はじめに
本書を上手に利用すれば，国家試験必ず合格！
平成23年度（第47回）の理学療法士・作業療法士国家試験（平成24年2月26日実施）について解説する．受験者数は，理学療法士（以下PT）11,956名，作業療法士（以下OT）5,821名で，前年度（第46回）と比較するとPTは1,483名増加，OTは3名減少した．また実際の合格者数はPT9,850名，OT4,637名であった．この合格者数について第46回と比較すると，今回はPTが2,064名増加し，OTが499名増加した．その結果，合格率はPT82.4％，OT79.7％であり，前回と比較すると合格率はPTが8.1％，OTが8.7％上昇．PT・OTともに前年度と比較すると明らかに上昇した．
過去を振り返ってみると，第42回（平成18年度）以前の国家試験合格率はPT・OTともに常に90％台を維持していた．ところが突然，第43回（平成19年度）の国家試験でPTが80.6％，OTが73.6％にまで劇的に低下し，PT・OT共に第43回の合格率は過去20年間で最低の合格率になった．そこで厚生労働省は第43回合格発表時に際し，『「受験者レベルには難しすぎる」ので問題の採否を調整した』という注釈をつけた．第43回では『X(2)タイプ（2つ選べ）：五者二択』が前年度に比較して激増，質問内容も臨床経験を要する問題が多数出題．この合格率の低さを見て厚生労働省は次年度の出題内容を吟味することになった．また全国のPT・OT養成校では「今までのような国試対策では100％合格は無理だ」と考え，それまで以上に国試対策に力を入れるようになった．受験者は「難度の高い問題でも解ける」ことを目指し，厚生労働省は「受験生レベルに適切な問題」を吟味することを目指した結果，第44回の「合格率の上昇，合格者数の増加」につながった．第44回の厚生労働省の出題問題には「不適切問題，削除問題」の指摘は1問もなかった．また第44回の『X(2)タイプ（2つ選べ）：五者二択』は第43回より減少し，PTは57問/200問，OTは59問/200問になった．また第45回に関しても第44回の傾向を踏襲しており，『X(2)タイプ（2つ選べ）：五者二択』はPT56問/200問，OT50問/200問であり，また設問文が『誤っているのはどれか』型が減少して『正しいのはどれか』型が増加した．PTは約82.5％，OTは約90％がこの『正しいのはどれか』型の設問であった．この型の設問文では解答するときに答えを導きやすい．つまり第43回での国家試験の合格率の低さが，その後の国家試験の設問内容や形式を受験者にとって解きやすい方向へと変化させた．その結果，第44回および第45回の設問の難易度が第43回よりやや低下し，国家試験合格率をPTは90％台，OTは80％台へと回復させた．この傾向はその後も続くものだろうと思われたが，第46回の国家試験の結果は衝撃的な合格率の低さであった．
政府（厚生労働省）は自由化政策によりPT・OT養成校の設立を止めどなく許可してきた．平成23年4月の時点でPT養成校248校（大学86校，短期大学5校，4年制専門学校77校，3年制専門学校79校），定員数計13,175名，OT養成校171校（大学63校，短期大学3校，4年制専門学校53校，3年制専門学校55校），定員数計6,984名の入学が可能となった．ところが定員数の増加とは裏腹に少子化現象により，受験する学生数が減少して入学希望者は誰でもどこかの養成校に入学できる，または入学希望者数が少なく定員割れが起こるようになった．こうして養成校への入学は誰でも可能になったが，現実は免許取得のための国家試験のレベルを高くして，合格した者だけにしか免許を与えないという方法でPT・OTをある一定のレベルに保っているのである．
こうした情況を踏まえた上で第47回を分析してみると，第46回と比較して明らかに難易度が低下している．まず『X(2)タイプ（2つ選べ）：五者二択』の問題数が激減（PTは36問/200問，OTは37問/200問）した．しかも実地問題（3点問題）の『X(2)タイプ（2つ選べ）：五者二択』の減少が目立つ．PTでは午前午後あわせた実地問題で6問，OTに至っては1問のみであった．つまり実地問題で点数をとることが第46回と比較すると容易であったことがわかる．これは第46回国家試験の合格率がそれまでと比較してあまりにも低くなりすぎたことに起因していると思われる．また設問文も『誤っているのはどれか』型が減少し，『正しいのはどれか』型が増加した．PTは約77.0％，OTは約89.0％がこの『正しいのはどれか』型の設問である．また，第45回から問題内容構成の出題形式が変化（午前100問中，問題1〜50：PT・OTの専門問題，問題51〜100：共通問題であり，午後100問も午前と同じパターン）したが今年度もその形式は踏襲された．
4〜5年前位から「患者動作の実写真（動作分析など）」「X線画像」「MRI画像」「CT画像（頭部，腹部など）」「実測異常心電図」「フローボリューム曲線」の読み取りなど臨床で経験・体験するような項目を対象とした問題が数多く出題されるようになり，単純な机上学習では解答できないようになった．また今回も第46回同様に「統計学や研究法」に関係する用語も出題された．今までの専門学校の教授内容には，このような学習はほとんど含まれていなかったが，今後は必ず教育内容に盛り込んだ学習が必要である．
そこで本書を含むPT・OT必修ポイントシリーズ第5版では，第47回の国家試験の結果を踏まえて近年あまり出題されなくなった問題を削除し，直近5年間の問題を多く取り入れるようにした．これらを十分に活用し，受験対策をしっかりと立て，着実に一歩一歩学習し続ければ，必ず国家試験に合格することができる．なぜならば本書は過去約20年分の国試問題を細かく分析し，今後の出題傾向を探りながら学習できるように，参考書兼問題集として構成しているからだ．是非，本書を上手に活用し学習して頂きたい．
合格を確実にするための本書の特徴
本書は，国家試験に対してしっかりと対策を立て，また基礎から臨床まで十分に学習し，確実に合格を手にしたい受験者のために作成した．
本書の特徴を以下にあげると，
(1)国試の過去問題（第37回から第47回までの11年分，1,100問）を分析し，「出題傾向と対策の要点」についてまとめた．
(2)各科目をさらに小項目に細分類し，学習項目を絞り込んだ．
(3)分野ごとに過去10年間の「出題傾向分析表」を提示し頻出問題に印を付けた．
(4)専門分野における「実地問題=高得点（3点）」には実マークを提示した．
(5)最重要問題番号を赤色1，重要問題番号をピンク色2で提示した．
(6)1分野1ページ終了形式（実地問題，図示問題等は例外もある）を基本とした．
(7)問題直下の「必修ポイント」欄には最低限暗記しなければならない内容を提示した．
(8)同じく必修ポイントには数多くの「写真やイラスト」を掲載し，「視覚学習」「イメージ学習」方式を採用した．
(9)図表中の「暗記すべき項目」は赤字で提示した．
(10)問題の右側には解答欄を設け，正誤など内容についてコメントを付した．
(11)参考資料として「かんたんチェックポイント」ページを設け，応用力の育成を目指した．
(12)巻末に「自己評価テスト」を付け加え，実力養成を図るようにした．
読者全員の100％合格を祈念！
国家試験に合格するためには膨大な出題範囲をできる限り深く学習しなければならない．そのため，受験生は分野別にたくさんの参考書や問題集を揃え，それをできるだけ短時間で効率よく，しかも国家試験の内容に沿った深さまで学習しなければならない．そのためには国家試験内容に的を絞った参考書および問題集が必要である．
本書は限られた時間の中で本気で学習したいと考えている国家試験受験者のために，参考書と問題集を一冊にまとめた国家試験受験対策の最適書として作成された．受験生諸氏には，国家試験の最新情報を十分に把握し，過去問題をそのまま暗記するのではなく，設問中の1文1文に「○・×」を付けながら，「この文章は正しい」「この文章のここが誤っている」と確認しながら学習を進めていただきたい．
来る本試験に向けて，受験生諸氏が本書をしっかりと活用して有意義に学習されることを願っている．
書籍編集者一同，受験生諸氏全員の100％合格を心よりお祈り申し上げます！！
本書を上手に利用すれば，国家試験必ず合格！
平成23年度（第47回）の理学療法士・作業療法士国家試験（平成24年2月26日実施）について解説する．受験者数は，理学療法士（以下PT）11,956名，作業療法士（以下OT）5,821名で，前年度（第46回）と比較するとPTは1,483名増加，OTは3名減少した．また実際の合格者数はPT9,850名，OT4,637名であった．この合格者数について第46回と比較すると，今回はPTが2,064名増加し，OTが499名増加した．その結果，合格率はPT82.4％，OT79.7％であり，前回と比較すると合格率はPTが8.1％，OTが8.7％上昇．PT・OTともに前年度と比較すると明らかに上昇した．
過去を振り返ってみると，第42回（平成18年度）以前の国家試験合格率はPT・OTともに常に90％台を維持していた．ところが突然，第43回（平成19年度）の国家試験でPTが80.6％，OTが73.6％にまで劇的に低下し，PT・OT共に第43回の合格率は過去20年間で最低の合格率になった．そこで厚生労働省は第43回合格発表時に際し，『「受験者レベルには難しすぎる」ので問題の採否を調整した』という注釈をつけた．第43回では『X(2)タイプ（2つ選べ）：五者二択』が前年度に比較して激増，質問内容も臨床経験を要する問題が多数出題．この合格率の低さを見て厚生労働省は次年度の出題内容を吟味することになった．また全国のPT・OT養成校では「今までのような国試対策では100％合格は無理だ」と考え，それまで以上に国試対策に力を入れるようになった．受験者は「難度の高い問題でも解ける」ことを目指し，厚生労働省は「受験生レベルに適切な問題」を吟味することを目指した結果，第44回の「合格率の上昇，合格者数の増加」につながった．第44回の厚生労働省の出題問題には「不適切問題，削除問題」の指摘は1問もなかった．また第44回の『X(2)タイプ（2つ選べ）：五者二択』は第43回より減少し，PTは57問/200問，OTは59問/200問になった．また第45回に関しても第44回の傾向を踏襲しており，『X(2)タイプ（2つ選べ）：五者二択』はPT56問/200問，OT50問/200問であり，また設問文が『誤っているのはどれか』型が減少して『正しいのはどれか』型が増加した．PTは約82.5％，OTは約90％がこの『正しいのはどれか』型の設問であった．この型の設問文では解答するときに答えを導きやすい．つまり第43回での国家試験の合格率の低さが，その後の国家試験の設問内容や形式を受験者にとって解きやすい方向へと変化させた．その結果，第44回および第45回の設問の難易度が第43回よりやや低下し，国家試験合格率をPTは90％台，OTは80％台へと回復させた．この傾向はその後も続くものだろうと思われたが，第46回の国家試験の結果は衝撃的な合格率の低さであった．
政府（厚生労働省）は自由化政策によりPT・OT養成校の設立を止めどなく許可してきた．平成23年4月の時点でPT養成校248校（大学86校，短期大学5校，4年制専門学校77校，3年制専門学校79校），定員数計13,175名，OT養成校171校（大学63校，短期大学3校，4年制専門学校53校，3年制専門学校55校），定員数計6,984名の入学が可能となった．ところが定員数の増加とは裏腹に少子化現象により，受験する学生数が減少して入学希望者は誰でもどこかの養成校に入学できる，または入学希望者数が少なく定員割れが起こるようになった．こうして養成校への入学は誰でも可能になったが，現実は免許取得のための国家試験のレベルを高くして，合格した者だけにしか免許を与えないという方法でPT・OTをある一定のレベルに保っているのである．
こうした情況を踏まえた上で第47回を分析してみると，第46回と比較して明らかに難易度が低下している．まず『X(2)タイプ（2つ選べ）：五者二択』の問題数が激減（PTは36問/200問，OTは37問/200問）した．しかも実地問題（3点問題）の『X(2)タイプ（2つ選べ）：五者二択』の減少が目立つ．PTでは午前午後あわせた実地問題で6問，OTに至っては1問のみであった．つまり実地問題で点数をとることが第46回と比較すると容易であったことがわかる．これは第46回国家試験の合格率がそれまでと比較してあまりにも低くなりすぎたことに起因していると思われる．また設問文も『誤っているのはどれか』型が減少し，『正しいのはどれか』型が増加した．PTは約77.0％，OTは約89.0％がこの『正しいのはどれか』型の設問である．また，第45回から問題内容構成の出題形式が変化（午前100問中，問題1〜50：PT・OTの専門問題，問題51〜100：共通問題であり，午後100問も午前と同じパターン）したが今年度もその形式は踏襲された．
4〜5年前位から「患者動作の実写真（動作分析など）」「X線画像」「MRI画像」「CT画像（頭部，腹部など）」「実測異常心電図」「フローボリューム曲線」の読み取りなど臨床で経験・体験するような項目を対象とした問題が数多く出題されるようになり，単純な机上学習では解答できないようになった．また今回も第46回同様に「統計学や研究法」に関係する用語も出題された．今までの専門学校の教授内容には，このような学習はほとんど含まれていなかったが，今後は必ず教育内容に盛り込んだ学習が必要である．
そこで本書を含むPT・OT必修ポイントシリーズ第5版では，第47回の国家試験の結果を踏まえて近年あまり出題されなくなった問題を削除し，直近5年間の問題を多く取り入れるようにした．これらを十分に活用し，受験対策をしっかりと立て，着実に一歩一歩学習し続ければ，必ず国家試験に合格することができる．なぜならば本書は過去約20年分の国試問題を細かく分析し，今後の出題傾向を探りながら学習できるように，参考書兼問題集として構成しているからだ．是非，本書を上手に活用し学習して頂きたい．
合格を確実にするための本書の特徴
本書は，国家試験に対してしっかりと対策を立て，また基礎から臨床まで十分に学習し，確実に合格を手にしたい受験者のために作成した．
本書の特徴を以下にあげると，
(1)国試の過去問題（第37回から第47回までの11年分，1,100問）を分析し，「出題傾向と対策の要点」についてまとめた．
(2)各科目をさらに小項目に細分類し，学習項目を絞り込んだ．
(3)分野ごとに過去10年間の「出題傾向分析表」を提示し頻出問題に印を付けた．
(4)専門分野における「実地問題=高得点（3点）」には実マークを提示した．
(5)最重要問題番号を赤色1，重要問題番号をピンク色2で提示した．
(6)1分野1ページ終了形式（実地問題，図示問題等は例外もある）を基本とした．
(7)問題直下の「必修ポイント」欄には最低限暗記しなければならない内容を提示した．
(8)同じく必修ポイントには数多くの「写真やイラスト」を掲載し，「視覚学習」「イメージ学習」方式を採用した．
(9)図表中の「暗記すべき項目」は赤字で提示した．
(10)問題の右側には解答欄を設け，正誤など内容についてコメントを付した．
(11)参考資料として「かんたんチェックポイント」ページを設け，応用力の育成を目指した．
(12)巻末に「自己評価テスト」を付け加え，実力養成を図るようにした．
読者全員の100％合格を祈念！
国家試験に合格するためには膨大な出題範囲をできる限り深く学習しなければならない．そのため，受験生は分野別にたくさんの参考書や問題集を揃え，それをできるだけ短時間で効率よく，しかも国家試験の内容に沿った深さまで学習しなければならない．そのためには国家試験内容に的を絞った参考書および問題集が必要である．
本書は限られた時間の中で本気で学習したいと考えている国家試験受験者のために，参考書と問題集を一冊にまとめた国家試験受験対策の最適書として作成された．受験生諸氏には，国家試験の最新情報を十分に把握し，過去問題をそのまま暗記するのではなく，設問中の1文1文に「○・×」を付けながら，「この文章は正しい」「この文章のここが誤っている」と確認しながら学習を進めていただきたい．
来る本試験に向けて，受験生諸氏が本書をしっかりと活用して有意義に学習されることを願っている．
書籍編集者一同，受験生諸氏全員の100％合格を心よりお祈り申し上げます！！
はじめに
第47回PT・OT国試問題の概要
第47回国家試験専門分野（理学療法）問題分類と配点
第47回出題傾向と対策の要点
合格のための学習テクニック
得点力アップのために（本書のページ構成）
第1章 理学療法の基礎
1）理学療法概要
(1)国際生活機能分類（ICF）
活動と参加，個人因子と環境因子，心身機能と身体構造
(2)対人コミュニケーション能力
共感的態度，不適切発言
(3)理学療法研究
エビデンス（EBM），感度と特異度，統計用語
(4)理学療法士及び作業療法士法
法の制定・目的・免許・国家試験受験資格・業務・罰則
(5)介護保険法
介護保険制度と特定疾病
(6)身体障害者福祉法
補装具の給付・身体障害者手帳の交付
(7)リスク管理
救急処置，感染予防，インフォームド・コンセント
2）理学療法基礎
(1)エネルギー消費
最大酸素摂取量とエネルギー消費量
(2)エネルギー消費量（運動強度）
日常生活活動とMETs
(3)呼吸生理
肺気量分画
(4)運動が生体におよぼす影響
呼吸循環機能
(5)運動負荷量の指標
血圧・アンダーソン―土肥の基準
(6)生体力学の基礎
身体とてこ
重力と分力（三角関数を用いた力学計算）
膝蓋骨（ベクトル）
(7)運動学的歩行分析
正常歩行時の筋活動
正常歩行の関節角度変化
正常歩行
(8)歩行分析
異常歩行
(9)動作解析
筋電図ポリグラフ
運動学的分析
姿勢調節と異常姿勢
(10)運動の基礎
運動学習
文献・参考図書
第2章 理学療法評価学
1）徒手筋力テスト
(1)筋力1（Trace）
過去出題（MMT）かんたんチェックポイント・MMT1（筋収縮の有無を触察）：触察部位
かんたんチェックポイント・MMT（筋別MMT）一覧
(2)筋力2（Poor）
(3)筋力3（Fair）
(4)筋力4（Good），筋力5（Normal）
(5)MMTレベル別（MMT1〜5）／全身の筋の徒手筋力検査法
(6)MMTレベル別（MMT4〜1）／測定肢位別検査（仰臥位，側臥位，腹臥位，座位）
過去出題（MMT）かんたんチェックポイント・肢位別MMT（腹臥位，背臥位，座位，立位）
過去出題（MMT）かんたんチェックポイント・筋別肢位別MMT
(7)手指のMMT
(8)基本概念
(9)代償運動
過去出題（MMT）かんたんチェックポイント・MMT（代償運動）一覧
(10)分離判別テスト
(11)小児のMMT実地問題
過去出題（MMT）かんたんチェックポイント・MMT（小児）一覧
過去出題（MMT）かんたんチェックポイント・乳幼児，歩行開始時及び就学前の児童の発育の里程標（マイルストーン）
2）関節可動域測定（ROM-T）
関節可動域（ROM）テストかんたんチェックポイント（上肢）
関節可動域（ROM）テストかんたんチェックポイント（下肢）
関節可動域（ROM）テストかんたんチェックポイント（体幹）
(1)基本軸（0°軸）実地問題
(2)基本軸（0°軸）一般問題
(3)移動軸
(4)基本原則，参考可動域角度，特殊測定法
3）形態（身体）測定
かんたんチェックポイント＜四肢長・周径＞
(1)四肢長・周径
4）姿勢観察
(1)アライメントと重心線
5）感覚検査
(1)表在感覚検査・深部感覚検査
6）反射・反応
(1)深部腱反射
(2)病的反射
7）ブルンストローム・リカバリー・ステージ
かんたんチェックポイント＜Brunnstrom Stage＞
(1)下肢のステージ
(2)上肢ステージ・手指ステージ
(3)上肢ステージ・手指ステージ・下肢ステージ総合問題
8）反射・反応の検査
(1)12脳神経検査
9）協調症検査
(1)（脊髄性，小脳性）運動失調に対する種々の検査
10）認知症検査
(1)改訂長谷川式簡易知能評価スケール（HDSR）
11）意識障害
(1)GCS（Glasgow Coma Scale）・JCS（Japan Coma Scale）
12）呼吸機能検査
(1)スパイロメトリー，肺音聴診，Hugh-Jonesの呼吸困難度分類，検査器具
13）神経筋疾患
(1)神経伝達速度測定
14）発達障害
かんたんチェックポイント・小児の発達（改訂日本版デンバー式発達スクリーニング検査）
かんたんチェックポイント・小児の発達（遠城寺式乳幼児分析的発達検査）
(1)小児発達検査（遠城寺式乳幼児分析的発達検査，改訂日本版デンバー式発達スクリーニング検査）
15）バイタルチェック
(1)触診と血圧測定
16）整形外科検査法
(1)種々の整形外科テスト法
17）各種疾患別評価
(1)評価法
18）ADLの概念と分類
(1)手段的ADL・基本的ADL・生活関連動作
19）リハ関連機器
(1)車椅子の種類と名称と採寸
(2)車椅子の処方と付属品
(3)自助具・補装具・住宅環境整備の疾患別適応
20）生活環境論
(1)環境整備・住宅改修・自動車改造
21）車椅子駆動
(1)段差越え・斜面移動・階段
22）疾患別ADL指導
(1)総合問題
文献・参考図書
第3章 理学療法治療学（基本介入手段）
1）運動療法
(1)筋力増強運動
筋力増強の生理学
筋力増強訓練（強化できる筋）
(2)他動運動
他動運動の目的，持続的他動運動（CPM）装置の目的
(3)関節可動域訓練
(4)伸張訓練
伸張法（実地問題）
伸張法（一般問題）
(5)神経筋促通手技（PNF）
かんたんチェックポイント／神経筋促通手技（PNF）
上肢パターン
下肢パターン
体幹パターン（下部体幹パターン・上部体幹パターン）
(6)神経生理学的アプローチ
促通手技とその原理・目的
(7)全身調整運動（コンディショニング）目的・効果
(8)疾患別運動療法
協調性回復訓練，転倒予防
術後運動療法
コッドマン体操
ウイリアムス体操
疾患と治療体操
(9)介入戦略
理学療法介入法・徒手抵抗誘導法
(10)運動の基礎
運動学習
2）物理療法
(1)温熱療法
温熱療法の生理作用と効果
温熱療法の熱の伝達様式
超音波療法の物理的作用と生理的反応
超音波療法の使用方法
超音波療法の適応
超音波療法の症例問題
極超短波療法の目的・適応・禁忌
極超短波療法の入射角と照射量
パラフィン浴
(2)低周波療法
かんたんチェックポイント.低周波刺激の運動点（モーターポイント）
電気刺激部位・運動点（モーターポイント）
強さ時間（SD）曲線とクロナキシー（時値）
EMG（筋電図）バイオフィードバック療法
治療的電気刺激法（TES）―矩形波の周波数
治療的電気刺激法（TES）―電気刺激理論
治療的電気刺激法（TES）―低周波電気刺激の操作方法
経皮的電気刺激法（TENS）
機能的電気刺激法（FES）
(3)水治療法
水治療法の生理学的反応と利点
全身浴，プール訓練，交代浴
全身浴の水深と体重免荷率
(4)牽引療法
頸椎牽引
腰椎（介達）牽引（骨盤牽引）
(5)その他の物理療法
寒冷療法，紫外線療法，マッサージ
(6)物理療法総合
疾患別物理療法（物理療法の適応と特性）
3）補装具療法と地域理学療法
(1)切断
断端の計測
下肢切断術後の断端管理（ソフトドレッシングとリジッドドレッシング）
切断の部位と原因
(2)義足の部品
大腿義足ソケット
下腿義足ソケット
膝継手
(3)義足の適合判定
股義足
大腿義足
(4)異常歩行
大腿義足の異常歩行の原因（実地問題）
大腿義足の異常歩行の原因（一般問題）
大腿義足の異常歩行に対する対策
下腿義足の異常歩行の原因
(5)大腿義足装着でのADL動作訓練
(6)切断術後の理学療法
(7)大腿義足
歩行分析（床反力による分析）
(8)義手
義手の特徴
かんたんチェックポイント装具の一般的知識
(9)下肢装具
下肢装具の部品（膝継手，足継手，あぶみ）と素材
下肢装具の適合判定基準
短下肢装具
かんたんチェックポイント足部・膝の変形，靴の基本構造，靴底の補正
靴の補正
靴の補正と適応疾患
装具と適応疾患（総合問題）
(10)体幹装具
頸椎装具および胸腰椎装具
(11)上肢装具
スプリント
上肢装具と適応疾患
(12)総合
装具と適応疾患
(13)ADL評価
FIM
Barthel index
種々の評価法（総合）
文献・参考図書
自己評価テスト （チェックシート） （解答シート） X(2)対策実力テスト
索引
付録
「第47回PT・OT国家試験」（理学療法専門分野基礎PT学）
「第46回PT・OT国家試験」（理学療法専門分野基礎編）
「第45回PT・OT国家試験」（理学療法専門分野基礎編）
「国家試験合格率」（第30回〜第47回）
第47回PT・OT国試問題の概要
第47回国家試験専門分野（理学療法）問題分類と配点
第47回出題傾向と対策の要点
合格のための学習テクニック
得点力アップのために（本書のページ構成）
第1章 理学療法の基礎
1）理学療法概要
(1)国際生活機能分類（ICF）
活動と参加，個人因子と環境因子，心身機能と身体構造
(2)対人コミュニケーション能力
共感的態度，不適切発言
(3)理学療法研究
エビデンス（EBM），感度と特異度，統計用語
(4)理学療法士及び作業療法士法
法の制定・目的・免許・国家試験受験資格・業務・罰則
(5)介護保険法
介護保険制度と特定疾病
(6)身体障害者福祉法
補装具の給付・身体障害者手帳の交付
(7)リスク管理
救急処置，感染予防，インフォームド・コンセント
2）理学療法基礎
(1)エネルギー消費
最大酸素摂取量とエネルギー消費量
(2)エネルギー消費量（運動強度）
日常生活活動とMETs
(3)呼吸生理
肺気量分画
(4)運動が生体におよぼす影響
呼吸循環機能
(5)運動負荷量の指標
血圧・アンダーソン―土肥の基準
(6)生体力学の基礎
身体とてこ
重力と分力（三角関数を用いた力学計算）
膝蓋骨（ベクトル）
(7)運動学的歩行分析
正常歩行時の筋活動
正常歩行の関節角度変化
正常歩行
(8)歩行分析
異常歩行
(9)動作解析
筋電図ポリグラフ
運動学的分析
姿勢調節と異常姿勢
(10)運動の基礎
運動学習
文献・参考図書
第2章 理学療法評価学
1）徒手筋力テスト
(1)筋力1（Trace）
過去出題（MMT）かんたんチェックポイント・MMT1（筋収縮の有無を触察）：触察部位
かんたんチェックポイント・MMT（筋別MMT）一覧
(2)筋力2（Poor）
(3)筋力3（Fair）
(4)筋力4（Good），筋力5（Normal）
(5)MMTレベル別（MMT1〜5）／全身の筋の徒手筋力検査法
(6)MMTレベル別（MMT4〜1）／測定肢位別検査（仰臥位，側臥位，腹臥位，座位）
過去出題（MMT）かんたんチェックポイント・肢位別MMT（腹臥位，背臥位，座位，立位）
過去出題（MMT）かんたんチェックポイント・筋別肢位別MMT
(7)手指のMMT
(8)基本概念
(9)代償運動
過去出題（MMT）かんたんチェックポイント・MMT（代償運動）一覧
(10)分離判別テスト
(11)小児のMMT実地問題
過去出題（MMT）かんたんチェックポイント・MMT（小児）一覧
過去出題（MMT）かんたんチェックポイント・乳幼児，歩行開始時及び就学前の児童の発育の里程標（マイルストーン）
2）関節可動域測定（ROM-T）
関節可動域（ROM）テストかんたんチェックポイント（上肢）
関節可動域（ROM）テストかんたんチェックポイント（下肢）
関節可動域（ROM）テストかんたんチェックポイント（体幹）
(1)基本軸（0°軸）実地問題
(2)基本軸（0°軸）一般問題
(3)移動軸
(4)基本原則，参考可動域角度，特殊測定法
3）形態（身体）測定
かんたんチェックポイント＜四肢長・周径＞
(1)四肢長・周径
4）姿勢観察
(1)アライメントと重心線
5）感覚検査
(1)表在感覚検査・深部感覚検査
6）反射・反応
(1)深部腱反射
(2)病的反射
7）ブルンストローム・リカバリー・ステージ
かんたんチェックポイント＜Brunnstrom Stage＞
(1)下肢のステージ
(2)上肢ステージ・手指ステージ
(3)上肢ステージ・手指ステージ・下肢ステージ総合問題
8）反射・反応の検査
(1)12脳神経検査
9）協調症検査
(1)（脊髄性，小脳性）運動失調に対する種々の検査
10）認知症検査
(1)改訂長谷川式簡易知能評価スケール（HDSR）
11）意識障害
(1)GCS（Glasgow Coma Scale）・JCS（Japan Coma Scale）
12）呼吸機能検査
(1)スパイロメトリー，肺音聴診，Hugh-Jonesの呼吸困難度分類，検査器具
13）神経筋疾患
(1)神経伝達速度測定
14）発達障害
かんたんチェックポイント・小児の発達（改訂日本版デンバー式発達スクリーニング検査）
かんたんチェックポイント・小児の発達（遠城寺式乳幼児分析的発達検査）
(1)小児発達検査（遠城寺式乳幼児分析的発達検査，改訂日本版デンバー式発達スクリーニング検査）
15）バイタルチェック
(1)触診と血圧測定
16）整形外科検査法
(1)種々の整形外科テスト法
17）各種疾患別評価
(1)評価法
18）ADLの概念と分類
(1)手段的ADL・基本的ADL・生活関連動作
19）リハ関連機器
(1)車椅子の種類と名称と採寸
(2)車椅子の処方と付属品
(3)自助具・補装具・住宅環境整備の疾患別適応
20）生活環境論
(1)環境整備・住宅改修・自動車改造
21）車椅子駆動
(1)段差越え・斜面移動・階段
22）疾患別ADL指導
(1)総合問題
文献・参考図書
第3章 理学療法治療学（基本介入手段）
1）運動療法
(1)筋力増強運動
筋力増強の生理学
筋力増強訓練（強化できる筋）
(2)他動運動
他動運動の目的，持続的他動運動（CPM）装置の目的
(3)関節可動域訓練
(4)伸張訓練
伸張法（実地問題）
伸張法（一般問題）
(5)神経筋促通手技（PNF）
かんたんチェックポイント／神経筋促通手技（PNF）
上肢パターン
下肢パターン
体幹パターン（下部体幹パターン・上部体幹パターン）
(6)神経生理学的アプローチ
促通手技とその原理・目的
(7)全身調整運動（コンディショニング）目的・効果
(8)疾患別運動療法
協調性回復訓練，転倒予防
術後運動療法
コッドマン体操
ウイリアムス体操
疾患と治療体操
(9)介入戦略
理学療法介入法・徒手抵抗誘導法
(10)運動の基礎
運動学習
2）物理療法
(1)温熱療法
温熱療法の生理作用と効果
温熱療法の熱の伝達様式
超音波療法の物理的作用と生理的反応
超音波療法の使用方法
超音波療法の適応
超音波療法の症例問題
極超短波療法の目的・適応・禁忌
極超短波療法の入射角と照射量
パラフィン浴
(2)低周波療法
かんたんチェックポイント.低周波刺激の運動点（モーターポイント）
電気刺激部位・運動点（モーターポイント）
強さ時間（SD）曲線とクロナキシー（時値）
EMG（筋電図）バイオフィードバック療法
治療的電気刺激法（TES）―矩形波の周波数
治療的電気刺激法（TES）―電気刺激理論
治療的電気刺激法（TES）―低周波電気刺激の操作方法
経皮的電気刺激法（TENS）
機能的電気刺激法（FES）
(3)水治療法
水治療法の生理学的反応と利点
全身浴，プール訓練，交代浴
全身浴の水深と体重免荷率
(4)牽引療法
頸椎牽引
腰椎（介達）牽引（骨盤牽引）
(5)その他の物理療法
寒冷療法，紫外線療法，マッサージ
(6)物理療法総合
疾患別物理療法（物理療法の適応と特性）
3）補装具療法と地域理学療法
(1)切断
断端の計測
下肢切断術後の断端管理（ソフトドレッシングとリジッドドレッシング）
切断の部位と原因
(2)義足の部品
大腿義足ソケット
下腿義足ソケット
膝継手
(3)義足の適合判定
股義足
大腿義足
(4)異常歩行
大腿義足の異常歩行の原因（実地問題）
大腿義足の異常歩行の原因（一般問題）
大腿義足の異常歩行に対する対策
下腿義足の異常歩行の原因
(5)大腿義足装着でのADL動作訓練
(6)切断術後の理学療法
(7)大腿義足
歩行分析（床反力による分析）
(8)義手
義手の特徴
かんたんチェックポイント装具の一般的知識
(9)下肢装具
下肢装具の部品（膝継手，足継手，あぶみ）と素材
下肢装具の適合判定基準
短下肢装具
かんたんチェックポイント足部・膝の変形，靴の基本構造，靴底の補正
靴の補正
靴の補正と適応疾患
装具と適応疾患（総合問題）
(10)体幹装具
頸椎装具および胸腰椎装具
(11)上肢装具
スプリント
上肢装具と適応疾患
(12)総合
装具と適応疾患
(13)ADL評価
FIM
Barthel index
種々の評価法（総合）
文献・参考図書
自己評価テスト （チェックシート） （解答シート） X(2)対策実力テスト
索引
付録
「第47回PT・OT国家試験」（理学療法専門分野基礎PT学）
「第46回PT・OT国家試験」（理学療法専門分野基礎編）
「第45回PT・OT国家試験」（理学療法専門分野基礎編）
「国家試験合格率」（第30回〜第47回）
