はじめに
2000年4月,介護保険法が施行されました.運用上の問題は細かい点でいろいろありますが,大筋では順調な滑り出しをしたといえるでしょう.
今後は,要介護者等や介護者の身体的・精神的負担が軽減できるように,さらには自立とQOLの向上ができるように,介護支援サービスが地域でうまく機能を果たすことが課題であろうと思います.
それには,少子高齢社会における日本の財産として,介護支援サービスの中核である質の高い優秀な介護支援専門員(ケアマネジャー)を養成することが重要になってきます.介護支援専門員は新しい介護・福祉の世界を担う重要な職業となります.その資格を得るために実務研修受講試験があります.
現在の高度に複雑化した社会においては,介護支援専門員にとって必要な知識は年々膨大なものとなってきており,短い時間でそれらを履修することは大変な作業です.とはいっても,介護支援専門員をめざす方たちが受講試験に確実に合格され,実務研修を受けた後,現場でさらに実力をつけ,要介護等高齢者のために,また将来の日本のために活躍されることを祈念するものです.
本書はその第一歩になる,受験を希望される方々のための「必修テキスト」として企画しました.すでに『介護支援専門員基本テキスト』(長寿社会開発センター,2000)や各種問題集・参考書など,多くの本が受験のために出版されておりますが,本書は,ありうべき介護支援専門員・求められる介護支援専門員を念頭におき,それに必要な知識を,よりコンパクトに充実させ,だれにでも勉強しやすいように工夫して作成いたしました.そして,より効率的に,より内容豊かに,より短い時間で有効に受験の準備ができるように内容を吟味しました.
同時に,介護保険制度の進捗にあわせて最新の情報を取り入れることにより,すでに介護支援専門員の資格を得ている方々や広く介護保険に携わる方々にとっても役立つものとして,本書が有意義であることを願っております.
ぜひ,介護保険のことを知りたい多くの方々にとり「座右の書」とならんことを期待して,本書を発刊させていただきます.
2000年9月 執筆者を代表して 遠藤英俊
2000年4月,介護保険法が施行されました.運用上の問題は細かい点でいろいろありますが,大筋では順調な滑り出しをしたといえるでしょう.
今後は,要介護者等や介護者の身体的・精神的負担が軽減できるように,さらには自立とQOLの向上ができるように,介護支援サービスが地域でうまく機能を果たすことが課題であろうと思います.
それには,少子高齢社会における日本の財産として,介護支援サービスの中核である質の高い優秀な介護支援専門員(ケアマネジャー)を養成することが重要になってきます.介護支援専門員は新しい介護・福祉の世界を担う重要な職業となります.その資格を得るために実務研修受講試験があります.
現在の高度に複雑化した社会においては,介護支援専門員にとって必要な知識は年々膨大なものとなってきており,短い時間でそれらを履修することは大変な作業です.とはいっても,介護支援専門員をめざす方たちが受講試験に確実に合格され,実務研修を受けた後,現場でさらに実力をつけ,要介護等高齢者のために,また将来の日本のために活躍されることを祈念するものです.
本書はその第一歩になる,受験を希望される方々のための「必修テキスト」として企画しました.すでに『介護支援専門員基本テキスト』(長寿社会開発センター,2000)や各種問題集・参考書など,多くの本が受験のために出版されておりますが,本書は,ありうべき介護支援専門員・求められる介護支援専門員を念頭におき,それに必要な知識を,よりコンパクトに充実させ,だれにでも勉強しやすいように工夫して作成いたしました.そして,より効率的に,より内容豊かに,より短い時間で有効に受験の準備ができるように内容を吟味しました.
同時に,介護保険制度の進捗にあわせて最新の情報を取り入れることにより,すでに介護支援専門員の資格を得ている方々や広く介護保険に携わる方々にとっても役立つものとして,本書が有意義であることを願っております.
ぜひ,介護保険のことを知りたい多くの方々にとり「座右の書」とならんことを期待して,本書を発刊させていただきます.
2000年9月 執筆者を代表して 遠藤英俊
はじめに
I 基本視点
介護保険制度導入の背景
1.高齢化の進展と高齢者を取り巻く状況の変化
長寿・高齢化の進展/高齢化の進展に伴う要介護高齢者の増加/介護の長期化・重度化/
家族の介護機能の低下/家族にとっての介護問題/社会にとっての介護問題
2.従来の制度の問題点
老人福祉制度/老人医療制度/制度間の不整合
3.社会保険方式の意義
わが国の社会保障のありかた/給付と負担の関係の明確化/利用者の選択
の尊重
4.介護保険制度創設のねらい
介護保険と介護支援サービス
介護支援サービスの必要性/介護支援の過程
II 介護保険制度論
介護保険制度論
1.介護保険制度の目的等
社会保障,社会保険,介護保険の体系/医療保障の体系/高齢者の保健・医療・福祉の体系/
介護保険制度の目的/保険事故と保険給付の基本的理念/国民の努力および義務
2.保険者および国,都道府県の責務等
保険者/保険者の事務/介護保険の会計/条例/国の責務と事務/都道府県の責務と事務/
医療保険者・年金保険者の事務/審議会
3.被保険者
被保険者の概念/強制適用/被保険者の資格要件/住所認定の基準/適用除外/
資格取得の時期/資格喪失の時期/届出/住所地特例/被保険者証
4.保険給付の手続き・種類・内容
要介護認定および要支援認定/要介護認定の手続き/保険給付通則/保険給付の種類と内容/
介護報酬/支給限度基準額/現物給付/審査・支払い/
利用者負担/保険給付の制限
5.事業所および施設
指定居宅サービス事業者/指定居宅介護支援事業者/介護支援専門員/
基準該当サービス事業者/離島等における相当サービスの事業者/介護保険施設/
事業者・施設の指定の特例
6.介護保険事業計画
介護保険事業計画の位置づけ/
基本指針(介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施を確保するための基本的な指針)/
市町村介護保険事業計画/都道府県介護保険事業支援計画
7.保険財政
財政構造/事務費/その他の補助/第1号被保険者の保険料/
介護給付費交付金および介護給付費納付金/第2号被保険者の保険料率の決定
8.財政安定化基金等
財政安定化基金事業/市町村相互財政安定化事業
9.保健福祉事業
10.国民健康保険団体連合会(国保連)の介護保険事業関係業務
審査・支払い/給付費審査委員会/苦情処理等の業務/第三者行為求償事務
11.審査請求(介護保険審査会)
概説/審査請求ができる事項/介護保険審査会/委員/審理裁決を扱う合議体/
専門調査員/訴訟との関係
12.雑則・附則
III 要介護・要支援認定特論
要介護認定の流れ
1.要介護認定基準について
要介護認定および要支援認定/要介護状態区分等と状態像
2.認定調査
要介護等対象者の発見と給付申請/要介護認定および要支援認定のための調査票/
訪問調査
3.主治医意見書
主治の医師による医学的管理の必要性の意見
4.一次判定の概略
5.介護認定審査会における二次判定の概略
一次判定の仕組み
1.要介護認定等基準時間の推計の考えかた
要介護認定等基準時間の考えかた/要介護状態区分等を判定する基準となる分野
2.要介護認定等基準時間の算出方法
要介護認定等基準時間の推計と中間評価項目得点/要介護認定等基準時間
二次判定の仕組み
1.二次判定の基本的方法
介護認定審査会の役割
2.介護認定審査会における審査・判定の手順
介護認定審査会開催の手順/審査および判定の手順
3.二次判定のポイント
IV 介護支援サービス(ケアマネジメント)機能論
介護支援サービス(ケアマネジメント)機能論
1.介護保険制度における介護支援サービス
介護保険における介護支援サービスの定義と位置づけ/
介護保険におけるサービス利用の全体構造と介護支援サービス/
関係者・関係機関の連携
2.介護支援サービスの基本的理念と意義
介護保険における介護支援サービスの理念と意義
3.介護支援専門員に求められるもの
介護支援専門員に求められる理念
4.介護支援専門員の役割と機能
5.介護支援サービスにおける記録
記録のあらまし
介護支援サービス(ケアマネジメント)方法論
1.要介護認定等\請から要介護認定等
2.介護支援サービスのあらまし
介護支援サービスの手順
3.居宅サービス計画作成のための課題分析
4.居宅サービス計画作成の指針とポイント
5.介護サービス調整の方法と介護サービス利用の実施展開
6.モニタリングと居宅サービス計画での再アセスメント
V 高齢者支援展開論(高齢者介護総論)
総論I 医学編
1.高齢者の身体的・精神的な特徴と高齢期に多い疾病および障害
高齢者の身体的・精神的・心理的特徴/
高齢者に起こりやすい疾病および障害の特徴/
高齢者に多くみられる各種の疾患
2.バイタルサインの正確な観察・測定,解釈・分析
全身の観察とバイタルサイン/バイタルサインの正しい観察・測定方法とポイント
3.検査の意義およびその結果の把握,患者指導
4.介護技術の展開
介護の基本姿勢/身体介護と家事援助との関連/自立支援と積極的介護/食事の介護/
排泄・尿失禁の介護/褥瘡の対応/睡眠の介護/身体の清潔/口腔ケア
5.ケアにおけるリハビリテーション
リハビリテーションの考えかた/リハビリテーションの基礎知識/リハビリテーションの実際
6.痴呆性高齢者の介護
7.精神に障害のある場合
うつ病,うつ状態への対応
8.医学的診断・治療内容・予後の理解
9.医師・歯科医師への連絡・情報交換
10.栄養,食生活からの支援・介護
11.呼吸管理,その他の在宅医療管理
呼吸管理の考えかた/呼吸管理各論/その他の在宅医療管理
12.感染の予防
感染症の種類と特徴/起こりやすい感染症の予防と看護・介護,家族/
適切な消毒薬の選択と教育
13.医療器具を装着している場合の留意点
14.急変時の対応
15.健康増進,疾病・障害の予防
総論II 福祉編
1.基礎相談・面接技術
基本姿勢/コミュニケーションの知識と技術/インテーク技術/隠されたニーズの発見
2.ソーシャルワークとケアマネジメント(介護支援サービス)
ケアマネジメントの発展/ソーシャルワークの歴史的経緯とケアマネジメント
3.ソーシャルワーク(社会福祉専門援助技術)の概要
個別援助技術/集団援助技術/地域援助技術
4.接近困難事例への対応
接近困難事例と問題状況の分類/接近困難事例の理解とアプローチ
総論III 臨死編
1.基本的事項
2.方法展開論
在宅ターミナルケアの選択/チームアプローチの必要性/痛みなどの症状緩和/
家族へのケア/死に関する教育(デスエデュケーション)/遺族ケア
VI 高齢者支援展開論(居宅サービス事業各論)
訪問介護方法論
1.訪問介護の意義・目的
訪問介護の規定および内容/訪問介護の意義/訪問介護の目的
2.訪問介護利用者の特性
3.健康・疾病・要介護の程度に対する介護視点
介護におけるリハビリテーションの視点/介護予防の視点/痴呆への対応/
看とりの視点
4.訪問介護サービスと介護支援サービスの実際と方法
介護支援サービスのなかでの訪問介護/介護支援サービスの実際
訪問入浴介護方法論
1.訪問入浴介護の意義・目的
訪問入浴介護の規定および内容/訪問入浴介護の意義・目的
2.訪問入浴介護利用者の特性
3.健康・疾病・要介護の程度に対する訪問入浴介護の視点
4.訪問入浴介護と介護支援サービスの実際と方法
訪問看護方法論
1.基本的事項
2.訪問看護の方法展開論
訪問看護制度の歴史と意義/訪問看護/訪問看護の目的・目標/訪問看護利用者の特性/
訪問看護の開始/訪問看護の内容/訪問看護の特徴/介護支援サービスと訪問看護/
訪問看護者の教育
訪問リハビリテーション方法論
1.訪問リハビリテーションの定義
2.訪問リハビリテーションの内容
居宅療養管理指導方法論
1.居宅療養管理指導の定義
2.居宅療養管理指導の内容
3.医学的管理サービスの意義と目的
4.歯科衛生指導
5.薬剤管理指導
6.栄養管理指導
通所介護方法論
1.通所介護の意義・目的
通所介護の規定および内容/通所介護の意義・目的
2.通所介護利用者の特性
3.健康・疾病・要介護の程度に対する通所介護の視点
4.通所介護サービスと介護支援サービスの実際と方法
通所リハビリテーション方法論
1.通所リハビリテーションの定義
2.通所リハビリテーションの意義と内容
3.通所リハビリテーションの位置づけとチームアプローチ
短期入所生活介護方法論
1.基本的事項
2.方法展開論
具体的な展開方法/短期入所介護の実態
短期入所療養介護方法論
1.基本的事項
2.方法展開論
痴呆対応型共同生活介護方法論
1.痴呆対応型共同生活介護の定義
2.痴呆対応型共同生活介護について
3.入所対象者
4.痴呆対応型共同生活介護の内容
特定施設入所者生活介護方法論
1.基本的事項
2.方法展開論
福祉用具および住宅改修等方法論
1.福祉用具貸与等の意義・目的
2.福祉用具貸与等利用者の特性および福祉用具の機能,使用法
福祉用具利用者の特性/福祉用具の機能/福祉用具の使用法/住宅改修
3.福祉用具貸与等の視点
起居関連用具/移動関連用具/排泄関連用具/入浴関連用具
4.福祉用具貸与等と介護支援サービスの実際と方法
介護サービス計画の作成/介護支援サービスの実際
VII 高齢者支援展開論(介護保険施設各論)
指定介護老人福祉施設サービス方法論
1.基本的事項
制度上の位置づけ/介護保険施設のなかでの特別養護老人ホームの位置づけ/
介護保険の要介護度/「措置」はなくなるのか(平成12年度以降の措置の取り扱い)
2.指定介護老人福祉施設サービス利用者の特性
入所者の高齢化/ADL重度の人の増加/入所者の痴呆の状態/
特別養護老人ホームで両親を介護したいと考えている人
3.方法展開論
具体的なサービス/運営基準
介護老人保健施設サービス方法論
1.基本的事項
2.方法展開論
介護老人保健施設の意義・目的/介護老人保健施設サービス利用者の特性
/利用者の入所・退所/介護老人保健施設の内容・特徴
指定介護療養型医療施設サービス方法論
1.基本的事項
2.方法展開論
指定介護療養型医療施設の意義・目的/指定介護療養型医療施設サービス利用者の特性/
入院・退院/指定介護療養型医療施設の内容・特徴/
老人性痴呆疾患療養病棟の意義・目的/老人性痴呆疾患療養病棟利用者の特性/
老人性痴呆疾患療養病棟の特徴・内容
VIII 高齢者支援展開論(社会資源活用論)
公的サービスおよびその他の社会資源導入方法論
1.自立支援のための総合的ケアネットワークの必要性
2.社会資源間での機能や役割の相違
3.フォーマルな分野とインフォーマルな分野の連携の必要性
索引
ケアスポット
介護報酬単位数早見表
介護支援専門員実務研修受講試験事業実施要綱(厚生省老発第519号)
介護支援専門員実務研修事業実施要綱(厚生省老発第519号)
要介護認定等に係る介護認定審査会による審査及び判定の基準等に関する省令(厚生省令第58号,平成11年4月30日)
要介護認定等基準時間の推計の方法(厚生省告示第91号,平成12年3月24日)
介護認定と状態像のみかた
特定疾病について
成年後見制度と地域福祉権利擁護事業
リスクマネジメントとオンブズマン
拘束―縛らない介護
特定施設入所者生活介護の特徴
訪問介護におけるサービス行為ごとの区分等について(厚生省老計第10号,平成12年3月)
訪問通所区分支給限度基準額の短期入所へ振り替る特例措置(厚生省医福審―老・介合同平成12年3月)
コラム
国民医療費 老人医療費
老人福祉法の理念
大数の法則
発生主義と申請主義
認定審査委託先の経過措置
福祉用具貸与の対象となる福祉用具の種目
福祉用具購入費の対象となる特定福祉用具の種目
訪問通所サービスの支給限度額と居宅サービス計画
施設のおむつ代
介護保険制度外の利用者負担の軽減措置
指定基準は必ず読みましょう
施設サービス計画に関する業務の経過措置
介護保険事業支援計画と介護保険施設の指定(許可)
身体拘束の禁止規定
制度施行時の指定に関する経過措置
補助事業として実施されている介護保険関連事業
高血圧症と正常血圧の最近の動向
費用は介護保険か医療保険か
厚生大臣が定める疾病等
高齢者痴呆介護研究研修センター
I 基本視点
介護保険制度導入の背景
1.高齢化の進展と高齢者を取り巻く状況の変化
長寿・高齢化の進展/高齢化の進展に伴う要介護高齢者の増加/介護の長期化・重度化/
家族の介護機能の低下/家族にとっての介護問題/社会にとっての介護問題
2.従来の制度の問題点
老人福祉制度/老人医療制度/制度間の不整合
3.社会保険方式の意義
わが国の社会保障のありかた/給付と負担の関係の明確化/利用者の選択
の尊重
4.介護保険制度創設のねらい
介護保険と介護支援サービス
介護支援サービスの必要性/介護支援の過程
II 介護保険制度論
介護保険制度論
1.介護保険制度の目的等
社会保障,社会保険,介護保険の体系/医療保障の体系/高齢者の保健・医療・福祉の体系/
介護保険制度の目的/保険事故と保険給付の基本的理念/国民の努力および義務
2.保険者および国,都道府県の責務等
保険者/保険者の事務/介護保険の会計/条例/国の責務と事務/都道府県の責務と事務/
医療保険者・年金保険者の事務/審議会
3.被保険者
被保険者の概念/強制適用/被保険者の資格要件/住所認定の基準/適用除外/
資格取得の時期/資格喪失の時期/届出/住所地特例/被保険者証
4.保険給付の手続き・種類・内容
要介護認定および要支援認定/要介護認定の手続き/保険給付通則/保険給付の種類と内容/
介護報酬/支給限度基準額/現物給付/審査・支払い/
利用者負担/保険給付の制限
5.事業所および施設
指定居宅サービス事業者/指定居宅介護支援事業者/介護支援専門員/
基準該当サービス事業者/離島等における相当サービスの事業者/介護保険施設/
事業者・施設の指定の特例
6.介護保険事業計画
介護保険事業計画の位置づけ/
基本指針(介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施を確保するための基本的な指針)/
市町村介護保険事業計画/都道府県介護保険事業支援計画
7.保険財政
財政構造/事務費/その他の補助/第1号被保険者の保険料/
介護給付費交付金および介護給付費納付金/第2号被保険者の保険料率の決定
8.財政安定化基金等
財政安定化基金事業/市町村相互財政安定化事業
9.保健福祉事業
10.国民健康保険団体連合会(国保連)の介護保険事業関係業務
審査・支払い/給付費審査委員会/苦情処理等の業務/第三者行為求償事務
11.審査請求(介護保険審査会)
概説/審査請求ができる事項/介護保険審査会/委員/審理裁決を扱う合議体/
専門調査員/訴訟との関係
12.雑則・附則
III 要介護・要支援認定特論
要介護認定の流れ
1.要介護認定基準について
要介護認定および要支援認定/要介護状態区分等と状態像
2.認定調査
要介護等対象者の発見と給付申請/要介護認定および要支援認定のための調査票/
訪問調査
3.主治医意見書
主治の医師による医学的管理の必要性の意見
4.一次判定の概略
5.介護認定審査会における二次判定の概略
一次判定の仕組み
1.要介護認定等基準時間の推計の考えかた
要介護認定等基準時間の考えかた/要介護状態区分等を判定する基準となる分野
2.要介護認定等基準時間の算出方法
要介護認定等基準時間の推計と中間評価項目得点/要介護認定等基準時間
二次判定の仕組み
1.二次判定の基本的方法
介護認定審査会の役割
2.介護認定審査会における審査・判定の手順
介護認定審査会開催の手順/審査および判定の手順
3.二次判定のポイント
IV 介護支援サービス(ケアマネジメント)機能論
介護支援サービス(ケアマネジメント)機能論
1.介護保険制度における介護支援サービス
介護保険における介護支援サービスの定義と位置づけ/
介護保険におけるサービス利用の全体構造と介護支援サービス/
関係者・関係機関の連携
2.介護支援サービスの基本的理念と意義
介護保険における介護支援サービスの理念と意義
3.介護支援専門員に求められるもの
介護支援専門員に求められる理念
4.介護支援専門員の役割と機能
5.介護支援サービスにおける記録
記録のあらまし
介護支援サービス(ケアマネジメント)方法論
1.要介護認定等\請から要介護認定等
2.介護支援サービスのあらまし
介護支援サービスの手順
3.居宅サービス計画作成のための課題分析
4.居宅サービス計画作成の指針とポイント
5.介護サービス調整の方法と介護サービス利用の実施展開
6.モニタリングと居宅サービス計画での再アセスメント
V 高齢者支援展開論(高齢者介護総論)
総論I 医学編
1.高齢者の身体的・精神的な特徴と高齢期に多い疾病および障害
高齢者の身体的・精神的・心理的特徴/
高齢者に起こりやすい疾病および障害の特徴/
高齢者に多くみられる各種の疾患
2.バイタルサインの正確な観察・測定,解釈・分析
全身の観察とバイタルサイン/バイタルサインの正しい観察・測定方法とポイント
3.検査の意義およびその結果の把握,患者指導
4.介護技術の展開
介護の基本姿勢/身体介護と家事援助との関連/自立支援と積極的介護/食事の介護/
排泄・尿失禁の介護/褥瘡の対応/睡眠の介護/身体の清潔/口腔ケア
5.ケアにおけるリハビリテーション
リハビリテーションの考えかた/リハビリテーションの基礎知識/リハビリテーションの実際
6.痴呆性高齢者の介護
7.精神に障害のある場合
うつ病,うつ状態への対応
8.医学的診断・治療内容・予後の理解
9.医師・歯科医師への連絡・情報交換
10.栄養,食生活からの支援・介護
11.呼吸管理,その他の在宅医療管理
呼吸管理の考えかた/呼吸管理各論/その他の在宅医療管理
12.感染の予防
感染症の種類と特徴/起こりやすい感染症の予防と看護・介護,家族/
適切な消毒薬の選択と教育
13.医療器具を装着している場合の留意点
14.急変時の対応
15.健康増進,疾病・障害の予防
総論II 福祉編
1.基礎相談・面接技術
基本姿勢/コミュニケーションの知識と技術/インテーク技術/隠されたニーズの発見
2.ソーシャルワークとケアマネジメント(介護支援サービス)
ケアマネジメントの発展/ソーシャルワークの歴史的経緯とケアマネジメント
3.ソーシャルワーク(社会福祉専門援助技術)の概要
個別援助技術/集団援助技術/地域援助技術
4.接近困難事例への対応
接近困難事例と問題状況の分類/接近困難事例の理解とアプローチ
総論III 臨死編
1.基本的事項
2.方法展開論
在宅ターミナルケアの選択/チームアプローチの必要性/痛みなどの症状緩和/
家族へのケア/死に関する教育(デスエデュケーション)/遺族ケア
VI 高齢者支援展開論(居宅サービス事業各論)
訪問介護方法論
1.訪問介護の意義・目的
訪問介護の規定および内容/訪問介護の意義/訪問介護の目的
2.訪問介護利用者の特性
3.健康・疾病・要介護の程度に対する介護視点
介護におけるリハビリテーションの視点/介護予防の視点/痴呆への対応/
看とりの視点
4.訪問介護サービスと介護支援サービスの実際と方法
介護支援サービスのなかでの訪問介護/介護支援サービスの実際
訪問入浴介護方法論
1.訪問入浴介護の意義・目的
訪問入浴介護の規定および内容/訪問入浴介護の意義・目的
2.訪問入浴介護利用者の特性
3.健康・疾病・要介護の程度に対する訪問入浴介護の視点
4.訪問入浴介護と介護支援サービスの実際と方法
訪問看護方法論
1.基本的事項
2.訪問看護の方法展開論
訪問看護制度の歴史と意義/訪問看護/訪問看護の目的・目標/訪問看護利用者の特性/
訪問看護の開始/訪問看護の内容/訪問看護の特徴/介護支援サービスと訪問看護/
訪問看護者の教育
訪問リハビリテーション方法論
1.訪問リハビリテーションの定義
2.訪問リハビリテーションの内容
居宅療養管理指導方法論
1.居宅療養管理指導の定義
2.居宅療養管理指導の内容
3.医学的管理サービスの意義と目的
4.歯科衛生指導
5.薬剤管理指導
6.栄養管理指導
通所介護方法論
1.通所介護の意義・目的
通所介護の規定および内容/通所介護の意義・目的
2.通所介護利用者の特性
3.健康・疾病・要介護の程度に対する通所介護の視点
4.通所介護サービスと介護支援サービスの実際と方法
通所リハビリテーション方法論
1.通所リハビリテーションの定義
2.通所リハビリテーションの意義と内容
3.通所リハビリテーションの位置づけとチームアプローチ
短期入所生活介護方法論
1.基本的事項
2.方法展開論
具体的な展開方法/短期入所介護の実態
短期入所療養介護方法論
1.基本的事項
2.方法展開論
痴呆対応型共同生活介護方法論
1.痴呆対応型共同生活介護の定義
2.痴呆対応型共同生活介護について
3.入所対象者
4.痴呆対応型共同生活介護の内容
特定施設入所者生活介護方法論
1.基本的事項
2.方法展開論
福祉用具および住宅改修等方法論
1.福祉用具貸与等の意義・目的
2.福祉用具貸与等利用者の特性および福祉用具の機能,使用法
福祉用具利用者の特性/福祉用具の機能/福祉用具の使用法/住宅改修
3.福祉用具貸与等の視点
起居関連用具/移動関連用具/排泄関連用具/入浴関連用具
4.福祉用具貸与等と介護支援サービスの実際と方法
介護サービス計画の作成/介護支援サービスの実際
VII 高齢者支援展開論(介護保険施設各論)
指定介護老人福祉施設サービス方法論
1.基本的事項
制度上の位置づけ/介護保険施設のなかでの特別養護老人ホームの位置づけ/
介護保険の要介護度/「措置」はなくなるのか(平成12年度以降の措置の取り扱い)
2.指定介護老人福祉施設サービス利用者の特性
入所者の高齢化/ADL重度の人の増加/入所者の痴呆の状態/
特別養護老人ホームで両親を介護したいと考えている人
3.方法展開論
具体的なサービス/運営基準
介護老人保健施設サービス方法論
1.基本的事項
2.方法展開論
介護老人保健施設の意義・目的/介護老人保健施設サービス利用者の特性
/利用者の入所・退所/介護老人保健施設の内容・特徴
指定介護療養型医療施設サービス方法論
1.基本的事項
2.方法展開論
指定介護療養型医療施設の意義・目的/指定介護療養型医療施設サービス利用者の特性/
入院・退院/指定介護療養型医療施設の内容・特徴/
老人性痴呆疾患療養病棟の意義・目的/老人性痴呆疾患療養病棟利用者の特性/
老人性痴呆疾患療養病棟の特徴・内容
VIII 高齢者支援展開論(社会資源活用論)
公的サービスおよびその他の社会資源導入方法論
1.自立支援のための総合的ケアネットワークの必要性
2.社会資源間での機能や役割の相違
3.フォーマルな分野とインフォーマルな分野の連携の必要性
索引
ケアスポット
介護報酬単位数早見表
介護支援専門員実務研修受講試験事業実施要綱(厚生省老発第519号)
介護支援専門員実務研修事業実施要綱(厚生省老発第519号)
要介護認定等に係る介護認定審査会による審査及び判定の基準等に関する省令(厚生省令第58号,平成11年4月30日)
要介護認定等基準時間の推計の方法(厚生省告示第91号,平成12年3月24日)
介護認定と状態像のみかた
特定疾病について
成年後見制度と地域福祉権利擁護事業
リスクマネジメントとオンブズマン
拘束―縛らない介護
特定施設入所者生活介護の特徴
訪問介護におけるサービス行為ごとの区分等について(厚生省老計第10号,平成12年3月)
訪問通所区分支給限度基準額の短期入所へ振り替る特例措置(厚生省医福審―老・介合同平成12年3月)
コラム
国民医療費 老人医療費
老人福祉法の理念
大数の法則
発生主義と申請主義
認定審査委託先の経過措置
福祉用具貸与の対象となる福祉用具の種目
福祉用具購入費の対象となる特定福祉用具の種目
訪問通所サービスの支給限度額と居宅サービス計画
施設のおむつ代
介護保険制度外の利用者負担の軽減措置
指定基準は必ず読みましょう
施設サービス計画に関する業務の経過措置
介護保険事業支援計画と介護保険施設の指定(許可)
身体拘束の禁止規定
制度施行時の指定に関する経過措置
補助事業として実施されている介護保険関連事業
高血圧症と正常血圧の最近の動向
費用は介護保険か医療保険か
厚生大臣が定める疾病等
高齢者痴呆介護研究研修センター