やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

監訳者第2版の序
第1版監訳者眞野行生先生にささげる
 2003年に,“Physical Agents in Rehabilitation”の日本語版「EBM物理療法-根拠・意思決定・臨床適応」を発刊し,いろいろな先生方から問い合わせ・ご意見をいただくなど好評に迎えられた.わが国では,この種の体系的な教科書が少なく,また本書が,最新の物理療法に関する膨大な原著論文から,現在解明されている物理療法の作用機序・適応を正確に提供し,さらに臨床適応上の処方や注意点など具体的に記載しており,研究者や臨床家に即座に役立つ内容であることも好評の原因であろう.このため,当時としては比較的高価であったにもかかわらず増刷もされてきた.
 日本語版が店頭に並ぶと同時に,米国での原著第2版発刊の知らせを受けた.米国執筆陣の熱意による速やかなバージョンアップであり,日本語版の発刊の遅れを反省した.
 原著第2版では,最新の知見に関するアップデートは全編に及び,さらに米国で発刊された理学療法学会実践ガイドライン“Guide to Physical therapist practice”第2版(2003改定)との整合性のもと,すべての章末の症例検討の記載方法が改定された.わが国でも,厚生労働省・各医学会を中心としてEBMに基づくガイドラインが出版され,現在では,疾患別にはほとんどすべての領域をカバーしているが,これに相当する物理療法に関する実践ガイドラインは存在しない.そのため,米国版の記述・引用をそのまま利用することとした.また第8章の電気治療は担当著者が変更され全面的な新作となった.
 翻訳は前回の担当者を中心に効率よく進められ,ようやく本書の発刊の運びとなった.本書が,わ国の物理療法に携わる多くの療法士,医師,看護師,技師,工学士,研究者の臨床・研究の指針となり,わが国の物理療法の実情に沿う物理療法学の発展に寄与することを願う.
 なお,第2版翻訳改訂作業中,第1版監訳者のお1人である眞野行生先生がお亡くなりになった.眞野先生は,北海道大学の大学院講座,診療施設の創設者であるばかりではなく,わが国のリハビリテーション医療の中心的指導者であった.“Physical Agents in Rehabilitation”をわが国に紹介し,北海道大学のリハビリテーション医学講座教室員への翻訳と指導についてリーダシップを発揮された.ここに謹んで眞野行生先生に深謝し,この本をささげ,ご冥福をお祈りしたい.
 2005年12月
 監訳者 渡部 一郎

監訳者第1版の序
 Michelle H.Cameronによる「Physical Agents in Rehabilitation」を目にしたとき,長年求めていた物理療法の本が手に入った感があった.
 リハビリテーションの歴史のなかでは,「人間らしく生きる権利の回復」の手段として,物理療法はきわめて重要視されてきた.温泉はヨーロッパにおいても日本においても昔から親しまれており,温泉に行くことがリハビリテーションであるとまでいわれるほどに一般に普及した.しかし,人々が多く住まう都市から遠く離れた温泉を利用した転地リハビリテーション医療は,今日では,在宅を中心として自立を求めるリハビリテーションの流れのなかで,人々の活動や社会参加に十分寄与しないと考えられるようになった.そこで温泉などで使われていた物理療法を近代的な方法で抽出し,温泉へ行かなくとも都市の病院で簡便に利用できる物理療法が主流となってきた.これらはホットパックなどの温熱療法や,渦流浴やプールなどの水治療法であり,赤外線療法や圧迫などであった.さらにその後,超音波療法や低周波療法などの電気療法が物理療法に加わった.
 このような物理療法の歴史のなかで,温熱療法や水治療法の適応・禁忌などが明確になり,さらに牽引療法,超音波療法,ジアテルミー,電気治療などにおいても,その生理的作用や適応が明らかになってきた.物理療法の生体への作用に科学的メスが入り,適用時間,程度,頻度など,各種の物理療法の適用上のパラメーターが明確になってきた.今日では,痙縮などの亢進した筋のトーヌスの減弱,関節拘縮の緊張寛解,疼痛の緩和などを目的として物理療法が日常的に利用され,物理療法は都市の病院でも一般的な治療法となった.
 本書には物理療法の原理,作用,適応にかかわる最先端の研究が網羅されており,データや文献も十分に記載されている.物理療法の機構とその作用の基礎を学ぶためには最適な本である.とくに最後の章では,リハビリテーション医学における物理療法の今後の研究の方向性が示唆されており,物理療法の研究や治療に携わる人々のよき指針となると思われる.
 2003年5月
 監訳者を代表して 眞野 行生

 Michelle H.Cameron(理学療法士)は,健康教育とコンサルティング会社であるHealth Potentialsの経営者である.彼女は,理学療法士,教師,研究者,著者として活躍する一方,カリフォルニア大学医学部では現役の医学生でもある.第1版,この第2版(Physical Agents in Rehabilitation:From Research to Practice)を執筆し,Saunders社から出版した.
 音波泳動についての研究は,米国理学療法学会誌Clinical Managementで発表され,カリフォルニア理学療法学会臨床研究賞を受賞した.また,Saunders社の理学療法士向け教科書では,電気刺激,超音波,音波泳動,創傷治癒について多くの編集・監修を担当し,超音波の章について執筆担当をしている.さらに,超音波,電気刺激,温熱療法,バイオフィードバック,創傷管理については,今日のヘルスケアに最新の研究と実践を導入することで最高の治療ができるようにするための判断基準と手引書の提供をすすめている.

謝辞
 まず,この本の第一版の読者と購入者の皆様に感謝申し上げます.皆様のご支援がなければこの第2版は存在いたしません.いろいろなコメントやお考え,ご提案について私に連絡してくださった読者の皆様にはとくに感謝申し上げます.また,疼痛の章で,図3-4〜3-7をまとめ作成いただいたMarjorie Mooreさんに感謝いたします.
 また,私の友人,家族と同僚のすべての方々に感謝いたします.作業中の皆様のご支援,励ましのおかげで,この仕事と私の残りの人生すべてが幸福で,より健全なものとなると思います.
 同様に,プロジェクト全体に及ぶ一貫したご支持をいただいたElsevier Science出版ディレクターのAndrew Allen氏,作業を通してご援助いただいた編集長のMarion Waldman氏,編集進行担当Sue Bredensteiner氏,ウェブ編集担当のMarjory Fraser氏にも感謝申し上げます.
 両方の版に参加されたDavid Selkowitz氏をはじめとする皆様,途中から加わられたSara Shapiroさんに感謝します.Saraさんは契約内容以上にこの仕事に専任していただきました.
 各章の改訂にあたったJulie Pryde氏,Diane Allen氏,Gail Widener氏,米国理学療法学会ガイドの第2版に対応させ,私がコンピュータに向かっている際,私の頚部痛を気づかっていただいたLinda Monroeさんにも感謝申し上げます.
 Michelle H.Cameron

第2版の序文
 この本の第1版の執筆にあたり,私は自分が必要と信じる多くの要求をできるだけ満たしてきた.リハビリテーション診療における物理療法の適応について,理解しやすいように,利用しやすいように記述し,また広汎な領域で詳細に記述するようにした.また物理療法の基礎研究や生理学的原理から,臨床適用時の評価法,患者の最終的な予後を最も高めるために最善の物理療法の選択と運用について詳細に実際的な記述を心がけた.この本の第1版は,熱狂的に迎えられ,賞賛のコメントが寄せられ,多くの教育現場へ導入され,そして多数の臨床スタッフにより購入され,この本の必要性が示された.
 この本の第1版がいかに好意的に受け入れられたとしても,第2版では多くの修正が必要となることに疑いはなかった.私は,すべての章の改訂にあたり,全力を尽くして第1版の良いところは残す努力をした.さらに,第2版のコンセプトと用語は米国理学療法学会(American Physical Therapy Association)の『理学療法士実践ガイド(“Guide to Physical Therapist practice”)』に従い,Evidence-based medicineの原則をこの新版に取り入れ,いくつかの部分がより明確にされ,より改善された.すべての分野の改訂は,最新の研究報告のみならず,メタアナリシスやシステマティックレビューに照らしてなされた.改訂された部分にはわかりやすい図を50点以上追加した.さらに症例検討を含むすべての文章は,理学療法士実践ガイド第2版に照らして修正した.章の順番は変更し,異なる物理療法であった牽引と圧迫を2つの章に分割した.電流の章は,第2部の他の章の構成にあわせて内容と様式を変えた.この章は,リハビリテーションにおける電気治療を網羅する範囲で多少整理して短縮した.
 この本の改訂にあたり,ホームページhttp://evolve.elsevier.com/Cameronをオンラインで利用できるEvolve online learning Resourceを提供している.そのStudent Resource Centerは多くのマルチプルチョイス型の試験問題を載せ,利用者の学習と評価に利用できる.インストラクターのResource centerでは,物理療法の選択と適応に関する研究活動や評価手段,文書を載せ,本文のほとんどの図が電子媒体で提供される.この画像イメージはパワーポイントでの発表用にコピーすることができる.
 第1版の序文では,この本が,理学療法の学生,理学療法士向けにつくられたが,実際には,その助手や作業療法士,カイロプラクティック療法士,医師,学生など,すべての物理療法の学習に関わる分野の方の要望を満たすことを確信していると述べた.第1版が出版されてから,さらに他分野の職種である競技トレーナーや作業療法士助手,整骨医,獣医,動物の調教師がこの本を実際に利用していることを知った.私は,幅広い領域の専門家にとって,この改訂版が,リハビリテーションの物理療法のテキストとして,よりアクセスしやすく,明解で,完全な情報を伝達し続けることを望んでやまない.
 Michelle H.Cameron

第1版の序文
 物理療法についてクラスや講座で教えているときに,私はしばしば学生から「このような知識をすべて網羅している書籍で,先生が勧めてくださるものはありませんか」と尋ねられ,私は,「近いうちに私が書きますから」と答えていたようである.その後,電話が鳴り,受話器の向こうの人物から,「こちらは出版社のW.B.Saundersです.物理療法について新しい教科書をご執筆いただけませんか」と言われたとき,私は即座に「ええ,ぜひ」と答えた.それから,衝撃が,仕事が,興奮が押し寄せ,今,ここに数年が経過し人生のいくつかの出来事を経て,本書が完成した.
 ほかにも物理療法に関する書物はあるが,本書ほどの広がりと深さをもつ情報が網羅されたものはないと信じている.この本を読まれた読者は,温熱療法,水,機械的・電気的療法などをはじめとして,リハビリテーション臨床家が使用するすべての物理療法に精通することになるだろう.さらに,物理療法によって効果的に治療できる患者に現れている問題のタイプ,物療剤[訳注:物理療法で用いられるさまざまな作動物質]の物理的特性と生理的効果についても理解するだろう.また,読者はこの知識を応用して,患者の転帰を最善にするために適切な物理療法と治療指標を選択し,安全で効果的な適用技術を用いることができるようになるだろう.そのうえ,読者は,物理療法の使用はなぜ患者に利益をもたらすのか,そのようなインターベンションによってどんな種類の利益を得ることができるか,そのインターベンションはどんなメカニズムで効果をもたらすのか,などについて十分に理解するだろう.
 本書は,リハビリテーション部門の学生と開業臨床家にリハビリテーションで物理療法を適用するための十分な知識と確固たる基礎を提供している.本書は主として,理学療法を学ぶ学生と理学療法士のために書かれたものであるが,理学療法士助手,作業療法士,カイロプラクティック療法士,臨床医,およびそれらの分野で物理療法の利用について学んでいる学生のニーズにもこたえている.本書は,講座用教科書として学生が使用できるよう構成され,各章の最初に概略と目標を掲げ,書物全体を通して内容を要約したリストをつけ,章のまとめを行っている.しかしながら,もちろん臨床家が参考書として用いることもできる.
 本書は3つのセクションに分かれている.第1セクションには,物理療法の適用により影響される生理的過程に関する各章が含まれ,第2セクションには,さまざまなタイプの具体的な物理療法とそれらの適用に関する各章が含まれ,そして第3セクションは,物理療法の適用と他の治療処置との統合に関する各章を含み,リハビリテーションにおける物理療法適用に関する今後の研究に示唆を与えている.
 第1セクションで読者は,組織の炎症と治癒,疼痛,トーヌス異常,運動制限について学ぶ.この情報を最初に提示するのは,物理療法の選択と適用に関する意思決定を行うときに,患者に現れている問題の評価から得られる情報を利用できるようにするためである.
 第2セクションで読者は,さまざまな物理療法と,それらの臨床適用のさいに推奨できる治療法について学ぶ.禁忌と注意事項についての詳細,および臨床適用のための具体的なガイドラインは,一貫して同じ体裁で配列して提示しているので,すぐに見分けがつき,資料の理解や再検討が容易にできる.物理療法を適用するための物理的・生理的基礎をまず最初に説明し,それに続いて物理療法の効果に関する研究を考察しているが,その目的は,推奨する臨床適用ガイドラインの基盤となることである.このセクションには,温熱療法,水治療法,牽引と圧迫,超音波,電磁場,電流についての各章が含まれている.
 温熱療法を取り扱っている第6章では,組織温度の上昇下降のメカニズムと効果,寒冷療法と温熱療法の臨床適用について述べている.水治療法に関する第7章では,水治療適用の基礎を説明し,開放創の洗浄,または運動環境として水を利用するためのガイドラインを提供している.第8章は,牽引と圧迫という形での機械力の適用を取り扱う.牽引の項では,脊椎に対する機械的牽引の適用に焦点を置き,圧迫の項では,浮腫を抑えるための圧迫の使用に焦点を当てている.超音波に関する第9章では,循環と組織の伸展性の増大,組織治癒の促進,経皮的薬物浸透の促進など,超音波使用の温熱効果と非温熱効果について論じている.電磁気療法に関する第10章では,電磁スペクトルについて,および電磁放射線照射の治療効果を達成する物理療法について説明している.これらの物理療法には,紫外線,レーザー,ジアテルミーが含まれる.電流に関する第11章では,リハビリテーションで利用される電流のタイプとその適用--筋収縮の誘発,疼痛コントロール,組織治癒,経皮的薬物浸透の促進--について述べている.第1と第2セクションのすべての章には臨床症例研究が含まれ,患者治療の中で提示された資料を説明し,最適な物理療法と治療指標を選択するさいの臨床での意思決定過程を実例で示している.
 第3セクションでは前出の2つのセクションの知識を統合している.第12章では,物理療法を相互に,また,ほかのタイプのインターベンションとどのように組み合わせればよいか論じている.またこの章では,さまざまな保健医療供給システムの中で物理療法の利用のしかたに関する検討もなされている.最後の章では,臨床実践の正当性を確認しそれを進歩させるためには,リハビリテーションでの物理療法の利用に関してさらなる研究が必要とされる理由を説明し,研究を方向づける提案も含んでいる.
 本書こそ,私と学生がずっと探し求めてきた物理療法の本である.論理的で一貫した各章の構成によって,提示されている情報が容易に見つかり,また,情報の深さ,完全な参考文献,実証的な症例研究によって,物理療法を安全で効果的に適用して患者のリハビリテーションをどのように強化すればよいかについて,読者は容易に理解することができる.
 Michelle H.Cameron
  監訳者第2版の序
  監訳者第1版の序
  献辞
  著者紹介
  謝辞
  寄稿者
  第2版の序文
  第1版の序文
 第1章 はじめに
  物理療法の定義と実例
  物理療法の分類
  医学とリハビリテーションにおける物理療法の歴史
  患者治療におけるリハビリテーションの役割
  リハビリテーションにおける物理療法の役割
  物理療法の効果
  物理療法の一般的禁忌と注意事項
  章のまとめ
セクション1 病理と患者の抱える問題
 第2章 炎症と組織修復(Julie A.Pryde)
  炎症期(第1日〜第6日)
  増殖期(第3日〜第20日)
  成熟期(第9日以降)
  治癒過程に影響する要因
  個々の筋骨格組織の治癒
  臨床症例研究
  章のまとめ
 第3章 疼痛
  疼痛の種類
  疼痛の受容と伝達のメカニズム
  疼痛の調節とコントロール
  疼痛の測定
  疼痛管理法
  臨床症例研究
  章のまとめ
 第4章 トーヌス異常(Diane D.Allen,Gail L.Widener)
  筋トーヌスの定義
  トーヌス異常に関する用語
  筋トーヌスの測定
  筋トーヌスと筋活性化の解剖学的基礎
  異常な筋トーヌスとその結果
  臨床症例研究
  章のまとめ
 第5章 運動制限(Linda G.Monroe)
  はじめに
  運動の種類
  運動制限のパターン
  運動を制限する組織
  運動制限を引き起こす病理
  運動制限の評価
  運動制限に対する治療法
  運動制限の治療における物理療法の役割
  臨床症例研究
  章のまとめ
セクション2 物理療法
 第6章 温熱療法:寒冷と温熱
  熱エネルギーの物理学的原理
  比熱
  熱移動方式
  寒冷-寒冷療法
  寒冷の効果
  寒冷療法の適応
  寒冷療法の禁忌と注意事項
  寒冷療法の副作用
  適用技術
  記録
  臨床症例研究
  温熱-温熱療法
  温熱の効果
  表在性温熱の適応
  温熱療法の禁忌と注意事項
  温熱療法の副作用
  適用技術
  記録
  臨床症例研究
  寒冷療法か温熱療法かの選択
  章のまとめ
 第7章 超音波
  歴史
  専門用語
  超音波の発生
  超音波の効果
  温熱効果
  非温熱効果
  超音波の臨床適応
  超音波の禁忌と注意事項
  超音波の副作用
  適用技術
  記録
  臨床症例研究
  章のまとめ
 第8章 電気治療(Sara Shapiro)
  序論と歴史
  電気治療の用語
  電気治療の効果
  電気治療の臨床応用
  日常臨床における電気治療
  適用技術
  記録
  臨床症例研究
  章のまとめ
 第9章 水治療法
  水の物理的特性
  水治療法の生理的効果
  水治療法の利用
  水治療法の禁忌と注意事項
  水治療法の副作用
  適用技術
  記録
  水治療法に関する安全の問題(感染の制御とプールの安全性)
  臨床症例研究
  章のまとめ
 第10章 牽引
  脊椎牽引の効果
  脊椎牽引の臨床適応
  脊椎牽引の禁忌と注意事項
  脊椎牽引の副作用
  適用技術
  記録
  臨床症例研究
  章のまとめ
 第11章 圧迫
  圧迫の効果
  圧迫の臨床適応
  圧迫の禁忌と注意事項
  圧迫の副作用
  適用技術
  記録
  臨床症例研究
  章のまとめ
 第12章 電磁放射線(Michelle H.Cameron,Diana Perez,Suzana Otano-Lata)
  電磁放射線の物理的特性
  電磁放射線の生理的効果
  紫外線の物理的特性
  紫外線の効果
  紫外線の臨床適応
  紫外線の副作用
  適用技術
  記録
  紫外線灯の選択
  臨床症例研究
  レーザーの物理的特性
  低出力レーザーの効果
  低出力レーザーの臨床適応
  レーザーの禁忌と注意事項
  ジアテルミーの物理的特性
  ジアテルミーアプリケーターの種類
  ジアテルミーの効果
  ジアテルミーの臨床適応
  ジアテルミーの禁忌と注意事項
  ジアテルミーの副作用
  適用技術
  記録
  ジアテルミー装置の選択
  臨床症例研究
  章のまとめ
セクション3 現在と将来の臨床における物理療法のまとめ
 第13章 物理療法の患者治療への融合
  物理療法選択のさいに考慮すべき特性
  物理療法同士または他のインターベンションとの併用
  さまざまな保健医療供給システム内での物理療法の利用
  臨床症例研究
  章のまとめ
 第14章 今後の研究の方向性と適応
  リハビリテーションにおける物理療法について今後の研究が必要な理由
  物理療法に関する今後の研究分野
  物理療法に関する今後の研究の方法論的特徴
  結論
  章のまとめ
 よく用いられる術語の解説
 よく用いられる略語と頭字語
 単位
 索引