序
宇宙は無限の世界なのだろうか，それとも有限の世界なのだろうか．無限の世界などという空間が本当に存在するのだろうか．150億年もの想像を絶する大昔に，宇宙において，大爆発（Bg Burn） が起こり，やがて太陽系ができ，太陽を中心に地球を含む惑星群が発生した．おのおのの惑星は太陽という強力な熱と光のエネルギーをもつ火の玉を中心に，公転，自転の運動を行っている．それはニール・ボーアが提案した原子の仮説模型にも似ている．また，われわれの体の構成単位である細胞にも似ている．結局，突き詰めて考えてみると，宇宙における現象も，細胞内で起こっている現象も，そして，原子や分子内で起こっている現象，さらに，われわれ社会の営みも，基本的には，あるものを中心におのおのが運動しているという点で同じような気がする．
さて，このたび，歯界展望の別冊として「歯科用レーザーの臨床―臨床基本編」を出版することになった．レーザーはご存知のように，アインシュタインが弱冠25歳のとき，すなわち1905年に，彼の三大理論である，特殊相対性理論，ブラウン運動の理論，光量子仮説のなかの光量子仮説に基づいて1916年に「電子を誘導して特定の光を放出させることが可能である」という論文を報告したのがきっかけとなり，幾多の紆余曲折を経て，1960年，ついに，メイマンによってレーザーが現実のものとなった．一時は軍事用が優先し，殺人光線の異名をとどろかせ，とても臨床に応用することなど夢にも考えられなかった．ところが，各種レーザーの開発，器械のコンピュータ化，導光法の改良により，いち早く外科学の領域に利用できるようになった．歯学の領域でも1964年，ゴールドンにより抜去歯で実験が行われたが，とても臨床応用は無理との結論が下されてしまった．ところが，その後，各種のレーザーの開発，熱蓄積の少ないレーザーの照射条件の設定，ファイバーの開発，コンピュータの改良などによる小型化，エネルギー制御の簡素化が進み，実際に診療室でレーザーを使用した治療が可能となってしまった．私が初めてレーザーと出会ってから15年の歳月が流れていた．
本別冊の企画の特色として，いくつかあげることができる．まず第一に，世界各地で活躍している研究者にも執筆に加わっていただいたことである．歯学領域へのレーザーの応用は，アメリカを中心に発展してきたが，今日では，日本，ドイツ，フランス，イタリアなど世界各地でレーザー器械が開発されて使用されているので，狭い日本だけにとどまらず，国際的な執筆陣とした．また，本書は一般臨床の先生方を読者の対象としたので，難解なレーザーの基礎的な話や多くの文献の引用などは可能なかぎり省略し，臨床的な内容になるように編集面で工夫した．本「臨床基本編」では，第1章で“レーザーとは“，第2章で“各種レーザーの特徴とその応用”，そして，第3章で“歯科用レーザー機器の特色”について述べ，大方のレーザーに関する知識を習得していただくことをねらいとしている．また引き続き，発行を企画している続編では，実際の応用について症例報告形式で構成することを予定している．歯科におけるレーザー治療は，やっと日の目をみた段階であり，これからどのようになるかは研究者の双肩にかかっている．遠くはない将来に，もっと進んだ報告ができるように努力したい．
最後に，例年にない酷暑の折に，また，ご多忙のところご執筆いただいた諸先生方に心より感謝するとともに，本書の企画にご助力いただいた医歯薬出版株式会社にお礼を申し上げます．
1994年12月 編集委員 昭和大学教授 松本光吉 シンガポール大学教授 Loh Hong Sa
宇宙は無限の世界なのだろうか，それとも有限の世界なのだろうか．無限の世界などという空間が本当に存在するのだろうか．150億年もの想像を絶する大昔に，宇宙において，大爆発（Bg Burn） が起こり，やがて太陽系ができ，太陽を中心に地球を含む惑星群が発生した．おのおのの惑星は太陽という強力な熱と光のエネルギーをもつ火の玉を中心に，公転，自転の運動を行っている．それはニール・ボーアが提案した原子の仮説模型にも似ている．また，われわれの体の構成単位である細胞にも似ている．結局，突き詰めて考えてみると，宇宙における現象も，細胞内で起こっている現象も，そして，原子や分子内で起こっている現象，さらに，われわれ社会の営みも，基本的には，あるものを中心におのおのが運動しているという点で同じような気がする．
さて，このたび，歯界展望の別冊として「歯科用レーザーの臨床―臨床基本編」を出版することになった．レーザーはご存知のように，アインシュタインが弱冠25歳のとき，すなわち1905年に，彼の三大理論である，特殊相対性理論，ブラウン運動の理論，光量子仮説のなかの光量子仮説に基づいて1916年に「電子を誘導して特定の光を放出させることが可能である」という論文を報告したのがきっかけとなり，幾多の紆余曲折を経て，1960年，ついに，メイマンによってレーザーが現実のものとなった．一時は軍事用が優先し，殺人光線の異名をとどろかせ，とても臨床に応用することなど夢にも考えられなかった．ところが，各種レーザーの開発，器械のコンピュータ化，導光法の改良により，いち早く外科学の領域に利用できるようになった．歯学の領域でも1964年，ゴールドンにより抜去歯で実験が行われたが，とても臨床応用は無理との結論が下されてしまった．ところが，その後，各種のレーザーの開発，熱蓄積の少ないレーザーの照射条件の設定，ファイバーの開発，コンピュータの改良などによる小型化，エネルギー制御の簡素化が進み，実際に診療室でレーザーを使用した治療が可能となってしまった．私が初めてレーザーと出会ってから15年の歳月が流れていた．
本別冊の企画の特色として，いくつかあげることができる．まず第一に，世界各地で活躍している研究者にも執筆に加わっていただいたことである．歯学領域へのレーザーの応用は，アメリカを中心に発展してきたが，今日では，日本，ドイツ，フランス，イタリアなど世界各地でレーザー器械が開発されて使用されているので，狭い日本だけにとどまらず，国際的な執筆陣とした．また，本書は一般臨床の先生方を読者の対象としたので，難解なレーザーの基礎的な話や多くの文献の引用などは可能なかぎり省略し，臨床的な内容になるように編集面で工夫した．本「臨床基本編」では，第1章で“レーザーとは“，第2章で“各種レーザーの特徴とその応用”，そして，第3章で“歯科用レーザー機器の特色”について述べ，大方のレーザーに関する知識を習得していただくことをねらいとしている．また引き続き，発行を企画している続編では，実際の応用について症例報告形式で構成することを予定している．歯科におけるレーザー治療は，やっと日の目をみた段階であり，これからどのようになるかは研究者の双肩にかかっている．遠くはない将来に，もっと進んだ報告ができるように努力したい．
最後に，例年にない酷暑の折に，また，ご多忙のところご執筆いただいた諸先生方に心より感謝するとともに，本書の企画にご助力いただいた医歯薬出版株式会社にお礼を申し上げます．
1994年12月 編集委員 昭和大学教授 松本光吉 シンガポール大学教授 Loh Hong Sa
序 松本光吉・Loh Hong Sai
第1章 レーザーとは
1．レーザー開発の歴史 松本光吉
レーザーの予言者/レーザーはどのようにして開発されたか/兵器，通信，医学への応用/歯科用レーザーの歴史
2．レーザーの原理 松本光吉
光とは何か/レーザーを発生する物質は/どのようにしてレーザーを発振させるのか/レーザー（LASER） の語源は/レーザーと普通の光との違いは/なぜ発熱するレーザーと発熱しないレーザーがあるのか
3．レーザーの特性および安全性 Loh Hong Sai
レーザーの特性/レーザーの安全性
第2章 各種レーザーの特徴とその応用
1．Nd：YAGレーザー
Nd：YAGレーザー 若林 始
Nd：YAGレーザー装置の特性/Nd：YAGレーザー光の特性/歯科用 Nd：YAGレーザー装置/Nd：YAGレーザーの歯科応用分野
Nd：YAGレーザー―5症例から考える― Carlos de Paula Eduardo
はじめに/臨床例/まとめ
2．KTP-YAGレーザー 町田 孝
はじめに/CO↓2↓ および Nd：YAGレーザーとの比較による KTPレーザーの特性/KTPレーザーの応用分野
3．Er：YAGレーザー
Er：YAGレーザー Ulrich Keller
はじめに/組織との相互作用/齲蝕の除去/レーザーエッチング/痛みの発生/まとめ
Er：YAGレーザーによる窩洞形成が歯髄に与える影響 須田英明・関根義朗
はじめに/レーザーによる窩洞形成の試み/Er：YAGレーザー/Er：YAGレーザーによる窩洞形成方法/Er：YAGレーザーによる硬組織切削の原理/Er：YAGレーザーの将来展望
Er：YAGレーザーの歯周治療への応用 渡辺 久・青木 章・石川 烈
はじめに/口腔軟組織への応用/歯周病罹患根面へのレーザーの応用の可能性/歯根面および歯石への Er：YAGレーザー照射の効果/根面齲蝕の処置への応用/おわりに
4．CO2レーザー
CO2レーザー 中村幸生
はじめに/CO↓2↓ レーザーの特性/CO↓2↓ レーザーの応用分野/CO↓2↓ レーザーの歯科における応用/TEACO2レーザー
TEA CO2レーザー Jacques Melcer
はじめに/実験材料と方法/結果/まとめ
5．He-Neレーザー
He-Neレーザー 長谷川二郎
He-Neレーザーの発生/He-Neレーザーの特徴/He-Neレーザーの生体への作用/He-Neレーザー使用による最近の実験/おわりに
He-Neレーザーの歯髄処置への応用 加藤純二・小野博志
はじめに/He-Neレーザーのラット歯髄への影響/臨床例/臨床における術式（直接覆髄法，生活歯髄切断法）/まとめ
6．Argonレーザー G.Lynn Powell・Richard J.Blankenau
はじめに/光活性物質の重合/安全性/おわりに
7．Excimerレーザー
Excimerレーザー Matthias Frentzen
はじめに/Excimerレーザーシステム/レーザーによる組織反応/組織学的観察/歯科領域における応用/まとめ
Excimerレーザー―ArF Excimerレーザーを中心に― 船登章嘉
はじめに/ArF Excimerレーザー照射によるヒトの歯のエナメル質および象牙質への影響/ArF Excimerレーザー照射によるラット舌の変化/おわりに
8．Dyeレーザー Petra Wilder Smith
はじめに/一般的な特徴と応用/ダイレーザーの歯科への応用/まとめ
第3章 歯科用レーザー機器の特色
1．Nd：YAGレーザー
American Dental Laser Dlase-300 佐々木八郎・佐々木ミッシェル・碓井ソフィ
はじめに/Nd：YAGレーザーの歯科領域への応用/硬組織に関して/感覚閾値に関して/軟組織に関して/金属に関して/おわりに
Osada Nd：YAG-Laser DL-2 白須賀哲也
はじめに/口腔外科領域への応用/歯周外科領域への応用の可能性/歯頚部象牙質知覚過敏症の除痛効果/エナメル質表面照射時の形態的変化
SLT-Japan CL50 清水正嗣・水城春美
はじめに/SLT-Japan CL50 の特徴/SLT-Japan CL50 の臨床適応と応用分野の可能性/問題点および今後の課題
2．CO2レーザー
ベル・ラクサー CO2レーザー 古森孝英
はじめに/仕様/使用法/他の機器と比較したときの本器の特徴/適応症/おわりに
Lasersat CO2 片桐英一
はじめに/Lasersat CO↓2↓ の特色/CO↓2↓ レーザーの作動と照射条件の設定/Lasersat CO↓2↓ の臨床術式/臨床例と臨床応用分野の可能性/Lasersat CO↓2↓ の応用分野/おわりに
Panalas C10 濱村康司・美馬孝至・松矢篤三
@ はじめに/特色/歯への応用/口腔軟組織への応用/まとめ
ヨシダオペレーザー03R 中村幸生
ヨシダオペレーザー03Rの特色/臨床応用分野の可能性/歯肉メラニン色素沈着/ヨシダオペレーザー03Rを用いた CO2レーザー照射による歯肉メラニン色素沈着除去の臨床応用/ヨシダオペレーザー03Rの問題点
3．He-Neレーザー
タカラ Belbeam 加藤純二
はじめに/Belbeamの特徴/Belbeamの臨床応用/レーザーを使用する際の注意点/まとめ
ソフトレーザー632 長谷川二郎
はじめに/ソフトレーザー632 の概要/ソフトレーザー632の取り扱い上の注意/ソフトレーザー632の生体への影響/ソフトレーザー632の歯科臨床/ソフトレーザー632のレーザー鍼効果
4．半導体レーザー
セミレーザー・ナノックスLX-800 立花 均
はじめに/臨床応用分野の可能性/問題点
オサダ ダイオトロン 斎藤 毅・目澤修二・紺 健一
はじめに/半導体レーザー照射装置オサダダイオトロンと照射法/鎮痛効果の臨床評価/鎮痛効果の神経生理学的研究/創傷治癒促進効果，特に骨組織形成促進作用に関する実験的研究/おわりに
Compact Laser 熊﨑 護
はじめに/Compact Laserの特徴/臨床応用の可能性
5．Argonレーザー
HGM Dental Laser Richard J.Blankenau・G.Lynn Powell
はじめに/臨床応用/まとめ
6．Excimerレーザー 福田廣志・橋本賢二
はじめに/硬組織へのレーザー応用上の問題点/レーザーの医療応用上の特色と硬組織応用の可能性/硬組織になぜエキシマレーザーか/おわりに
翻訳者一覧
第1章 レーザーとは
1．レーザー開発の歴史 松本光吉
レーザーの予言者/レーザーはどのようにして開発されたか/兵器，通信，医学への応用/歯科用レーザーの歴史
2．レーザーの原理 松本光吉
光とは何か/レーザーを発生する物質は/どのようにしてレーザーを発振させるのか/レーザー（LASER） の語源は/レーザーと普通の光との違いは/なぜ発熱するレーザーと発熱しないレーザーがあるのか
3．レーザーの特性および安全性 Loh Hong Sai
レーザーの特性/レーザーの安全性
第2章 各種レーザーの特徴とその応用
1．Nd：YAGレーザー
Nd：YAGレーザー 若林 始
Nd：YAGレーザー装置の特性/Nd：YAGレーザー光の特性/歯科用 Nd：YAGレーザー装置/Nd：YAGレーザーの歯科応用分野
Nd：YAGレーザー―5症例から考える― Carlos de Paula Eduardo
はじめに/臨床例/まとめ
2．KTP-YAGレーザー 町田 孝
はじめに/CO↓2↓ および Nd：YAGレーザーとの比較による KTPレーザーの特性/KTPレーザーの応用分野
3．Er：YAGレーザー
Er：YAGレーザー Ulrich Keller
はじめに/組織との相互作用/齲蝕の除去/レーザーエッチング/痛みの発生/まとめ
Er：YAGレーザーによる窩洞形成が歯髄に与える影響 須田英明・関根義朗
はじめに/レーザーによる窩洞形成の試み/Er：YAGレーザー/Er：YAGレーザーによる窩洞形成方法/Er：YAGレーザーによる硬組織切削の原理/Er：YAGレーザーの将来展望
Er：YAGレーザーの歯周治療への応用 渡辺 久・青木 章・石川 烈
はじめに/口腔軟組織への応用/歯周病罹患根面へのレーザーの応用の可能性/歯根面および歯石への Er：YAGレーザー照射の効果/根面齲蝕の処置への応用/おわりに
4．CO2レーザー
CO2レーザー 中村幸生
はじめに/CO↓2↓ レーザーの特性/CO↓2↓ レーザーの応用分野/CO↓2↓ レーザーの歯科における応用/TEACO2レーザー
TEA CO2レーザー Jacques Melcer
はじめに/実験材料と方法/結果/まとめ
5．He-Neレーザー
He-Neレーザー 長谷川二郎
He-Neレーザーの発生/He-Neレーザーの特徴/He-Neレーザーの生体への作用/He-Neレーザー使用による最近の実験/おわりに
He-Neレーザーの歯髄処置への応用 加藤純二・小野博志
はじめに/He-Neレーザーのラット歯髄への影響/臨床例/臨床における術式（直接覆髄法，生活歯髄切断法）/まとめ
6．Argonレーザー G.Lynn Powell・Richard J.Blankenau
はじめに/光活性物質の重合/安全性/おわりに
7．Excimerレーザー
Excimerレーザー Matthias Frentzen
はじめに/Excimerレーザーシステム/レーザーによる組織反応/組織学的観察/歯科領域における応用/まとめ
Excimerレーザー―ArF Excimerレーザーを中心に― 船登章嘉
はじめに/ArF Excimerレーザー照射によるヒトの歯のエナメル質および象牙質への影響/ArF Excimerレーザー照射によるラット舌の変化/おわりに
8．Dyeレーザー Petra Wilder Smith
はじめに/一般的な特徴と応用/ダイレーザーの歯科への応用/まとめ
第3章 歯科用レーザー機器の特色
1．Nd：YAGレーザー
American Dental Laser Dlase-300 佐々木八郎・佐々木ミッシェル・碓井ソフィ
はじめに/Nd：YAGレーザーの歯科領域への応用/硬組織に関して/感覚閾値に関して/軟組織に関して/金属に関して/おわりに
Osada Nd：YAG-Laser DL-2 白須賀哲也
はじめに/口腔外科領域への応用/歯周外科領域への応用の可能性/歯頚部象牙質知覚過敏症の除痛効果/エナメル質表面照射時の形態的変化
SLT-Japan CL50 清水正嗣・水城春美
はじめに/SLT-Japan CL50 の特徴/SLT-Japan CL50 の臨床適応と応用分野の可能性/問題点および今後の課題
2．CO2レーザー
ベル・ラクサー CO2レーザー 古森孝英
はじめに/仕様/使用法/他の機器と比較したときの本器の特徴/適応症/おわりに
Lasersat CO2 片桐英一
はじめに/Lasersat CO↓2↓ の特色/CO↓2↓ レーザーの作動と照射条件の設定/Lasersat CO↓2↓ の臨床術式/臨床例と臨床応用分野の可能性/Lasersat CO↓2↓ の応用分野/おわりに
Panalas C10 濱村康司・美馬孝至・松矢篤三
@ はじめに/特色/歯への応用/口腔軟組織への応用/まとめ
ヨシダオペレーザー03R 中村幸生
ヨシダオペレーザー03Rの特色/臨床応用分野の可能性/歯肉メラニン色素沈着/ヨシダオペレーザー03Rを用いた CO2レーザー照射による歯肉メラニン色素沈着除去の臨床応用/ヨシダオペレーザー03Rの問題点
3．He-Neレーザー
タカラ Belbeam 加藤純二
はじめに/Belbeamの特徴/Belbeamの臨床応用/レーザーを使用する際の注意点/まとめ
ソフトレーザー632 長谷川二郎
はじめに/ソフトレーザー632 の概要/ソフトレーザー632の取り扱い上の注意/ソフトレーザー632の生体への影響/ソフトレーザー632の歯科臨床/ソフトレーザー632のレーザー鍼効果
4．半導体レーザー
セミレーザー・ナノックスLX-800 立花 均
はじめに/臨床応用分野の可能性/問題点
オサダ ダイオトロン 斎藤 毅・目澤修二・紺 健一
はじめに/半導体レーザー照射装置オサダダイオトロンと照射法/鎮痛効果の臨床評価/鎮痛効果の神経生理学的研究/創傷治癒促進効果，特に骨組織形成促進作用に関する実験的研究/おわりに
Compact Laser 熊﨑 護
はじめに/Compact Laserの特徴/臨床応用の可能性
5．Argonレーザー
HGM Dental Laser Richard J.Blankenau・G.Lynn Powell
はじめに/臨床応用/まとめ
6．Excimerレーザー 福田廣志・橋本賢二
はじめに/硬組織へのレーザー応用上の問題点/レーザーの医療応用上の特色と硬組織応用の可能性/硬組織になぜエキシマレーザーか/おわりに
翻訳者一覧