第2版の序
細胞診の発展には目を見張るものがある.すなわち,剥離細胞診は臓器の広い範囲をスクリーニングするのに向いていたが,最近多用される穿刺吸引細胞診では組織診と同等か時には組織診にも勝る診断結果が得られるようになった.また,多くの脳腫瘍の迅速診断では細胞診のほうが有用であることは周知の事実である.今や細胞診が正しい病理診断に欠くことができない診断技術であることは明白である.このような背景のもと,細胞診に関する種々の雑誌や著書が発行されている.しかし,学生でも購入できる低価格でしかも必要な知識や技術が網羅され,実用的な細胞診の教科書は少なかった.1999年に発刊された『細胞診スタンダードテキスト』はそのような目的で編集された.
このたび第2版が刊行されることになった.第1版は2,000冊刷ったがほとんど在庫がなくなり,本書を教科書として利用している教育施設もあることから急遽再版することになったのである.十分な時間がなかったため,抜本的な改訂は見送り,脱字や誤字など語句の修正にとどめた.今後時代の進歩に合わせて新しい知見を加えていく予定なので,忌憚のないご意見をいただければ幸いである.細胞診入門の標準教科書としてつくられた本書がその使命を果たすべく,細胞診を学ぶ多くの人の役に立つことを祈っている.
2002年3月23日
水口國雄
第1版の序文
細胞診がPapanicolaouによって確立されて以来,その有用性は臨床的にも社会的にも広く認められるようになりました.細胞診は,その方法の簡便性から,集団検診やスクリーニングに用いられるとともに,疾患の診断,治療経過の観察,治療効果の判定などに広く応用されています.これは各地方自治体による検診業務における細胞診の積極的導入という側面にも現れています.さらに現在,細胞診が病理診断の重要な部分を占めているのは周知の事実です.このような細胞診の発展に伴い,その診断システムを支える細胞検査士制度が日本臨床細胞学会の指導により確立されています.その一環として,資格試験制度および細胞検査士養成制度があり,そのための養成所も整備されています.また,一部の大学のなかには細胞検査士になるための学科をもっているところも出てきました. 現在,このような教育施設では,古い教科書を使用するか,またはその施設独自の教育資料を個別に利用しているのが現状です.このような状況のなかで,養成所などでの教育内容を均一化,標準化するために,細胞検査士のための実践的な,新しい内容の教科書を望む声が出てきたのはきわめて自然なことでありました.
以上述べたような背景から,今回,細胞検査士養成所の一つである多摩がん検診センターおよびその母体である東京都健康推進財団が中心となり,細胞診の教科書をつくることになりました.養成所以外にもそのような教科書を必要としている受験者,検査技師学校の学生は少なからずいると思われ,教科書発行の意義は十分にあると判断されました.しかし,これまでにも種々の細胞診に関する書籍が多数発刊されており,同種の本では意味がありません.細胞診を学ぶ人々に真に役立つ内容で,しかも,どの養成所でも使用できる教科書にしたいということから,今回のこの企画には多摩がん検診センターの関係者・外部講師陣以外に,他の細胞検査士養成所や大学の関係者にも参加していただきました. そして,1つの項目について,指導医と細胞検査士が分担して執筆しているのが特徴です.特に細胞像については細胞検査士が中心になってまとめました.執筆者の熱意により,当初予定していたよりもページ数が多くなりましたが,それだけ内容を充実させることができたと考えます.出版にあたり種々のご配慮をいただいた医歯薬出版(株)編集部および東京都健康推進財団の関係者に心より感謝いたします.また,資料の提供などで全国の多くの細胞診関係者にお世話になりました.この場を借りて御礼申しあげます.
この教科書が今後の細胞検査士の育成に役立つことを祈ってやみません.いたらぬ点も多々あろうかと思いますので,ご指摘いただければ幸いです.
平成10年8月
著者を代表して 水口國雄
第1版の序文
財団法人東京都健康推進財団細胞検査士養成所は,昭和54年4月に当財団の前身である東京都がん検診センター内に開設された「細胞診スクリーナー養成講座」として発足して以来,本年で開設20年を迎えることになりました.
この間,186名の日本臨床細胞学会認定の細胞検査士を養成し,それぞれの方が,がんの予防,治療にかかわる第一線機関で活躍されております.
このたび,当財団では養成所の開設20年を記念して,これまで永年積み重ねてきた成果を集大成し,本書「スタンダード細胞診テキスト」を出版することといたしました.
最近,厚生省の「がん検診の有効性評価に関する研究班」報告書をめぐり,がん検診の有効性について関心が高ま チておりますが,がんによる死亡が依然として第一位を占める現在,二次予防対策として検診に求められるものは大きいものがあります.そのなかで,がんの早期発見のために,細胞検査士の役割はますます期待されるところです.
当財団は,細胞検査士養成所の運営のほか,細胞診の専門研修を実施しており,今後とも細胞検査士の養成とレベルアップに一層の力を注いでまいりたいと存じます.
本書は,これから細胞検査士を目指そうとする方がたの教科書として,また,現在細胞検査士として従事されている方がたの実用の書として,広くご活用いただければ幸いです.
平成10年8月
財団法人東京都健康推進財団理事長 渡辺能持
細胞診の発展には目を見張るものがある.すなわち,剥離細胞診は臓器の広い範囲をスクリーニングするのに向いていたが,最近多用される穿刺吸引細胞診では組織診と同等か時には組織診にも勝る診断結果が得られるようになった.また,多くの脳腫瘍の迅速診断では細胞診のほうが有用であることは周知の事実である.今や細胞診が正しい病理診断に欠くことができない診断技術であることは明白である.このような背景のもと,細胞診に関する種々の雑誌や著書が発行されている.しかし,学生でも購入できる低価格でしかも必要な知識や技術が網羅され,実用的な細胞診の教科書は少なかった.1999年に発刊された『細胞診スタンダードテキスト』はそのような目的で編集された.
このたび第2版が刊行されることになった.第1版は2,000冊刷ったがほとんど在庫がなくなり,本書を教科書として利用している教育施設もあることから急遽再版することになったのである.十分な時間がなかったため,抜本的な改訂は見送り,脱字や誤字など語句の修正にとどめた.今後時代の進歩に合わせて新しい知見を加えていく予定なので,忌憚のないご意見をいただければ幸いである.細胞診入門の標準教科書としてつくられた本書がその使命を果たすべく,細胞診を学ぶ多くの人の役に立つことを祈っている.
2002年3月23日
水口國雄
第1版の序文
細胞診がPapanicolaouによって確立されて以来,その有用性は臨床的にも社会的にも広く認められるようになりました.細胞診は,その方法の簡便性から,集団検診やスクリーニングに用いられるとともに,疾患の診断,治療経過の観察,治療効果の判定などに広く応用されています.これは各地方自治体による検診業務における細胞診の積極的導入という側面にも現れています.さらに現在,細胞診が病理診断の重要な部分を占めているのは周知の事実です.このような細胞診の発展に伴い,その診断システムを支える細胞検査士制度が日本臨床細胞学会の指導により確立されています.その一環として,資格試験制度および細胞検査士養成制度があり,そのための養成所も整備されています.また,一部の大学のなかには細胞検査士になるための学科をもっているところも出てきました. 現在,このような教育施設では,古い教科書を使用するか,またはその施設独自の教育資料を個別に利用しているのが現状です.このような状況のなかで,養成所などでの教育内容を均一化,標準化するために,細胞検査士のための実践的な,新しい内容の教科書を望む声が出てきたのはきわめて自然なことでありました.
以上述べたような背景から,今回,細胞検査士養成所の一つである多摩がん検診センターおよびその母体である東京都健康推進財団が中心となり,細胞診の教科書をつくることになりました.養成所以外にもそのような教科書を必要としている受験者,検査技師学校の学生は少なからずいると思われ,教科書発行の意義は十分にあると判断されました.しかし,これまでにも種々の細胞診に関する書籍が多数発刊されており,同種の本では意味がありません.細胞診を学ぶ人々に真に役立つ内容で,しかも,どの養成所でも使用できる教科書にしたいということから,今回のこの企画には多摩がん検診センターの関係者・外部講師陣以外に,他の細胞検査士養成所や大学の関係者にも参加していただきました. そして,1つの項目について,指導医と細胞検査士が分担して執筆しているのが特徴です.特に細胞像については細胞検査士が中心になってまとめました.執筆者の熱意により,当初予定していたよりもページ数が多くなりましたが,それだけ内容を充実させることができたと考えます.出版にあたり種々のご配慮をいただいた医歯薬出版(株)編集部および東京都健康推進財団の関係者に心より感謝いたします.また,資料の提供などで全国の多くの細胞診関係者にお世話になりました.この場を借りて御礼申しあげます.
この教科書が今後の細胞検査士の育成に役立つことを祈ってやみません.いたらぬ点も多々あろうかと思いますので,ご指摘いただければ幸いです.
平成10年8月
著者を代表して 水口國雄
第1版の序文
財団法人東京都健康推進財団細胞検査士養成所は,昭和54年4月に当財団の前身である東京都がん検診センター内に開設された「細胞診スクリーナー養成講座」として発足して以来,本年で開設20年を迎えることになりました.
この間,186名の日本臨床細胞学会認定の細胞検査士を養成し,それぞれの方が,がんの予防,治療にかかわる第一線機関で活躍されております.
このたび,当財団では養成所の開設20年を記念して,これまで永年積み重ねてきた成果を集大成し,本書「スタンダード細胞診テキスト」を出版することといたしました.
最近,厚生省の「がん検診の有効性評価に関する研究班」報告書をめぐり,がん検診の有効性について関心が高ま チておりますが,がんによる死亡が依然として第一位を占める現在,二次予防対策として検診に求められるものは大きいものがあります.そのなかで,がんの早期発見のために,細胞検査士の役割はますます期待されるところです.
当財団は,細胞検査士養成所の運営のほか,細胞診の専門研修を実施しており,今後とも細胞検査士の養成とレベルアップに一層の力を注いでまいりたいと存じます.
本書は,これから細胞検査士を目指そうとする方がたの教科書として,また,現在細胞検査士として従事されている方がたの実用の書として,広くご活用いただければ幸いです.
平成10年8月
財団法人東京都健康推進財団理事長 渡辺能持
序文
カラー図譜
A-婦人科
B-呼吸器
C-乳腺
D-泌尿器
E-体腔液
F-消化器
G-甲状腺
H-唾液腺
I-リンパ節
J-造血器(骨髄)
K-骨・軟部
L-中枢神経
M-小児腫瘍
総論
細胞の構造
顕微鏡とその取扱い
細胞診標本作製の技術
細胞診標本に用いられる染色法の実際と意義
スクリーニングの実際
細胞の種類と形態
組織型の推定
各論
A-婦人科
発生
解剖・組織
病理
コルポスコピー(子宮腟部拡大鏡診)
ホルモン細胞診
炎症・感染症の細胞診
扁平上皮化生細胞
再生上皮細胞
異形成の細胞診
上皮内癌の細胞診
微小浸潤扁平上皮癌の細胞診
子宮頚癌の細胞診
扁平上皮癌
その他の上皮性腫瘍
間葉系腫瘍,上皮性・間葉系混合腫瘍,その他の腫瘍(子宮頚部)
卵巣腫瘍
絨毛性疾患
子宮内膜の細胞診
細胞診の実際
子宮頚部腺上皮病変の細胞像
子宮頚管細胞採取器具
B-呼吸器
組織発生
機能と構造
細胞診検体採取法
悪性腫瘍
良性腫瘍および腫瘍類似病変
非腫瘍性肺疾患
縦隔
正常細胞の細胞診
非細胞性物質の細胞診
炎症性疾患の細胞診
過形成変化の細胞診
扁平上皮化生細胞
異型扁平上皮細胞の判定基準
腫瘍細胞と鑑別を要する主な疾患
上皮性良性細胞
上皮性悪性腫瘍(癌)
縦隔腫瘍
その他
C-乳腺
発生
解剖・組織
病理
乳腺の細胞診
乳腺腫瘤の穿刺吸引細胞診
乳頭分泌物の細胞診
D-泌尿器
腎
組織発生,解剖
臨床
病理組織と細胞診
腎盂・尿管
解剖
病理組織と臨床像
膀胱
解剖と生理
臨床的事項
病理組織
前立腺
解剖
臨床的事項
病理組織
精巣
組織発生,解剖
臨床的,病理学的事項
細胞診
尿(自然尿)の細胞診
腎の細胞診
膀胱の細胞診
尿道の細胞診
陰茎の細胞診
前立腺の細胞診
精巣の細胞診
E-体腔液
体腔の発生学的基礎
体腔液中の良性細胞,その他
上皮・非上皮細胞
血液由来細胞
体腔液中の異物,細菌など
良性〜悪性病変
F-消化器
口腔,咽頭
食道
胃
小腸・大腸
肝臓
胆管,胆嚢
膵臓
食道の細胞像
食道の正常細胞
良性疾患の細胞像
良性腫瘍の細胞診
悪性腫瘍の細胞診
胃の細胞像
胃の正常細胞
良性異型細胞
悪性腫瘍の細胞診
十二指腸,肝,胆,膵の細胞像
正常細胞および良性疾患の細胞像
悪性腫瘍の細胞診
大腸の細胞像
正常細胞および良性疾患の細胞像
肛門の細胞像
正常細胞
悪性腫瘍の細胞診
G-甲状腺
甲状腺の発生と構造,機能
甲状腺疾患の疫学,臨床,病理組織所見
甲状腺病変の穿刺吸引細胞診
標本作製上の注意点
正常および良性細胞
炎症性病変
腫瘍性病変
良性腫瘍
悪性腫瘍
H-唾液腺
組織発生
解剖
唾液腺腫瘍
I-リンパ節
正常リンパ節の構造
リンパ節およびリンパ球の発生と分化
悪性リンパ腫
転移性腫瘍
リンパ節の反応性ないし炎症性病変
サルコイドーシス
亜急性壊死性リンパ節炎(菊池・藤本病)
リンパ節細胞診の対象材料
穿刺吸引材料を対象とした検体処理
リンパ節の正常細胞
T・Bリンパ球の鑑別
細胞診断
スクリーニングに際して
スクリーニングの実 ロ
リンパ節病変
良性病変
悪性病変
J-造血器(骨髄)
骨髄の解剖・組織
悪性と間違いやすい病変
白血病および白血病関連病変
K-骨・軟部
骨腫瘍
骨の構造
骨腫瘍の分類
軟部腫瘍
軟部腫瘍の分類
L-中枢神経
神経系
神経系の発生
中枢神経系の構成細胞および腫瘍の発生母地
脳腫瘍の分類
主な脳腫瘍
脳腫瘍の細胞診断
脳病変の細胞診
M-小児腫瘍
臨床的特徴
発生要因
病理学的特徴
小児に特有の腫瘍
神経芽腫群腫瘍
褐色細胞腫
肝芽腫
腎芽腫
膵芽腫
髄芽腫
網膜芽腫
その他の腫瘍
演習問題
総論
技術
婦人科
消化器
呼吸器
その他
索引
表目次
■総論
表1 主なマーカーと適応
表2 その他の染色法と応用意義
■婦人科
表A-1 子宮頚部上皮性腫瘍の組織分類
表A-2 子宮体部腫瘍の組織分類
表A-3 卵巣腫瘍の組織分類
表A-4 コルポスコピー所見の分類
表A-5 各組織診断における異常所見の占拠率
表A-6 絨毛疾患とトロホブラスト
表A-7 子宮筋腫症例における内膜組織像
表A-8 婦人科の術中細胞診における良性腺細胞の出現頻度
表A-9 EC細胞の出現状況
■呼吸器
表B-1 肺癌の基本的な組織型
■乳腺
表C-1 乳腺腫瘍の組織学的分類
表C-2 乳管内乳頭腫・線維腺腫と乳頭腺管癌の細胞所見の比較
■泌尿器
表D-1 腎腫瘍の組織分類
表D-2 膀胱腫瘍の分類
表D-3 組織学的深達度
表D-4 前立腺癌の臨床病期分類
表D-5 前立腺癌の組織学的分類
表D-6 精巣腫瘍の組織分類
表D-7 異型度別の悪性度と発育様式
表D-8 細胞診・膀胱鏡所見と臨床診断
■消化器
表F-1 胃癌の組織型分類
表F-2 消化器の細胞採取法
表F-3 胃の正常細胞
表F-4 肝細胞癌の細胞異型度分類
■甲状腺
表G-1 甲状腺上皮細胞が分泌するホルモン
表G-2 甲状腺の主な疾患
表G-3 甲状腺腫瘍の組織分類
表G-4 乳頭癌の組織診断に重要な所見
表G-5 濾胞癌の診断基準
表G-6 穿刺吸引細胞診の対象となる病変
■リンパ節
表I-1 リンパ節の構成細胞
表I-2 リンパ球鑑別上,有効な抗体
表I-3 悪性リンパ腫分類の変遷(非Hodgkinリンパ腫)
表I-4 LSG分類
表I-5 REAL分類,Kiel分類,WF分類の相互関係
表I-6 Hodgkin病(Rye分類)
■造血器(骨髄)
表J-1 急性白血病(FAB分類)および他の骨髄疾患の分類
■骨・軟部
悪性骨腫瘍取扱い規約
軟部腫瘍の分類(WHO分類およびEnzinger&Weissなどの改変)
■中枢神経
表L-1 中枢神経腫瘍の発生母地と腫瘍の種類
表L-2 主な中枢神経系腫瘍
カラー図譜
■A-婦人科
A-1 正常扁平上皮細胞/A-2 トリコモナス感染症/A-3 カンジダ/A-4 濾胞性頚管炎/A-5 ヘルペス感染細胞/A-6 結核/A-7 コイロサイトーシス/A-8 軽度異形成/A-9 中等度異形成/A-10 高度異形成/A-11 上皮内癌/A-12 微小浸潤癌/A-13 角化型扁平上皮癌/A-14 非角化型扁平上皮癌/A-15 非角化型扁平上皮癌/A-16 子宮頚内膜腺上皮細胞/A-17 子宮頚部上皮内腺癌/A-18 子宮頚部腺癌(分化型)/A-19 悪性腺腫/A-20 増殖期子宮体内膜/A-21 分泌期子宮体内膜/A-22 複合型子宮体内膜増殖症/A-23 子宮体内膜腺癌(分化型)/A-24 侵入奇胎
■B-呼吸器
B-1 アスペルギルス/B-2 クリプトコッカス/B-3 ニューモシスチス ・カリニ/B-4 線毛円柱上皮過形成/B-5 扁平上皮化生細胞/B-6 軽度異型扁平上皮/B-7 中等度異型扁平上皮/B-8 高度異型扁平上皮/B-9 早期癌/B-10 浸潤癌(角化型扁平上皮癌)/B-11 浸潤癌(非角化型扁平上皮癌)/B-12腺癌/B-13 肺胞上皮癌(goblet cell type)/B-14 小細胞癌(oat cell type)/B-15 小細胞癌(intermediate cell type)/B-16 大細胞癌/B-17 カルチノイド(定型的)/B-18 カルチノイド(非定型的)/B-19 腺様嚢胞癌/B-20 粘表皮癌/B-21 結核/B-22 過誤腫/B-23 硬化性血管腫/B-24 胸腺腫(混合型)
■C-乳腺
C-1 アポクリン化生細胞/C-2 管内乳頭腫/C-3 線維腺腫/C-4 乳頭腺管癌(乳頭管状型)/C-5 乳頭腺管癌(篩状型)/C-6 乳頭腺管癌(面疱癌)/C-7 充実腺管癌/C-8 硬癌/C-9 粘液癌/C-10 小葉癌/C-11 Paget病/C-12 面疱癌
■D-泌尿器
D-1 ウイルス感染細胞/D-2 マラコプラキア/D-3 良性移行上皮細胞と低異型度の移行上皮癌細胞/D-4 高異型度の移行上皮癌/D-5 高異型度の移行上皮癌/D-6 尿膜管癌と扁平上皮癌/D-7 良性細胞と癌細胞/D-8 精嚢上皮細胞と前立腺癌細胞/D-9 腎細胞癌/D-10 ベリニ管癌/D-11 セミノーマ(精上皮腫)/D-12 胎児性癌
■E-体腔液
E-1 中皮細胞/E-2 大食細胞/E-3 悪性黒色腫/E-4 腹膜偽粘液腫/E-5 印環細胞癌/E-6 子宮類内膜腺癌/E-7 卵巣漿液性乳頭状嚢胞腺癌/E-8 乳癌(マリモ型)/E-9 卵巣明細胞腺癌/E-10 扁平上皮癌/E-11 小細胞癌(肺小細胞癌)/E-12 悪性リンパ腫と骨髄腫
■F-消化液
F-1 食道,高〜中分化型扁平上皮癌細胞/F-2 食道生検塗抹により得られた腺癌細胞/F-3 胃再生上皮細胞/F-4 胃腺腫(ATP)/F-5 胃腺癌細胞(乳頭状腺癌)/F-6 胃腺癌細胞(印環細胞癌)/F-7 悪性リンパ腫(中細胞型)と反応性リンパ組織増生症(RLH)/F-8 正常肝細胞と肝硬変症に伴う再生肝細胞/F-9 肝細胞癌(成熟型)/F-10 胆嚢,腺扁平上皮癌/F-11 膵島細胞腫(insuloma)/F-12 大腸カルチノイド
■G-甲状腺
G-1 腺腫様甲状腺腫/G-2 好酸性細胞腺腫/G-3 乳頭癌(マリモ状集塊)/G-4 乳頭癌(乳頭状構造)/G-5 乳頭癌(G-4の拡大)/G-6 嚢胞性乳頭癌
■H-唾液腺
H-1 多型腺腫/H-2 多型腺腫/H-3 ワルチン腫瘍/H-4 粘表皮癌/H-5 腺房細胞癌/H-6 腺様嚢胞癌
■I-リンパ節
I-1 リンパ芽球,小リンパ球,中リンパ球/I-2 大型類リンパ球,中リンパ球,好酸球/I-3 免疫芽球,類形質細胞/I-4 組織球,肥満細胞/I-5 悪性リンパ腫(リンパ芽球型)/I-6 悪性リンパ腫(Burkitt型)/I-7 悪性リンパ腫(Burkitt型)/I-8 悪性リンパ腫(免疫芽球型)/I-9 悪性リンパ腫(未分化大細胞型)/I-10 Hodgkin病/I-11 Hodgkin病/I-12 亜急性壊死性リンパ節炎
■J-造血器(骨髄)
J-1 急性白血病(FAB分類M1型)/J-2 急性白血病(FAB分類M3型)/J-3 悪性リンパ腫の骨髄転移細胞/J-4 白血化により悪性リンパ腫細胞が末梢血に出現/J-5 多発性骨髄腫細胞/J-6 乳癌の転移
■K-骨・軟部
K-1 骨肉腫/K-2 軟骨肉腫/K-3 軟骨芽細胞腫/K-4 巨細胞腫/K-5 脊索腫/K-6 ユーイング肉腫/K-7 線維肉腫/K-8 悪性線維性組織球腫/K-9 脂肪肉腫/K-10 平滑筋肉腫/K-11 横紋筋肉腫/K-12 悪性神経鞘腫
■L-中枢神経
L-1 原線維性星膠細胞/L-2 膠芽腫/L-3 移行型髄膜腫/L-4 神経鞘腫/L-5 髄芽腫/L-6 胚細胞腫
■M-小児腫瘍
M-1 神経芽腫(花冠細線維型)/M-2 神経芽腫(円形細胞型)/M-3 褐色細胞腫/M-4 肝芽腫(高分化型)/M-5 腎芽腫/卵黄嚢腫瘍(睾丸)
カラー図譜
A-婦人科
B-呼吸器
C-乳腺
D-泌尿器
E-体腔液
F-消化器
G-甲状腺
H-唾液腺
I-リンパ節
J-造血器(骨髄)
K-骨・軟部
L-中枢神経
M-小児腫瘍
総論
細胞の構造
顕微鏡とその取扱い
細胞診標本作製の技術
細胞診標本に用いられる染色法の実際と意義
スクリーニングの実際
細胞の種類と形態
組織型の推定
各論
A-婦人科
発生
解剖・組織
病理
コルポスコピー(子宮腟部拡大鏡診)
ホルモン細胞診
炎症・感染症の細胞診
扁平上皮化生細胞
再生上皮細胞
異形成の細胞診
上皮内癌の細胞診
微小浸潤扁平上皮癌の細胞診
子宮頚癌の細胞診
扁平上皮癌
その他の上皮性腫瘍
間葉系腫瘍,上皮性・間葉系混合腫瘍,その他の腫瘍(子宮頚部)
卵巣腫瘍
絨毛性疾患
子宮内膜の細胞診
細胞診の実際
子宮頚部腺上皮病変の細胞像
子宮頚管細胞採取器具
B-呼吸器
組織発生
機能と構造
細胞診検体採取法
悪性腫瘍
良性腫瘍および腫瘍類似病変
非腫瘍性肺疾患
縦隔
正常細胞の細胞診
非細胞性物質の細胞診
炎症性疾患の細胞診
過形成変化の細胞診
扁平上皮化生細胞
異型扁平上皮細胞の判定基準
腫瘍細胞と鑑別を要する主な疾患
上皮性良性細胞
上皮性悪性腫瘍(癌)
縦隔腫瘍
その他
C-乳腺
発生
解剖・組織
病理
乳腺の細胞診
乳腺腫瘤の穿刺吸引細胞診
乳頭分泌物の細胞診
D-泌尿器
腎
組織発生,解剖
臨床
病理組織と細胞診
腎盂・尿管
解剖
病理組織と臨床像
膀胱
解剖と生理
臨床的事項
病理組織
前立腺
解剖
臨床的事項
病理組織
精巣
組織発生,解剖
臨床的,病理学的事項
細胞診
尿(自然尿)の細胞診
腎の細胞診
膀胱の細胞診
尿道の細胞診
陰茎の細胞診
前立腺の細胞診
精巣の細胞診
E-体腔液
体腔の発生学的基礎
体腔液中の良性細胞,その他
上皮・非上皮細胞
血液由来細胞
体腔液中の異物,細菌など
良性〜悪性病変
F-消化器
口腔,咽頭
食道
胃
小腸・大腸
肝臓
胆管,胆嚢
膵臓
食道の細胞像
食道の正常細胞
良性疾患の細胞像
良性腫瘍の細胞診
悪性腫瘍の細胞診
胃の細胞像
胃の正常細胞
良性異型細胞
悪性腫瘍の細胞診
十二指腸,肝,胆,膵の細胞像
正常細胞および良性疾患の細胞像
悪性腫瘍の細胞診
大腸の細胞像
正常細胞および良性疾患の細胞像
肛門の細胞像
正常細胞
悪性腫瘍の細胞診
G-甲状腺
甲状腺の発生と構造,機能
甲状腺疾患の疫学,臨床,病理組織所見
甲状腺病変の穿刺吸引細胞診
標本作製上の注意点
正常および良性細胞
炎症性病変
腫瘍性病変
良性腫瘍
悪性腫瘍
H-唾液腺
組織発生
解剖
唾液腺腫瘍
I-リンパ節
正常リンパ節の構造
リンパ節およびリンパ球の発生と分化
悪性リンパ腫
転移性腫瘍
リンパ節の反応性ないし炎症性病変
サルコイドーシス
亜急性壊死性リンパ節炎(菊池・藤本病)
リンパ節細胞診の対象材料
穿刺吸引材料を対象とした検体処理
リンパ節の正常細胞
T・Bリンパ球の鑑別
細胞診断
スクリーニングに際して
スクリーニングの実 ロ
リンパ節病変
良性病変
悪性病変
J-造血器(骨髄)
骨髄の解剖・組織
悪性と間違いやすい病変
白血病および白血病関連病変
K-骨・軟部
骨腫瘍
骨の構造
骨腫瘍の分類
軟部腫瘍
軟部腫瘍の分類
L-中枢神経
神経系
神経系の発生
中枢神経系の構成細胞および腫瘍の発生母地
脳腫瘍の分類
主な脳腫瘍
脳腫瘍の細胞診断
脳病変の細胞診
M-小児腫瘍
臨床的特徴
発生要因
病理学的特徴
小児に特有の腫瘍
神経芽腫群腫瘍
褐色細胞腫
肝芽腫
腎芽腫
膵芽腫
髄芽腫
網膜芽腫
その他の腫瘍
演習問題
総論
技術
婦人科
消化器
呼吸器
その他
索引
表目次
■総論
表1 主なマーカーと適応
表2 その他の染色法と応用意義
■婦人科
表A-1 子宮頚部上皮性腫瘍の組織分類
表A-2 子宮体部腫瘍の組織分類
表A-3 卵巣腫瘍の組織分類
表A-4 コルポスコピー所見の分類
表A-5 各組織診断における異常所見の占拠率
表A-6 絨毛疾患とトロホブラスト
表A-7 子宮筋腫症例における内膜組織像
表A-8 婦人科の術中細胞診における良性腺細胞の出現頻度
表A-9 EC細胞の出現状況
■呼吸器
表B-1 肺癌の基本的な組織型
■乳腺
表C-1 乳腺腫瘍の組織学的分類
表C-2 乳管内乳頭腫・線維腺腫と乳頭腺管癌の細胞所見の比較
■泌尿器
表D-1 腎腫瘍の組織分類
表D-2 膀胱腫瘍の分類
表D-3 組織学的深達度
表D-4 前立腺癌の臨床病期分類
表D-5 前立腺癌の組織学的分類
表D-6 精巣腫瘍の組織分類
表D-7 異型度別の悪性度と発育様式
表D-8 細胞診・膀胱鏡所見と臨床診断
■消化器
表F-1 胃癌の組織型分類
表F-2 消化器の細胞採取法
表F-3 胃の正常細胞
表F-4 肝細胞癌の細胞異型度分類
■甲状腺
表G-1 甲状腺上皮細胞が分泌するホルモン
表G-2 甲状腺の主な疾患
表G-3 甲状腺腫瘍の組織分類
表G-4 乳頭癌の組織診断に重要な所見
表G-5 濾胞癌の診断基準
表G-6 穿刺吸引細胞診の対象となる病変
■リンパ節
表I-1 リンパ節の構成細胞
表I-2 リンパ球鑑別上,有効な抗体
表I-3 悪性リンパ腫分類の変遷(非Hodgkinリンパ腫)
表I-4 LSG分類
表I-5 REAL分類,Kiel分類,WF分類の相互関係
表I-6 Hodgkin病(Rye分類)
■造血器(骨髄)
表J-1 急性白血病(FAB分類)および他の骨髄疾患の分類
■骨・軟部
悪性骨腫瘍取扱い規約
軟部腫瘍の分類(WHO分類およびEnzinger&Weissなどの改変)
■中枢神経
表L-1 中枢神経腫瘍の発生母地と腫瘍の種類
表L-2 主な中枢神経系腫瘍
カラー図譜
■A-婦人科
A-1 正常扁平上皮細胞/A-2 トリコモナス感染症/A-3 カンジダ/A-4 濾胞性頚管炎/A-5 ヘルペス感染細胞/A-6 結核/A-7 コイロサイトーシス/A-8 軽度異形成/A-9 中等度異形成/A-10 高度異形成/A-11 上皮内癌/A-12 微小浸潤癌/A-13 角化型扁平上皮癌/A-14 非角化型扁平上皮癌/A-15 非角化型扁平上皮癌/A-16 子宮頚内膜腺上皮細胞/A-17 子宮頚部上皮内腺癌/A-18 子宮頚部腺癌(分化型)/A-19 悪性腺腫/A-20 増殖期子宮体内膜/A-21 分泌期子宮体内膜/A-22 複合型子宮体内膜増殖症/A-23 子宮体内膜腺癌(分化型)/A-24 侵入奇胎
■B-呼吸器
B-1 アスペルギルス/B-2 クリプトコッカス/B-3 ニューモシスチス ・カリニ/B-4 線毛円柱上皮過形成/B-5 扁平上皮化生細胞/B-6 軽度異型扁平上皮/B-7 中等度異型扁平上皮/B-8 高度異型扁平上皮/B-9 早期癌/B-10 浸潤癌(角化型扁平上皮癌)/B-11 浸潤癌(非角化型扁平上皮癌)/B-12腺癌/B-13 肺胞上皮癌(goblet cell type)/B-14 小細胞癌(oat cell type)/B-15 小細胞癌(intermediate cell type)/B-16 大細胞癌/B-17 カルチノイド(定型的)/B-18 カルチノイド(非定型的)/B-19 腺様嚢胞癌/B-20 粘表皮癌/B-21 結核/B-22 過誤腫/B-23 硬化性血管腫/B-24 胸腺腫(混合型)
■C-乳腺
C-1 アポクリン化生細胞/C-2 管内乳頭腫/C-3 線維腺腫/C-4 乳頭腺管癌(乳頭管状型)/C-5 乳頭腺管癌(篩状型)/C-6 乳頭腺管癌(面疱癌)/C-7 充実腺管癌/C-8 硬癌/C-9 粘液癌/C-10 小葉癌/C-11 Paget病/C-12 面疱癌
■D-泌尿器
D-1 ウイルス感染細胞/D-2 マラコプラキア/D-3 良性移行上皮細胞と低異型度の移行上皮癌細胞/D-4 高異型度の移行上皮癌/D-5 高異型度の移行上皮癌/D-6 尿膜管癌と扁平上皮癌/D-7 良性細胞と癌細胞/D-8 精嚢上皮細胞と前立腺癌細胞/D-9 腎細胞癌/D-10 ベリニ管癌/D-11 セミノーマ(精上皮腫)/D-12 胎児性癌
■E-体腔液
E-1 中皮細胞/E-2 大食細胞/E-3 悪性黒色腫/E-4 腹膜偽粘液腫/E-5 印環細胞癌/E-6 子宮類内膜腺癌/E-7 卵巣漿液性乳頭状嚢胞腺癌/E-8 乳癌(マリモ型)/E-9 卵巣明細胞腺癌/E-10 扁平上皮癌/E-11 小細胞癌(肺小細胞癌)/E-12 悪性リンパ腫と骨髄腫
■F-消化液
F-1 食道,高〜中分化型扁平上皮癌細胞/F-2 食道生検塗抹により得られた腺癌細胞/F-3 胃再生上皮細胞/F-4 胃腺腫(ATP)/F-5 胃腺癌細胞(乳頭状腺癌)/F-6 胃腺癌細胞(印環細胞癌)/F-7 悪性リンパ腫(中細胞型)と反応性リンパ組織増生症(RLH)/F-8 正常肝細胞と肝硬変症に伴う再生肝細胞/F-9 肝細胞癌(成熟型)/F-10 胆嚢,腺扁平上皮癌/F-11 膵島細胞腫(insuloma)/F-12 大腸カルチノイド
■G-甲状腺
G-1 腺腫様甲状腺腫/G-2 好酸性細胞腺腫/G-3 乳頭癌(マリモ状集塊)/G-4 乳頭癌(乳頭状構造)/G-5 乳頭癌(G-4の拡大)/G-6 嚢胞性乳頭癌
■H-唾液腺
H-1 多型腺腫/H-2 多型腺腫/H-3 ワルチン腫瘍/H-4 粘表皮癌/H-5 腺房細胞癌/H-6 腺様嚢胞癌
■I-リンパ節
I-1 リンパ芽球,小リンパ球,中リンパ球/I-2 大型類リンパ球,中リンパ球,好酸球/I-3 免疫芽球,類形質細胞/I-4 組織球,肥満細胞/I-5 悪性リンパ腫(リンパ芽球型)/I-6 悪性リンパ腫(Burkitt型)/I-7 悪性リンパ腫(Burkitt型)/I-8 悪性リンパ腫(免疫芽球型)/I-9 悪性リンパ腫(未分化大細胞型)/I-10 Hodgkin病/I-11 Hodgkin病/I-12 亜急性壊死性リンパ節炎
■J-造血器(骨髄)
J-1 急性白血病(FAB分類M1型)/J-2 急性白血病(FAB分類M3型)/J-3 悪性リンパ腫の骨髄転移細胞/J-4 白血化により悪性リンパ腫細胞が末梢血に出現/J-5 多発性骨髄腫細胞/J-6 乳癌の転移
■K-骨・軟部
K-1 骨肉腫/K-2 軟骨肉腫/K-3 軟骨芽細胞腫/K-4 巨細胞腫/K-5 脊索腫/K-6 ユーイング肉腫/K-7 線維肉腫/K-8 悪性線維性組織球腫/K-9 脂肪肉腫/K-10 平滑筋肉腫/K-11 横紋筋肉腫/K-12 悪性神経鞘腫
■L-中枢神経
L-1 原線維性星膠細胞/L-2 膠芽腫/L-3 移行型髄膜腫/L-4 神経鞘腫/L-5 髄芽腫/L-6 胚細胞腫
■M-小児腫瘍
M-1 神経芽腫(花冠細線維型)/M-2 神経芽腫(円形細胞型)/M-3 褐色細胞腫/M-4 肝芽腫(高分化型)/M-5 腎芽腫/卵黄嚢腫瘍(睾丸)