序
歯科保健医療をとりまく環境は,疾病構造の変化あるいは少子高齢社会の到来により,大きく変遷している.
保健医療制度の見直しも積極的に実施されているなかで,歯科医療領域の保健・医療・福祉の充実をいかに進展させていくかが,今後の課題となっている.
とくに国民の口腔保健の向上さらには全身の健康維持・管理,QOLの向上を担う歯科衛生士への期待は,かつてないほど大きいものがある.
歯科衛生士を目指す皆様は,このような社会的背景を踏まえて,その期待に応える歯科衛生士となるべく勉学に励んでおられるものと思う.歯科衛生士として必要な基礎的知識を確実なものとして,国家試験に合格され,臨床あるいは地域などで存分に活躍していただきたい.
本書は国家試験の受験を控えた皆様が,最終的に自らの知識を整理・確認するとともに,国家試験問題を解答するときの“解法のポイント”をも習得できるように,受験生の身になってつくられたものである.
問題は,すべて新作(オリジナル)問題であり,当然ながら過去の国家試験出題傾向,とくにここ数年の出題傾向を徹底的に分析し,さらに歯科衛生士国家試験出題基準を網羅して,各項目のなかで出題頻度の高い重要項目から問題作成がなされている.
問題と解答・解説は学習しやすいように別冊とし,解答・解説は“解法のポイント“から類似問題に対応するための“関連学習”まで端的にまとめ,国家試験受験直前まで役立つように配慮した.
本書を十二分に活用されて,所期の目的を達成されるよう心より祈念している.
2011 年12 月
歯科衛生士国家試験問題研究会
歯科保健医療をとりまく環境は,疾病構造の変化あるいは少子高齢社会の到来により,大きく変遷している.
保健医療制度の見直しも積極的に実施されているなかで,歯科医療領域の保健・医療・福祉の充実をいかに進展させていくかが,今後の課題となっている.
とくに国民の口腔保健の向上さらには全身の健康維持・管理,QOLの向上を担う歯科衛生士への期待は,かつてないほど大きいものがある.
歯科衛生士を目指す皆様は,このような社会的背景を踏まえて,その期待に応える歯科衛生士となるべく勉学に励んでおられるものと思う.歯科衛生士として必要な基礎的知識を確実なものとして,国家試験に合格され,臨床あるいは地域などで存分に活躍していただきたい.
本書は国家試験の受験を控えた皆様が,最終的に自らの知識を整理・確認するとともに,国家試験問題を解答するときの“解法のポイント”をも習得できるように,受験生の身になってつくられたものである.
問題は,すべて新作(オリジナル)問題であり,当然ながら過去の国家試験出題傾向,とくにここ数年の出題傾向を徹底的に分析し,さらに歯科衛生士国家試験出題基準を網羅して,各項目のなかで出題頻度の高い重要項目から問題作成がなされている.
問題と解答・解説は学習しやすいように別冊とし,解答・解説は“解法のポイント“から類似問題に対応するための“関連学習”まで端的にまとめ,国家試験受験直前まで役立つように配慮した.
本書を十二分に活用されて,所期の目的を達成されるよう心より祈念している.
2011 年12 月
歯科衛生士国家試験問題研究会
1章 人体(歯・口腔を除く)の構造と機能
1 人体の構造
2 人体の機能・構成成分
2章 歯・口腔の構造と機能
1 歯・口腔の構造
2 歯・口腔の機能・構成成分……0
3章 疾病の成り立ち及び回復過程の促進
1 病因と病態
2 感染と免疫
3 生体と薬物
4章 歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組み
1 総論
2 口腔清掃
3 う蝕の予防
4 歯周病予防
5 その他の歯科疾患の予防
6 歯科疾患の疫学と歯科保健指導
7 地域歯科保健活動
8 環境・社会と健康
9 保健・医療・福祉の制度
10 栄養・食生活の基礎
5章 歯科衛生士概論
1 歯科衛生士とその業務
6章 臨床歯科医学
1 歯科臨床の基礎
2 歯・歯髄・歯周組織の疾患と治療
3 歯の欠損と治療
4 顎・口腔領域の疾患と治療
5 不正咬合と治療
6 小児の理解と歯科治療
7 高齢者の理解と歯科治療
8 障害者の理解と歯科治療
7章 歯科予防処置論
1 総論
2 歯周病予防処置
3 う蝕予防処置
8章 歯科保健指導論
1 総論
2 歯科保健指導の基礎
3 口腔清掃指導法
4 生活指導
5 歯科衛生教育活動
9章 歯科診療補助論
1 総論
2 主要歯科材料の種類,取扱いと管理
3 保存治療時の診療補助
4 補綴治療時の診療補助
5 口腔外科治療時の診療補助
6 矯正理科治療時の診療補助
7 小児歯科治療時の診療補助
8 高齢者歯科治療時の診療補助
9 障害者治療時の診療補助
10 エックス線写真撮影時の診療補助
11 臨床検査法
12 救命救急処置
巻末写真
1 人体の構造
2 人体の機能・構成成分
2章 歯・口腔の構造と機能
1 歯・口腔の構造
2 歯・口腔の機能・構成成分……0
3章 疾病の成り立ち及び回復過程の促進
1 病因と病態
2 感染と免疫
3 生体と薬物
4章 歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組み
1 総論
2 口腔清掃
3 う蝕の予防
4 歯周病予防
5 その他の歯科疾患の予防
6 歯科疾患の疫学と歯科保健指導
7 地域歯科保健活動
8 環境・社会と健康
9 保健・医療・福祉の制度
10 栄養・食生活の基礎
5章 歯科衛生士概論
1 歯科衛生士とその業務
6章 臨床歯科医学
1 歯科臨床の基礎
2 歯・歯髄・歯周組織の疾患と治療
3 歯の欠損と治療
4 顎・口腔領域の疾患と治療
5 不正咬合と治療
6 小児の理解と歯科治療
7 高齢者の理解と歯科治療
8 障害者の理解と歯科治療
7章 歯科予防処置論
1 総論
2 歯周病予防処置
3 う蝕予防処置
8章 歯科保健指導論
1 総論
2 歯科保健指導の基礎
3 口腔清掃指導法
4 生活指導
5 歯科衛生教育活動
9章 歯科診療補助論
1 総論
2 主要歯科材料の種類,取扱いと管理
3 保存治療時の診療補助
4 補綴治療時の診療補助
5 口腔外科治療時の診療補助
6 矯正理科治療時の診療補助
7 小児歯科治療時の診療補助
8 高齢者歯科治療時の診療補助
9 障害者治療時の診療補助
10 エックス線写真撮影時の診療補助
11 臨床検査法
12 救命救急処置
巻末写真