理)
  222 義歯破損と有床義歯内面適合法(床適合)(修理・床適合-1日2度来院)
  223 義歯破損(増歯)と有床義歯内面適合法の同時例(長時間待機)(1日での修理-長時間待機)
  224 有床義歯修理と新義歯製作(破損・修理後の新製)
  225 有床義歯床下粘膜調整処置(T.コンデ)(T.コンデ-義管)
  226 有床義歯の未来院請求(未来院請求(有床義歯))
  227 局部床義歯の自費切替(金属床義歯)(自費移行(有床義歯))
選定療養費 保険解説
  228 金属床総義歯(選定療養費)(選定療養費-金属床総義歯)
  229 C選療(選定療養費-フッ化物塗布)
手術の算定 保険解説
抜歯,移植,抜歯後の異常および関連事項 保険解説
  230 抜歯(臼歯)(POSによる経過診療例)(普通抜歯-POSカルテ)
  231 抜歯中止(抜歯中),再度抜歯(抜歯中止-再抜歯)
  232 転位歯抜歯と歯肉歯槽粘膜形成術(根面露出への移植術)
  233 抜歯窩再掻爬手術(抜歯窩再掻爬術-ジスロマック)
  234 難抜歯(難抜歯)
  235 分割抜歯(ヘミセクション)(分割抜歯-保存根の感根処)
  236 過剰歯の抜歯(埋伏歯の抜歯-正中埋伏過剰歯)
  237 下顎水平埋伏智歯の抜歯(下顎水平埋伏智歯)
  238 上顎智歯の難抜歯(半埋伏歯)(半埋伏歯-難抜歯)
  239 抜歯中止(抜歯着手前),貧血に対しての酸素吸入(抜歯中止(抜歯前)-酸素吸入)
  240 濾胞性歯嚢胞(含歯性嚢胞)摘出術と埋伏歯抜去(病理組織検査)(濾胞性歯嚢胞-病理組織検査)
  241 口腔底迷入下顎智歯抜去術(口腔底迷入-下顎智歯除去術)
  242 後出血処置(1日2度来院)(抜歯後後出血-後出血処置)
  243 ドライソケットの治療(ドライソケットの治療)
  244 歯の移植手術(歯の移植手術)
炎症(消炎手術) 保険解説
  245 消炎拡大→抜歯(急性化膿性歯根膜炎)(消炎拡大→抜歯-急化Per)
  246 智歯周囲炎(歯肉弁切除例)(口腔内消炎手術-歯肉弁切除)
  247 智歯周囲炎(抜歯例)(Perico-水平埋伏智歯)
  248 骨膜下膿瘍(切開排膿→抜歯)(骨膜下腫瘍切開-抜歯)
  249 頬部膿瘍(口腔外切開),手術当日の注射料手技(口腔外消炎手術-外部切開)
  250 口底炎(口腔底切開),手術当日の点滴注射(口腔底膿瘍切開-点滴注射)
  251 歯根分割掻爬術(歯根分割掻爬術-根分岐部病変)
  252 腐骨除去手術(腐骨除去手術)
  253 歯性上顎洞炎(投薬:消炎酵素剤)(歯性上顎洞炎-感根処と投薬)
  254 上顎洞陥入歯根の摘出(上顎洞陥入-歯根摘出)
  255 上顎洞口腔瘻閉鎖術(抜歯時)(上顎洞穿孔-上顎洞閉鎖術)
  256 上顎洞口腔瘻閉鎖術(著しく困難なもの)(上顎洞口腔瘻閉鎖-保護床)
外傷と骨折処置・顎関節症 保険解説
 外傷
  257 外傷による歯の打撲(外傷性打撲-咬合調整)
  258 口腔外縫合術(創傷処理-口腔外縫合術)
  259 創傷処理と歯の再植術(部位を異にする場合)(再植とTFix-創傷処理)
  260 歯槽骨骨折非観血的整復術(骨折・TFix-非観血的整復術)
  261 歯槽骨骨折観血的整復術(骨折・床副子-観血的整復術)
  262 下顎骨折非観血的整復術(非観血的整復術-三内式線副子)
 顎関節症
  263 顎関節症(マイオモニター,咬合調整)(顎関節症-マイオモニター)
  264 顎関節症(スプリント療法)(顎関節症-咬合挙上副子)
  265 顎関節症(徒手的授動術:パンピングを併用した場合)(顎関節症-徒手的授動術)
粘膜疾患処置・その他の外来手術 保険解説
 粘膜疾患
  266 孤立性アフタ(付着型薬剤による治療)(口内炎-アフタッチ)
  267 再発性アフタ(軟膏塗布による治療)(口内炎-ケナログ)
  268 扁平苔癬(軟膏塗布による治療,歯科特定疾患療養管理料)(扁平苔癬-特疾管)
  269 白板症(口腔病理診断,歯科特定疾患療養管理料)(白板症-組織片採取)
  270 口腔カンジダ症(投薬)(口腔カンジダ症-抗真菌剤)
  271 浮動歯肉切除術(浮動歯肉切除術)
  272 エプーリス切除手術(病理組織検査)(エプーリス切除-病理検査)
 嚢胞・腫瘍
  273 粘液嚢胞摘出術(口唇)(粘液嚢胞摘出手術)
  274 小帯形成術(頬,口唇,舌小帯形成術)
  275 唾石摘出術(唾石摘出術-X線(カビネ))
  276 がま腫切開(がま腫切開術-口底部疾患)
  277 良性腫瘍摘出術(舌)(舌腫瘍摘出術-病理検査)
  278 歯科インプラント摘出術(人工歯根タイプ)(インプラント摘出)
  279 歯槽骨整形手術(歯槽骨整形手術-補綴前処置手術)
  280 下顎隆起形成術(下顎隆起形成術-片側・両側)
  281 顎堤形成術(顎堤形成術-骨移植術)
  282 歯根端切除手術(歯根端切除手術)
  283 歯根端切除手術と歯根嚢胞摘出手術(歯根端切除手術-WZ摘出手術)
  284 萌出困難歯の開窓術(開窓術-骨切除の場合)
  285 濾胞性歯嚢胞開窓術(嚢胞開窓術-病理検査)
在宅医療 保険解説
  286 歯科訪問診療1(自宅1人)(訪問診療1-急性対応)
  287 歯科疾患在宅療養管理料(在宅療養支援歯科診療所)(在宅1人,訪衛指)(歯在管-訪衛指)
  288 歯科訪問診療時の時間加算(夜間歯科訪問診療加算・患家診療時間超過加算)(施設1人)(時間外加算-時間超過加算)
  289 歯科訪問診療2(複数の患者,障害者)(訪問診療2-20分未満)
  290 社会福祉施設等への訪問診療(複数,地域医療連携体制加算)(地域医療連携体制加算)
  291 訪問歯科衛生指導料(複雑なもの,簡単なもの)(1人,歯科衛生士帯同,在宅療養支援歯科診療所)(訪衛指(簡単・複雑))
  292 集団への訪問歯科衛生指導(複数,訪衛指簡)(訪問診療2-訪衛指)
  293 退院時共同指導料,在宅患者連携指導料(在宅連携,退院時共同指導料)
  294 在宅の要介護認定者と歯科訪問診療1,居宅療養管理指導(居宅療養管理-摂食機能療法)
  295 月の途中で要介護認定を受けた患者の訪問診療(歯在管,訪衛指,居宅療養管理指導)(居宅療養管理-要介護認定)
  296 歯科衛生士等居宅療養管理指導(居住系施設への訪問)(歯科衛生士居宅療養管理)
リハビリテーション 保険解説
  297 術後の摂食機能療法(摂食機能療法-舌悪性腫瘍)
  298 脳梗塞後遺症の摂食機能療法(舌接触補助床)(舌接触補助床-摂食機能療法)
  299 脳血管疾患等リハビリテーション(言語機能訓練)(言語機能訓練-リハビリ科)
歯科矯正 保険解説
  300 片側性唇顎口蓋裂による咬合異常(歯科矯正のレセ-記載要領)
  301 骨格性下顎前突による咬合不全・発音障害(顎変形症-歯科矯正管理料)
  302 第一・第二鰓弓症候群による咬合異常(疾患に起因した咬合異常)

 付-1 口腔外科手術の所定点数および準用点数
 付-2 検査・病理診断の点数(医科点数表から)
 付-3 歯科材料点数一覧
 付-4 診療録,歯科診療報酬明細書,摘要欄記載上の主な略称
 索引