やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

はじめに
 第42回理学療法士・作業療法士国家試験は平成19年3月4日(日)に実施され,合格者は平成19年4月10日に厚生労働省より発表されました.試験問題数は昨年と同じで,理学療法と作業療法それぞれに専門問題100問(午前),共通問題100問(午後)が出題されました.
 本年度の受験者数,合格者数および合格率は以下の通りでした.
 理学療法士 7,036人 6,559人 93.2%
 作業療法士 5,131人 4,400人 85.8%
 合格率は過去10年の試験で理学療法士,作業療法士ともに最低となっています.
 厚生労働省から発表された合格基準は次の通りです.
 理学療法士:一般問題を1問1点(159点満点),実地問題を1問3点(120点満点)とし,次の合格基準のすべてを満たした者を合格とする.
 総得点167点以上/279点 実地問題43点以上/120点
 作業療法士:一般問題を1問1点(160点満点),実地問題を1問3点(120点満点)とし,次の合格基準をすべて満たした者を合格とする.
 総得点168点以上/280点 実地問題43点以上/120点
 今年度の試験で採点除外等の取り扱いをした問題は,理学療法士の専門問題(午前)の問題2,42,99,作業療法士の専門問題(午前)の問題11,共通問題(午後)の問題9の5問でした.
 昨年度から全問題の正答値表が厚生労働省のホームページで発表されるようになりました.
 X(2)タイプ(設問に対して5つの選択肢を置き,2つの正解肢を選ぶ)の出題形式の問題は,これまでは実地問題に4〜5問出題されていたものが,本年度は理学療法士の専門問題に29問,作業療法士の専門問題に23問,共通問題に22問出題されています.
 出題内容は従来のものと比較してとくに難度が高まったという印象はありませんが,出題形式のX(2)タイプの問題の比率が増加していることは相対的に難度が高まっているといえましょう.日頃から選択枝の単答式の学習をしておくことが重要です.
 本書は第38回から42回までの5年間の全問題が掲載されております.本書の構成は,問題,解答,解説からなります.
 問題は,可能な限り原文に則して記載し,図や写真は縮小してあります.
 解答は,基本的には厚生労働省が公表したものとしてありますが,一部見解を異にしているものもあり,その旨記しました.
 解説は,解答を導き出すのに参考となることがらを限られたスペースのなかにメモ程度に記載しました.
 パーソナルコンピュータで学習できるように,付録にCD-ROM(第29-41回分を収録)を添付しました.対応機器と操作方法は巻末のマニュアルをご覧ください.
 本書の解答,解説,CD-ROM等でお気づきの点,また構成についてご意見がございましたら編集部宛にご教示くださいますようお願い申し上げます.
 来る第43回の理学療法士・作業療法士国家試験には,どうか本書を存分に活用されて,見事全員が合格されますよう編集部一同心からお祈り申し上げます.
 2007年5月
 医歯薬出版編集部
 はじめに
第38回 理学療法士作業療法士 国家試験問題 解答と解説
 理学療法
 作業療法
 共通問題
第39回 理学療法士作業療法士 国家試験問題 解答と解説
 理学療法
 作業療法
 共通問題
第40回 理学療法士作業療法士 国家試験問題 解答と解説
 理学療法
 作業療法
 共通問題
第41回 理学療法士作業療法士 国家試験問題 解答と解説
 理学療法
 作業療法
 共通問題
第42回 理学療法士作業療法士 国家試験問題 解答と解説
 理学療法
 作業療法
 共通問題

 付録 CD-ROM取扱説明書