やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

第2版の序

 「歯学生のための病理学―口腔病理編」が1989年4月に出版されて丁度10年を経過した.1991年には「口腔病理編」に引き続き「歯学生のための病理学―一般病理編」も刊行された.なお,「口腔病理編」に関しては,歯原性および唾液腺腫瘍のWHO国際分類の改訂に合わせた小修正が第7刷(1995年発行)以降に施されている.
 両書の編集に当たっては,学生用教科書としての性格を踏まえて,病理総論的記載と口腔病変についての各論的記載とのあいだで,あるいは各章の記述のあいだでできるだけ矛盾がないように,用語の統一や表現の整合性に留意した.一部の先生方から,コンパクトにまとまっていてテキストとして使いやすいと評価いただいたことを嬉しく受けとめている.多数の歯科大学・歯学部で教科書として用いられ,2冊揃って年々発行を重ねることができたことには,編者として喜びこれに勝るものはない.
 しかしこの10年のあいだに,歯科医学・医療は大きく様変わりしてきたし,最近の歯学教育改革に向けての各大学の動きにも瞠目すべきものがある.新たな「歯科医学教授要綱」(歯科大学学長会議,1994年)が発表されたが,はやくもその修正に向けて,テーマ別・疾患別に授業項目を定める基本方針が示されている.
 「歯科医師国家試験出題基準」も見直され,科目を撤廃して疾患別に再編されたガイドライン(1997年,厚生省)が示され,1998年度の試験から適用されている.
 病理学・口腔病理学にかかわる研究もめざましい進展を遂げ,診断や治療法の進歩に反映されている.新しい医療技術の導入は,少子高齢社会の到来と相俟って,口腔疾病構造に大きな変化をもたらすことが予測される.21世紀には,病理診断は口腔外科手術のためだけでなく,Oral Medicineを中心に歯科医療の精度を高めるのにますます必要性を発揮するであろう.学生諸君には歯科医療の一環としての病理診断の重要性,口腔病理医の高度の職能を認識してもらいたいものである.
 このような背景のもと,「歯学生のための病理学」に部分的あるいは大幅な改訂を加えるべき時機が到来したと考えざるをえない.そこで,発刊の順序に従って,まずは「口腔病理編」の改訂を実施することになった.初版の各章に加えて,インプラントの病理,歯科治療に伴う治癒の病理,免疫応答に関連した口腔病変の章などを新たに設け,顎口腔領域の腫瘍は組織別に独立した章で扱うなど,上記の流れに沿ったカリキュラムを想定した教科書編成を試みた.学生用教科書としてミニマム・エッセンシャルな内容を目指した初版に比べて,より専門的で詳細な記述もみられるが,高度の専門性を備えた質の高い歯科医が求められる21世紀の医療を提供することになる学生諸君にはこれくらいの勉強はしてもらいたいものである.巻末に付した「症候群一覧」には,ここまで高度な知識を要求する必要はないと思われる病名も含まれているが,口腔に症状の現れる症候群を網羅したすこぶる貴重な資料であり,辞書的にも活用されることが期待される.本書が学部学生の基礎専門科目としての教育だけでなく,卒前・卒後の臨床研修に,あるいは大学院の参考図として役立つことを願ってやまない.
 共同編集者であられた岡邊治男先生をはじめ,初版の各章を執筆して本書の基盤を築いて下さった先輩の先生方に深甚なる感謝の意を捧げたい.本書の編集も,初版と同様,医歯薬出版(株)の牧野和彦氏に手がけていただいた.改訂の企画から上梓に至るまでの卓越した手腕とご苦労に敬意と感謝を表します.
 1999年4月 編者を代表して 二階宏昌
1章 歯の発育異常……片桐正隆……1
 I.歯の大きさ・形・数の異常……1
  1.矯小歯……1
  2.巨大歯……3
  3.歯冠・歯根の形態異常……4
   3.1 歯冠の形態異常……4
   3.2 歯髄腔の異常……7
   3.3 歯根の長さの異常……7
   3.4 歯根の形態異常……8
   3.5 歯根の数の異常……9
   3.6 根管の形態の異常……10
  4.融合歯,双生歯と癒着歯……11
   4.1 融合歯(癒合歯)……11
   4.2 双生歯……12
   4.3 癒着歯……13
  5.陥入歯(重積歯,歯内歯)……13
  6.エナメル滴(エナメル真珠)……14
  7.無歯症(欠如歯)……14
  8.過剰歯……16
 II.歯の位置と咬合の異常……16
  1.歯の位置の異常……16
   1.1 個々の歯の位置の異常……16
  2.咬合の異常……21
 III.歯の萌出の異常……22
  1.早期萌出……22
  2.萌出遅延……22
  3.乳歯の晩期残存……23
  4.埋状歯……23
  5.下顎智歯の埋状と合併症……25
 IV.歯の構造の異常……26
  1.遺伝による形成不全……26
   1.1 エナメル質形成不全症……26
   1.2 象牙質形成不全症……27
   1.3 象牙質異形成症……27
  2.局所的原因による形成不全……28
  3.全身的原因による形成不全……29
2章 歯の機械的・化学的損傷……田中昭男……32
 I.咬耗と摩耗……32
  1.咬耗症……32
  2.摩耗症……34
 II.酸蝕症……36
 III.象牙細管の反応……36
  1.象牙細管の閉塞……36
  2.デッドトラクト……37
 IV.歯の急性外傷……37
  1.歯の脱臼……37
  2.歯折(歯の破折)……37
3章 歯の付着物と着色……田中昭男……39
 I.付着物……39
  1.獲得ペリクル……39
  2.プラーク……39
  3.歯石……42
 II.着色……44
  1.歯の外因性着色……44
  2.歯の内因性着色……44
4章 齲蝕……大家清……46
 I.齲蝕の疫学……46
 II.齲蝕の病因論……47
  1.原因菌……47
  2.誘因……48
  3.病理発生……49
 III.臨床的特徴……50
  1.発生部位による分類……50
  2.病巣の形態または広がりによる分類……51
  3.経過による分類……52
  4.進行度による分類……54
  5.原発性が再発性かによる分類……54
  6.臨床的検出基準による分類……54
 IV.病理組織学的特徴……55
  1.エナメル質齲蝕……55
  2.象牙質齲蝕……59
  3.セメント質齲蝕……64
 V.齲蝕の予防……65
5章 象牙質・セメント質の増生と吸収……永井教之……67
 I.第二象牙質……67
  1.生理的第二象牙質……67
  2.病的第二象牙質……68
 II.象牙質粒……69
  1.真性象牙質粒……71
  2.仮性象牙質粒……71
 III.セメント質粒……72
 IV.セメント質増殖症……73
 V.歯の吸収……75
  1.歯の外部性吸収……75
  2.歯の内部性吸収……76
6章 歯髄の病変……永井教之……78
 I.加齢的変化……78
 II.退行性病変……78
  1.歯髄の萎縮……78
  2.歯髄の変性……79
  3.歯髄懐死と歯髄壊疸……79
 III.歯髄の感染と炎症……80
  1.歯髄炎の原因……80
  2.細菌感染の経路……81
  3.歯髄炎の分類と経過……82
  4.急性歯髄炎……86
  5.慢性歯髄炎……88
  6.歯髄末梢神経の増殖性病変……92
7章 根尖部歯周組織の病変……菅原信一……93
 I.根尖病変の原因と病理発生……93
 II.根尖性歯周炎の分類と経過……93
 III.急性根尖性歯周炎……94
  1.急性根尖性漿液性歯周炎……94
  2.急性根尖性化膿性歯周炎……95
 IV.慢性根尖性歯周炎……95
  1.慢性根尖性化膿性歯周炎……96
  2.慢性根尖性肉芽性歯周炎……96
 V.根尖病変の合併症……101
 VI.歯性病巣感染……102
8章 辺縁部歯周組織の病変……二階宏昌,高田隆……103
 I.歯周病の概念と分類……103
 II.歯周病の疫学……104
  1.人種素因……104
  2.年齢素因……104
  3.性素因……105
  4.好発部位……105
  5.齲蝕と歯周病との関係……105
 III.歯周病の原因……105
  1.局所的要因……105
  2.全身的要因……107
 IV.歯周組織の構造と機能……109
  1.歯肉の上皮構造……109
  2.歯肉結合組織……110
  3.歯周靱帯……110
  4.固有歯槽骨とセメント質……110
 V.歯肉炎……111
  1.急性単純性歯肉炎……112
  2.急性壊死性潰瘍性歯肉炎……112
  3.慢性単純性歯肉炎……113
  4.慢性過形成性歯肉炎……114
  5.エプーリス……117
  6.慢性剥離性歯肉炎……119
 VI.歯周炎……120
  1.成人性歯周炎……120
  2.早期発症型歯周炎……129
 VII.咬合性外傷……131
 VIII.歯周組織の萎縮……132
  1.歯肉退縮症……133
  2.歯周退縮症……133
 IX.歯肉線維腫症……134
9章 歯科治療に伴う治癒の病理……福山宏……135
 I.歯髄処置に伴う組織変化……135
  1.歯質の切削による歯髄変化……135
  2.鎮静療法による歯髄変化……139
  3.覆髄法による歯髄変化……139
  4.修復材による歯髄変化……139
  5.断髄(歯髄切断)法による歯髄反応……140
 II.根管治療に伴う組織変化……143
  1.生活歯髄抜髄後の根管充填における組織変化……143
  2.感染根管治療後の根管充填における組織変化……144
  3.歯根尖切除術に伴う組織変化……146
 III.歯周治療に伴う組織変化……146
 IV.矯正治療に伴う組織変化……149
 V.抜歯創の治癒過程と合併症……150
  1.抜歯創の治癒過程……150
  2.抜歯創の合併症や継発症……153
 付.歯折の治癒過程……154
10章 歯の移植・再植およびインプラントの病理……井上孝……156
 I.歯の移植・再植,インプラントと創傷治癒……156
  1.歯の移植・再植,インプラントとは……156
  2.創傷治癒のプロセス……156
  3.創傷治癒を左右する因子……158
 II.歯の移植・再植……159
  1.歯根膜の特殊性と移植・再植における意義……159
  2.移植・再植後の歯根膜の反応……161
  3.移植歯と移植床のあいだの距離……164
 III.インプラント……164
  1.インプラントの病態……164
  2.インプラント組織界面の発生……166
  3.インプラント組織界面の構造……166
11章 顎口腔の発育異常……山本浩嗣……169
 I.顔面および口腔の発生……169
  1.顔面の発生……169
  2.口腔の発生……170
 II.口唇,顎,口蓋,顔面の破裂……172
  1.口唇の破裂……172
  2.顎の破裂……172
  3.口蓋の破裂(口蓋裂)……173
  4.顔面の破裂……173
 III.口腔,舌の発育異常……174
  1.口腔の発育異常……174
  2.舌の発育異常……175
 IV.顎,顎関節の発育異常……177
  1.顎の発育異常……177
  2.顎関節の発育異常……178
 V.唾液腺の発育異常……178
12章 口腔粘膜疾患……向後隆男……179
 I.色素沈着……179
  1.内因性色素沈着……179
  2.外来性色素沈着……179
 II.口腔粘膜の感染症……180
  1.細菌による口内炎……180
  2.スピロヘータ感染症:梅毒……182
  3.真菌感染による口内炎……184
  4.ウイルス感染による口内炎……185
 III.アフタ性口内炎……187
 IV.口腔粘膜の角化性病変……189
 V.皮膚科的疾患による口腔侵襲……190
  1.天疱瘡および類天疱瘡……190
  2.多形紅斑……193
  3.扁平苔癬……193
  4.紅斑性狼瘡……194
 VI.血液疾患による口腔侵襲……195
  1.出血性素因……195
  2.白血病……196
  3.顆粒球減少症……197
 VII.化学物質による傷害……197
  1.酸,アルカリ,重金属の塩類……197
  2.その他の化学物質あるいは薬剤……198
 VIII.移植片対宿主病……200
 IX.口腔粘膜の外傷性変化……200
  1.急性の外傷性変化……200
  2.慢性の外傷性変化……201
 X.口腔粘膜の肉芽腫性病変……202
 XI.舌の病変……203
13章 口腔癌・前癌病変……立川哲彦……208
 I.前癌病変……208
  1.上皮性異形成……208
  2.白板症……209
  3.紅板症……212
  4.粘膜下線維症……212
  5.その他の前癌状態……213
 II.口腔の癌腫……213
  1.全般的所見……213
  2.臨床的分類……214
  3.組織学的所見……218
14章 歯原性嚢胞……山本浩嗣……222
 I.発育性嚢胞……222
  1.原始性嚢胞……222
  2.含歯性嚢胞,濾胞性嚢胞……225
  3.歯肉嚢胞……227
  4.側方性歯周嚢胞……227
  5.腺性歯原性嚢胞,唾液腺歯原性嚢胞……227
 II.炎症性嚢胞……228
  1.歯根嚢胞と残存嚢胞……228
  2.歯周(炎症性傍側性,下顎感染性頬部)嚢胞……228
15章 顎口腔の非歯原性嚢胞……下野正基……229
 I.鼻口蓋管嚢胞(切歯管嚢胞)……229
 II.鼻唇嚢胞(鼻歯槽嚢胞)……229
 III.術後性上顎嚢胞……232
 IV.単純性骨嚢胞……232
 V.脈瘤性骨嚢胞……233
 VI.類皮嚢胞と類表皮嚢胞……235
 VII.粘液停滞嚢胞(粘液瘤とガマ腫)……235
 VIII.鰓嚢胞とリンパ上皮性嚢胞……237
 IX.甲状舌管嚢胞……238
16章 歯原性腫瘍……二階宏昌……240
 I.上皮性良性腫瘍……240
  1.エナメル上皮腫……242
  2.歯原性石灰化上皮腫……244
 II.上皮-間葉性良性腫瘍……246
  1.エナメル上皮線維腫とそのグループ……247
  2.腺様歯原性腫瘍……249
  3.石灰化歯原性腫瘍……250
  4.歯牙腫……252
 III.間葉性良性腫瘍……253
  1.歯原性線維腫……254
  2.歯原性粘液腫……254
  3.良性セメント牙細胞腫……255
 IV.悪性腫瘍……256
  1.悪性エナメル上皮腫……257
  2.原発性骨肉腫……257
  3.その他の歯原性癌腫……258
  4.歯原性肉腫……258
17章 顎骨の非歯原性腫瘍と腫瘍様病変……伊集院直邦……259
 I.骨腫,軟骨腫と外骨症……259
  1.骨腫……259
  2.軟骨腫……259
  3.外骨腫……260
 II.類骨骨腫と良性骨芽細胞腫……261
  1.類骨骨腫……261
  2.良性骨芽細胞腫……261
 III.セメント質骨形成線維腫……262
 IV.線維性骨異形成症……263
 V.セメント質骨異形成症……264
  1.根尖性セメント質(線維性)異形成症……265
  2.開花性セメント質骨異形成症……266
 VI.巨細胞性病変……266
  1.骨の巨細胞腫……267
  2.巨細胞肉芽腫……267
 VII.骨肉腫と軟骨肉腫……268
  1.骨肉腫……268
  2.軟骨肉腫……269
 VIII.骨髄原性の悪性腫瘍……270
  1.ユーイング肉腫……270
  2.骨髄原性の悪性リンパ腫……270
  3.バーキットリンパ腫……270
  4.形質細胞腫……271
 IX.転移性腫瘍……271
18章 顎・顎関節の非腫瘍性病変……山崎章 ……272
 I.顎骨骨髄炎……272
  1.化膿性顎骨骨髄炎……272
  2.慢性硬化性骨髄炎……274
  3.増殖性骨膜炎を伴う慢性骨髄炎……276
  4.肉芽腫性病変……276
  5.放射線性骨壊死……277
 II.顎・顎関節の外傷……278
  1.顎骨の外傷……278
  2.顎関節の外傷……278
 III.顎関節症……279
 IV.顎関節炎……279
  1.感染性関節炎……279
  2.リウマチ様関節炎……280
  3.骨関節炎……281
  4.その他の関節炎……281
19章 口腔軟組織の腫瘍と腫瘍様病変……下野正基……283
 I.乳頭状・疣贅状病変と腫瘍……283
  1.乳頭腫……283
  2.乳頭状過形成と口蓋乳頭腫症……283
  3.角化棘細胞腫……284
  4.巣状上皮性過形成……285
  5.偽上皮腫様過形成……285
 II.色素性母斑と悪性黒色腫……286
  1.色素性母斑……286
  2.青色母斑……286
  3.悪性黒色腫……286
  4.乳児の黒色性神経外胚葉性腫瘍……287
 III.間葉性腫瘍と腫瘍様病変……288
  1.結合組織の良性腫瘍と腫瘍様病変……288
  2.結合組織の悪性腫瘍……292
  3.血管およびリンパ管の腫瘍……292
  4.筋肉の腫瘍……298
  5.悪性リンパ腫……299
 IV.末梢神経の腫瘍と腫瘍様病変……300
  1.神経鞘腫……300
  2.神経線維腫……300
  3.神経線維腫症……300
  4.多発性粘膜神経腫……300
  5.切断神経腫……300
  6.悪性神経原腫瘍……301
 V.その他の腫瘍と腫瘍様病変……301
  1.顆粒細胞腫……301
  2.奇形種および間葉腫……302
  3.胞巣状軟部肉腫……303
  4.白血病……304
  5.転移性腫瘍……304
20章 唾液腺腫瘍……二階宏昌……305
 I.腺腫……306
  1.多形性腺腫……306
  2.ワルシン腫瘍……309
  3.その他の腺腫……311
 II.癌腫……312
  1.腺房細胞癌……312
  2.粘表皮癌……313
  3.腺様嚢胞癌……315
  4.多形性腺腫内癌腫……316
  5.その他の腺癌……318
  6.その他の癌腫……319
 III.非上皮性唾液腺腫瘍……319
21章 唾液腺の非腫瘍性病変……林良夫……320
 I.退行性および進行性病変……320
  1.萎縮……320
  2.放射線障害……321
  3.化生……322
  4.唾液腺症……323
 II.唾石症……323
 III.唾液腺の嚢胞……323
  1.粘液停滞嚢胞……323
  2.リンパ上皮性嚢胞……324
 IV.唾液腺の感染症……324
  1.急性唾液腺炎……324
  2.慢性唾液腺炎……325
  3.慢性再発性耳下腺炎……325
  4.慢性硬化性唾液腺炎……325
  5.肉芽腫性病変……326
  6.ウイルス性唾液腺炎……326
 V.シェーグレン症候群……327
22章 免疫応答に関連した口腔病変……田中昭男……330
 I.各型アレルギーに関連した口腔病変……330
  1.I型(アナフィラキシー型)アレルギーによる口腔病変……330
  2.II型(細胞傷害型)アレルギーによる口腔病変……332
  3.III型(免疫複合体型)アレルギーによる口腔病変……333
  4.IV型(遅延型,ツベルクリン型,細胞性免疫型)アレルギーによる口腔病変……334
 II.口腔領域の自己免疫疾患……336
  1.悪性貧血……336
  2.アフタ性口内炎……336
  3.天疱瘡……336
  4.良性粘膜類天疱瘡……336
  5.紅斑性狼瘡(エリテマトーデス)……336
  6.シェーグレン症候群……337
  7.ベーチェット病……337
 III.エイズに関連した口腔病変……337
  1.HIVの感染……337
  2.エイズの症状……338
23章 加齢に伴う口腔病変……伊集院直邦……339
 I.歯の変化……339
  1.エナメル質……340
  2.象牙質……340
  3.セメント質……340
 II.歯髄の変化……341
 III.歯周組織の変化……341
  1.歯肉……342
  2.歯槽骨(歯槽突起)……342
  3.歯根膜……343
 IV.顎骨の変化……343
  1.上顎骨……345
  2.下顎骨……346
  3.顎関節部……346
  4.歯列,咬合……347
 V.顔面・口腔軟組織の変化……347
  1.顔面……347
  2.口腔粘膜……347
  3.舌……347
  4.唾液腺……347
  5.血管……350
24章 全身性疾患と口腔病変……佐藤方信……351
 I.物質代謝異常による口腔疾患……351
  1.炭水化物(糖質)代謝異常……351
  2.遺伝性ムコ多糖類……352
  3.遺伝性糖蛋白代謝異常……354
  4.脂質代謝異常……354
  5.タンパク質代謝異常……356
  6.核酸代謝異常……356
  7.色素代謝異常……357
 II.ビタミンと口腔疾患……359
  1.ビタミン欠乏症……360
  2.ビタミン過剰症……362
 III.内分泌異常による口腔病変……362
  1.下垂体の機能障害……362
  2.甲状腺の機能障害……364
  3.副甲状腺(上皮小体)の機能障害……366
  4.副腎皮質の機能障害……366
  5.膵ランゲルハンス島の機能障害……368
25章 歯科医療と病理診断―口腔生検の重要性……下野正基……369
  1.細胞診……369
  2.組織診……370
  3.病理解剖,部検……371
付.口腔領域に徴候をみる症候群……佐藤方信……372
  1.アルブライト症候群/372
  2.アペルト症候群/372
  3.アッシャー症候群/372
  4.ベーチェット症候群/372
  5.コステン症候群/372
  6.クルーゾン症候群/372
  7.播種性血管内凝固症候群/373
  8.ダウン症候群/373
  9.エリス・ファンクレフェルト症候群/373
  10.フライ症候群/373
  11.ガードナー症候群/373
  12.ゴーリン症候群/373
  13.ハレルマン・ストライフ症候群/374
  14.ハッチンソン・ギルフォード症候群/374
  15.ヘールフォルト症候群/374
  16.クリッペル・トレノーネイ・ウェーバー症候群/374
  17.マルファン症候群/374
  18.マーシャル・スティックラー症候群/374
  19.メルカーソン・ローゼンタール症候群/374
  20.ミクリッツ症候群/375
  21.口腔顔面指趾症候群/375
  22.パピヨン・ルフェーブル症候群/375
  23.パリー・ロンベルグ症候群/375
  24.ポイツ・ジェガース症候群/375
  25.ピエール・ロバン症候群/375
  26.プランマー・ビンソン症候群/376
  27.ライター症候群/376
  28.リーガー症候群/376
  29.シェーグレン症候群/376
  30.スティーブンス・ジョンソン症候群/376
  31.トリーチャー・コリンズ症候群/376

和文索引……377
欧文索引……385