発刊の序
1978年に関西地区歯科技工士学校連絡協議会で『歯科技工学実習帳 歯冠修復技工学』を発刊して以来,「実習帳」は幾度かの改訂を経て第3版15刷まで増訂されてきた.その一方で,学生のバイブル的役割を担っている歯科技工士教本が2007年に新歯科技工士教本へ刷新され,教育内容の整合性をはかるために「実習帳」も見直しの必要性に迫られた.編集委員会でも早急に準備を整えて見直しをはかろうとの意見が挙がったが,数年間は旧教本を使用している学年もあることから,全国的に新教本に切り替わった段階で見直しを行うことで一致した.このような経緯を経て,このたび装いも新たに『歯冠修復技工 歯科技工学実習トレーニング』として発刊する運びとなった.
本書の編集にあたっては,これまでの「実習帳」において先輩諸氏がご尽力された内容に基本的には沿いながらも現在の教育内容との整合性をはかり,これまでにご指摘いただいた箇所については修正ならびに追記を行うように留意した.特に,説明が煩雑で学生がわかりづらかった部分については大幅な修正を行った.また,各養成機関によって指導法や使用する材料が異なることに配慮して,使用材料や指示事項などについてはできる限り記載欄を設け,その他実習のなかで気づいた点なども学生自身が適宜記入できるよう極力スペースに余裕のあるレイアウトを心がけた.
大いに活用していただくと同時に,今後も学生諸君に役立つものとしていくためにも,お気づきの点などがあったらご批判などを賜りたい.
平成23年3月
関西北陸地区歯科技工士学校連絡協議会
科目担当編集委員 木下 浩志(主担)
上原 美穂,小野 大介
林 克哉,藤田 暁
前田 農,宮崎 照朗
山本 高徳,吉田 輝男
1978年に関西地区歯科技工士学校連絡協議会で『歯科技工学実習帳 歯冠修復技工学』を発刊して以来,「実習帳」は幾度かの改訂を経て第3版15刷まで増訂されてきた.その一方で,学生のバイブル的役割を担っている歯科技工士教本が2007年に新歯科技工士教本へ刷新され,教育内容の整合性をはかるために「実習帳」も見直しの必要性に迫られた.編集委員会でも早急に準備を整えて見直しをはかろうとの意見が挙がったが,数年間は旧教本を使用している学年もあることから,全国的に新教本に切り替わった段階で見直しを行うことで一致した.このような経緯を経て,このたび装いも新たに『歯冠修復技工 歯科技工学実習トレーニング』として発刊する運びとなった.
本書の編集にあたっては,これまでの「実習帳」において先輩諸氏がご尽力された内容に基本的には沿いながらも現在の教育内容との整合性をはかり,これまでにご指摘いただいた箇所については修正ならびに追記を行うように留意した.特に,説明が煩雑で学生がわかりづらかった部分については大幅な修正を行った.また,各養成機関によって指導法や使用する材料が異なることに配慮して,使用材料や指示事項などについてはできる限り記載欄を設け,その他実習のなかで気づいた点なども学生自身が適宜記入できるよう極力スペースに余裕のあるレイアウトを心がけた.
大いに活用していただくと同時に,今後も学生諸君に役立つものとしていくためにも,お気づきの点などがあったらご批判などを賜りたい.
平成23年3月
関西北陸地区歯科技工士学校連絡協議会
科目担当編集委員 木下 浩志(主担)
上原 美穂,小野 大介
林 克哉,藤田 暁
前田 農,宮崎 照朗
山本 高徳,吉田 輝男
I 全部鋳造冠
1 一次石膏注入
2 対合歯列模型の製作
3 ダウエルピンの植立
4 回転防止溝および維持溝の付与
5 ボクシング製作
6 二次石膏注入
7 歯型の分割およびトリミング
8 咬合器装着
9 ワックスアップ
10 スプルー線の植立
11 埋没,鋳造
12 歯型への試適
13 隣接面接触点および咬合の調整
14 研 磨
15 試 適
II インレー
1 一次石膏注入
2 対合歯列模型の製作
3 ダウエルピンの植立
4 回転防止溝および維持溝の付与
5 ボクシング製作
6 二次石膏注入
7 歯型の分割およびトリミング
8 咬合器装着
9 ワックスアップ
10 スプルー線の植立
11 埋没,鋳造
12 歯型への試適
13 隣接面接触点および咬合の調整
14 研 磨
15 試 適
III 前装鋳造冠
a レジン前装鋳造冠
1 作業用模型の製作
2 咬合器装着
3 ワックスアップ
4 窓開け
5 維持装置の付与
6 埋没,鋳造
7 隣接面接触点および咬合の調整
8 金属の研磨
9 硬質レジンの築盛と重合
10 形態調整
11 研 磨
12 試 適
b 陶材焼付鋳造冠
1 作業用模型の製作
2 咬合器装着
3 ワックスアップ
4 窓開け
5 スプルー線の植立,ベントの付与
6 埋没,鋳造
7 陶材焼付面の修正
8 ディギャッシング
9 オペーク色陶材の築盛・焼成
10 歯冠色陶材の築盛
11 歯冠色陶材の焼成
12 追加築盛・焼成
13 形態調整
14 つや焼き
15 仕上げ研磨
IV ブリッジ
a 臼歯部固定性ブリッジ(レジン応用ポンティック)
1 研究用模型の試適
2 テンポラリーブリッジの製作
3 一次石膏注入
4 対合歯列模型の製作
5 ダウエルピンの植立
6 回転防止溝および維持溝の付与
7 二次石膏注入
8 歯型の分割およびトリミング
9 咬合器装着
10 ワックスアップ
11 スプルー線の植立
12 埋没,鋳造
13 歯列模型,歯型への試適
14 隣接面接触点および咬合の調整
15 研 磨
16 レジン前装
17 試 適
鑞付け法
b 前歯部固定性ブリッジ(硬質レジン前装)
1 研究用模型の製作
2 一次石膏注入
3 ダウエルピンの植立
4 回転防止溝および維持溝の付与
5 二次石膏注入
6 歯型の分割およびトリミング
7 咬合器装着
8 ワックスアップ
9 窓開け
10 維持装置の付与
11 スプルー線の植立
12 埋没,鋳造
13 歯列模型,歯型への試適
14 隣接面接触点および咬合の調整
15 研磨,表面処理
16 レジン前装
17 形態調整
18 研 磨
V 暫間修復物
a テンポラリークラウン
1 作業用模型の製作
2 咬合器装着
3 仮想の支台歯形成
4 レジン歯の排列
5 コア採得
6 レジン重合
7 研 磨
b テンポラリーブリッジ
1 作業用模型の製作
2 咬合器装着
3 仮想の支台歯形成
4 ワックスアップ
5 コア採得
6 脱 蝋
7 レジン重合
8 研 磨
付1 メタルコアの製作方法
付2 部分床義歯の設計を前提とした修復物の製作方法
付3 全顎石膏模型
付4 ダイロックトレー法による模型製作
1 一次石膏注入
2 対合歯列模型の製作
3 ダウエルピンの植立
4 回転防止溝および維持溝の付与
5 ボクシング製作
6 二次石膏注入
7 歯型の分割およびトリミング
8 咬合器装着
9 ワックスアップ
10 スプルー線の植立
11 埋没,鋳造
12 歯型への試適
13 隣接面接触点および咬合の調整
14 研 磨
15 試 適
II インレー
1 一次石膏注入
2 対合歯列模型の製作
3 ダウエルピンの植立
4 回転防止溝および維持溝の付与
5 ボクシング製作
6 二次石膏注入
7 歯型の分割およびトリミング
8 咬合器装着
9 ワックスアップ
10 スプルー線の植立
11 埋没,鋳造
12 歯型への試適
13 隣接面接触点および咬合の調整
14 研 磨
15 試 適
III 前装鋳造冠
a レジン前装鋳造冠
1 作業用模型の製作
2 咬合器装着
3 ワックスアップ
4 窓開け
5 維持装置の付与
6 埋没,鋳造
7 隣接面接触点および咬合の調整
8 金属の研磨
9 硬質レジンの築盛と重合
10 形態調整
11 研 磨
12 試 適
b 陶材焼付鋳造冠
1 作業用模型の製作
2 咬合器装着
3 ワックスアップ
4 窓開け
5 スプルー線の植立,ベントの付与
6 埋没,鋳造
7 陶材焼付面の修正
8 ディギャッシング
9 オペーク色陶材の築盛・焼成
10 歯冠色陶材の築盛
11 歯冠色陶材の焼成
12 追加築盛・焼成
13 形態調整
14 つや焼き
15 仕上げ研磨
IV ブリッジ
a 臼歯部固定性ブリッジ(レジン応用ポンティック)
1 研究用模型の試適
2 テンポラリーブリッジの製作
3 一次石膏注入
4 対合歯列模型の製作
5 ダウエルピンの植立
6 回転防止溝および維持溝の付与
7 二次石膏注入
8 歯型の分割およびトリミング
9 咬合器装着
10 ワックスアップ
11 スプルー線の植立
12 埋没,鋳造
13 歯列模型,歯型への試適
14 隣接面接触点および咬合の調整
15 研 磨
16 レジン前装
17 試 適
鑞付け法
b 前歯部固定性ブリッジ(硬質レジン前装)
1 研究用模型の製作
2 一次石膏注入
3 ダウエルピンの植立
4 回転防止溝および維持溝の付与
5 二次石膏注入
6 歯型の分割およびトリミング
7 咬合器装着
8 ワックスアップ
9 窓開け
10 維持装置の付与
11 スプルー線の植立
12 埋没,鋳造
13 歯列模型,歯型への試適
14 隣接面接触点および咬合の調整
15 研磨,表面処理
16 レジン前装
17 形態調整
18 研 磨
V 暫間修復物
a テンポラリークラウン
1 作業用模型の製作
2 咬合器装着
3 仮想の支台歯形成
4 レジン歯の排列
5 コア採得
6 レジン重合
7 研 磨
b テンポラリーブリッジ
1 作業用模型の製作
2 咬合器装着
3 仮想の支台歯形成
4 ワックスアップ
5 コア採得
6 脱 蝋
7 レジン重合
8 研 磨
付1 メタルコアの製作方法
付2 部分床義歯の設計を前提とした修復物の製作方法
付3 全顎石膏模型
付4 ダイロックトレー法による模型製作