やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

はじめに
 歯科衛生士国家試験のなかで最重要科目の一つである歯科予防処置論は,問題数も多く,歯科衛生士として最低限必要な知識を身につけるためにも,得意科目とする必要があります.
 この本は「歯周病予防処置」と「う蝕予防処置」の2つに分け,重要ポイントを簡潔にわかりやすくまとめています.
 国家試験に向け,是非たくさん活用して下さい.
 そして無事に,国家試験に合格して広く社会に貢献できる歯科衛生士になることを期待しています.
 歯科衛生士国試問題研究会
1章 歯周病予防処置
1.歯・歯周組織の検査
 プロービング
 歯周プローブ
 根分岐部病変の検査
 歯の動揺度
 エキスプローラー(探針)
 エキスプローラーの目的
2.スケーリング・ルートプレーニング(1)-手用スケーラー-
 スケーリング・ルートプレーニング
 手用スケーラー
 シックルタイプスケーラーの操作原則
 手用スケーラーの種類と特徴
 グレーシータイプキュレットの頸部の特徴と使用部位
 スケーラーの形態と刃部断面図
3.スケーリング・ルートプレーニング(2)-ポジショニング-
 姿勢
 患者頭部
 ポジション
4.スケーリング・ルートプレーニング(3)-シャープニング-
 シャープニング
 キュレットタイプのシャープニングの手順
 シックルタイプスケーラーのシャープニングの手順(スケーラー固定法)
5.スケーリング・ルートプレーニング(4)-超音波スケーラー・エアスケーラー-
 超音波スケーラー
 エアスケーラー
 ミラーテクニック
 貼薬剤
 術後の洗浄(イリゲーション)
6.歯面研磨・歯面清掃(PTC)
 歯面研磨(ポリッシング)
 歯面研磨剤
 歯面清掃
 歯面清掃器
 メインテナンスとSPTの違い
 歯周治療におけるメインテナンスに移行する際の理想的な基準
2章 う蝕予防処置
1.う蝕予防処置の基礎知識
 う蝕予防処置
 フッ化物の基礎知識
 フッ化物の中毒
 誤飲して急性中毒が生じた場合
 フッ化物の応用
 う蝕を守る3 つの手段と5 つのステップ
2.フッ化物歯面塗布法
 綿球・綿棒塗布法
 トレー法
 イオン導入法
 フッ化物応用の時期
 使用するフッ化物製剤
 フッ化物の保管
 フッ化物応用後の注意
3.フッ化物洗口法
 フッ化物洗口に用いるフッ化物
 術式
 時期
 洗口法とフッ化ナトリウム濃度
 保管・管理
4.小窩裂溝填塞法
 小窩裂溝填塞法
 実施上の注意
 術式と使用器材
5.う蝕活動性試験
 う蝕活動性試験
 う蝕活動性試験一覧
 RDテスト(R)
 Dentocult(R)-LB
 カリオスタット(R)
 グルコース・クリアランス・テスト
 ミューカウント(R)
 Dentocult(R)-SM
 オーラルテスターミュータンス(R)
 Snyder test
 歯周病に関連する検査
 う蝕発病因子