やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

はじめに
 歯科衛生士国家試験は,1992 年から全国統一した出題基準にもとづく試験となり,2019 年春に実施された試験で28 回を迎えました.この間に国家試験の出題基準は,歯科衛生士に求められる教育内容と社会の要請にもとづいて2017 年に最新の見直しが行われました.特に2017 年改定では,歯科衛生士養成教育の充実を受けて,災害時の歯科保健や国際歯科保健が新たに加わりました.
 そうした新たな分野の学習も当然必要ですが,歯科衛生士になるために必要とされる根底の部分はこれまでもこれからも変わりなく,国家試験では似たような問題が繰り返し出題されていることがわかります.そこで,科目別に過去問を解くことで,基本的な知識を確実におさえ,国家試験の合格ラインを越えることを目的に本書を企画いたしました.
 歯科衛生士国家試験の受験生となる皆さんは,学校での学習を軸に,直近5 年間の国家試験問題と解説を収載した『徹底分析!年度別歯科衛生士国家試験問題集』(小社刊)と併用しながら,本書を活用され,総合的な学力が身につくよう努力してください.その結果,皆さん一人ひとりに歯科衛生士国家試験合格が待っています.本書の活用が歯科衛生士としての第一歩を踏み出す土台となることを祈念します.
 2019 年4 月
 歯科衛生士国試問題研究会
第I部 問題
1 解剖学・組織発生学〔人体の構造/歯・口腔の構造〕
2 生理学〔人体の機能・構成成分/歯・口腔の機能・組成〕
3 栄養学・生化学〔人体の機能・構成成分〕
4 病理学〔病因と病態〕
5 微生物学〔感染と免疫〕
6 薬理学〔生体と薬物〕
7 口腔衛生学〔総論/口腔清掃/う蝕の予防/歯周病の予防/その他の歯科疾患の予防/歯科疾患の疫学と歯科保健統計/地域歯科保健活動〕
8 衛生学・公衆衛生学〔環境・社会と健康/保健・医療・福祉の制度〕
第II部 解答・解説
1 解剖学・組織発生学〔人体の構造/歯・口腔の構造〕
2 生理学〔人体の機能・構成成分/歯・口腔の機能・組成〕
3 栄養学・生化学〔人体の機能・構成成分〕
4 病理学〔病因と病態〕
5 微生物学〔感染と免疫〕
6 薬理学〔生体と薬物〕
7 口腔衛生学〔総論/口腔清掃/う蝕の予防/歯周病の予防/その他の歯科疾患の予防/歯科疾患の疫学と歯科保健統計/地域歯科保健活動〕
8 衛生学・公衆衛生学〔環境・社会と健康/保健・医療・福祉の制度〕

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