やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

第3版の序

 本書は,義肢装具士の教本として1987年6月に初版,1990年11月に第2版が出版されたが,幸いにも義肢装具士養成校ならびに理学療法士 ・作業療法士養成校の教科書として多くの人々に愛読されてきた.しかしこの間の装具領域の進歩は著明なものがあり,内容を大幅に改めるべき時期に到達したので第3版に取り組んだ.
 第3版ではこれまでの本書の以下の基本方針を踏襲するとともに,執筆者の大幅な変更を行った.
 1) 医師(装具の概念,適応,構成要素,チェックポイント担当)と義肢装具士(製作担当)の共同執筆の形式を遵守する.
 2) 装具の種類が多いことと紙面の制約のため,製作法は代表的なもののみを取り上げる.
 3) 装具の構成部品は既製品(prefabricated components)を最大限利用する.
 4) 用語は「福祉関連機器用語(義肢 ・装具部門)」JIS T 0101-1997による.
 また各章で内容を改めた箇所は以下のとおりである.
 ・「総論」は全面的に書き直すとともに,Evidence-based Practiceとしての装具療法の必要性を強調した.
 ・「整形外科靴」では,ドイツ流の整形外科靴の設計,製作法を重点的に取り上げた.
 ・「下肢装具」では,新たに股装具,対麻痺装具を加えた.
 ・「体幹装具」は全面的に書き直すとともに,側彎症治療装具の現状と問題点に留意した.
 ・「上肢装具」では,指装具,手関節装具,小児の手,火傷用スプリント,肘装具を新しく加えた.
 本書がわが国の装具学のレベルアップに貢献することを期待してやまない.
 2003年2月
 加 倉 井 周 一

第2版の序

 本書の初版が出たのは1987年6月であったが,その後3年間に幸いにも多くの読者の好評を得て増刷を重ねることができた.この間,技術の進歩もさることながら,義肢装具士法の施行に伴う指定講習会ならびに国家試験も順調に進み,さらには1989年11月のISPO神戸世界大会も成功裏に終わり,わが国の義肢装具のレベルも飛躍的に高まりつつあるといっても過言ではない.
 ところでわが国では,これまで義肢装具に関する書物は数多く刊行されてきたが,装具学というタイトルをつけたのは,本書の姉妹編である義肢学とならんで初めてである.もとより義肢装具は患者・身体障害者に対する応用技術の一つではあるが,正確な義肢装具を作成・適合させるためには医学的知識とならんで,バイオメカニクス,材料学,製作加工法,患者への適合学(man-machine interface)などを集大成する必要があり,これらがきちんと学問的にまとまって初めて高度の製作技術(たとえば諸外国で試みられているCAD/CAMによる装具製作)が実用普及化するものと考えている.このような立場からみると,残念ながらわが国の装具のレベルは下肢装具,一部の体幹装具を除きまだまだ研究を重ねる必要があるようにも思われる.
 もとより限られたページ数の中に装具学のすべてを網羅することは不可能であるが,初版以来できるだけup-to-dateな内容をコンパクトにまとめる努力をはらってきたつもりである.
 さて改訂第2版では,下記の内容変更を行った.
 (1) 義肢装具士の誕生に伴うチームアプローチの必要性,採寸・採型など特殊行為制限項目について説明を加えるとともに,日整会,リハ医学会がまとめた義肢装具統一処方箋の変更(これまで1枚であった装具処方箋を,上肢・下肢・体幹装具処方箋に3分割した)について説明した(総論).
 (2) 靴のバイオメカニクスに関する章を設けるとともに,臨床的に製作頻度の高いUCBL靴インサートの製作法を加えた(整形靴).
 (3) 金属製短下肢装具の製作法にtibial torsionの概念(Lehneis)を設けるとともに,対麻痺患者に重要なScott-Craig長下肢装具の説明を加えた(下肢装具).
 (4) さまざまな頚椎装具の生体工学的効果一覧とヨーロッパの側彎症装具の状況を加えた(体幹装具).
 本書がわが国の装具のレベルアップにささやかな貢献ができることを期待するとともに,今後ともより一層内容の充実をはかっていきたい.
 1990年10月
 加 倉 井 周 一



 装具は古くから整形外科の保存療法の有力な手段として,また最近ではリハビリテーション医学の領域で非常に重要な位置を占めているにもかかわらず,必ずしも体系化が十分成されていなかったきらいがある.その理由は多々あるが,疾患―機能障害と装具のデザイン,材料,機能との対応が単純な数式ではなく複雑な方程式のように幾つもの回答があることが最大の特徴であり,この点が義肢と大きく異なる所以であろう.
 装具が患者に真に役立つためには,処方する医師ならびに関連スタッフとそれを受けて製作する製作技術者のコミュニケーションが大切であることは言うまでもないことである.製作技術者のレベルを高めるためには義肢装具士の資格制度が必要なことは論をまたないが,永年のわれわれの努力と行政当局の御理解により,この程ようやく義肢装具士の資格制度が正式に発足するはこびになった.今後は義肢装具士に要求されるカリキュラムの検討,すでに業務についている人達に対する経過措置の講習会の開催,ならびに国家試験の実施など多くの事項に対処しなければならない.いずれにせよまず要求されるものは研修のための教本であり,その作成が急がれる次第である.日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会・日本義肢協会・日本義肢装具製作技術者協会の代表者で構成している義肢装具士身分制度推進協議会では,永年資格制度導入の際の具体的な諸問題の検討とあわせて義肢学・装具学の教本の作成についての企画を重ねてきたが,幸いにも医歯薬出版(株)ならびに各執筆者のご協力を得てようやく本書の刊行にいたった次第である.
 わが国ではすでに装具に関する成書は幾つかあるが,製作技術者のための教本はかつて故飯田卯之吉氏の「義肢装具製作教程」のうち義肢編は完成したものの装具については未完のままになっており,今日にいたるまで皆無である.
 今回刊行した本書の狙いは,以下のとおりである.
 (1) 義肢装具士にとって必要な医学の基礎知識(解剖学・patho・mechanics)を分かりやすくまとめた.
 (2) 個々の装具について概念・適応・構成要素ならびにチェックポイントは医師が,製作は装具士が分担し共同執筆の形をとった.
 (3) 装具の種類が多いことと紙面の制約のために,製作法は代表的なもののみを取り上げざるをえなかったが,読者の便をはかるためにできるだけ多くの図・写真を加えた.
 (4) 最近の傾向をふまえて,装具の構成部品は既製品(prefabricated components)を最大限利用することを原則とし,個々の部品や材料の説明はできる限り少なくした.また採型・採寸時の注意,陽性モデル修正,アライメント・適合を重視した.
 (5) 用語は「福祉関連機器用語(義肢・装具部門)」JIS T 0101-1986によった.
 先にも述べたように本書は一義的には装具製作技術者を対象としたものであるが,装具にかかわりのある医師・セラピスト諸氏にもお役に立つものと確信する次第である.内容については十分意をつくしたつもりであるが,ご意見・ご批判をいただければ幸いである.本書がわが国の装具のレベルアップに少しでもお役に立つことができれば編者としてこれにまさる喜びはない.今後とも各方面の方々のご支援を切に願ってやまない.
 1987年6月
 加 倉 井 周 一
総論(飛松好子)
 1.装具,装具療法とは
 2.装具の分類
 3.装具の処方
 4.装具の適合判定
 5.Evidence Based Medicine(EBM)と装具療法
 6.装具の支給にかかわる法制度
 付表1 上肢装具の分類
 付表2 下肢装具の分類
 付表3 体幹装具の分類
 付表4 上肢装具処方箋
 付表5 下肢装具処方箋
 付表6 体幹装具処方箋
 付表7 補装具の支給体系一覧表
I 整形外科靴(靴型装具)(加倉井周一・高嶋孝倫)
 1.足の構造
  1)足の骨格と関節
    (1)後足部
    (2)中足部
    (3)前足部
  2)足部の筋
    (1)下腿後部筋群(ふくらはぎ)
    (2)下腿外側部筋群
    (3)下腿前部筋群
    (4)足固有筋
    (5)足関節の筋と関節運動のまとめ
  3)足アーチ
    (1)内側縦アーチ
    (2)外側縦アーチ
    (3)横アーチ
    (4)足底腱膜の重要性(巻き揚げ機構)
  4)足部の知覚
  5)足部の循環
  6)皮膚・爪の状態
  7)足部の成長
  8)足の生理と衛生
    (1)足の発汗
    (2)靴の種類による換気
    (3)足の衛生
 2.足の機能
  1)体重の支持
    (1)静的評価
    (2)動的評価
 3.整形外科靴(靴型装具)
  1)足部と靴の対応
    (1)靴のサイズ
    (2)足長と足囲の度数分布
    (3)靴型
    (4)靴の基本構造
    (5)靴の高さ
    (6)靴の開き
  2)靴の補正と整形外科靴(靴型装具)
    (1)靴の補正・整形外科靴(靴型装具)の定義ならびに目的
    (2)靴の補正の具体的手法
  3)靴の外部からの補正
    (1)かかとに対する補正
    (2)ソールに対する補正
    (3)靴の構造に対する変更
  4)靴の内部での補正
  5)靴インサート・ふまず支え
    (1)靴インサート・ふまず支えの定義
    (2)靴インサートの適応
    (3)靴インサートの種類
  6)整形靴の適応
    (1)整形靴の医学的適応
    (2)義肢装具士からみた整形外科靴の適応
  7)靴型装具の設計・製作法
    (1)足と歩容の観察
    (2)整形靴と特殊靴の製作工程
    (3)トレース,採寸,採型
    (4)底型の設計
    (5)木型の作製
    (6)ヨーロッパ方式による特殊木型の設計
    (7)仮合わせ(適合チェック)
    (8)製靴工程
  8)足底装具の設計・製作法
    (1)UCBL靴インサート
    (2)市販靴挿入型の足底板
  9)内反足装具の製作法
  10)靴の補正・整形靴のチェックポイント
    (1)製作前のチェックポイント
    (2)仮合わせ,完成時のチェックポイント
II 下肢装具(渡辺英夫・高嶋孝倫)
 1.総 論
  1)下肢および下肢の機能
    (1)解剖学的肢位と機能肢位
    (2)下肢の姿勢と機能
    (3)正常歩行と病的歩行
  2)下肢装具に必要な解剖学的ランドマーク
  3)下肢の主な変形
  4)下肢装具の概念およびアライメント
    (1)下肢装具の使用目的
    (2)下肢装具の適合とアライメント
    (3)下肢関節の解剖学的特徴と装具継手軸
  5)金属支柱付き下肢装具の構成要素
  6)下肢装具の継手と半月の位置
  7)プラスチック製下肢装具の構造と構成要素
    (1)プラスチック製下肢装具の分類
    (2)プラスチック製下肢装具の構成要素
    (3)プラスチック製下肢装具の特徴
  8)金属支柱付き下肢装具とプラスチック製下肢装具の比較
  9)下肢装具の適応一覧
 2.短下肢装具
  1)金属支柱付き短下肢装具
     [概 念]
     [製 作]
    (1)投影図および採寸
    (2)投影図のレイアウト
    (3)製作工程
   [チェックポイント]
  2)プラスチック製短下肢装具
    (1)プラスチック製短下肢装具の概念と分類
    (2)後面支柱式可撓足継手付きプラスチック短下肢装具
     [概 念]
     [製 作]
     [チェックポイント]
    (3)湯の児型AFO
     [概 念]
     [チェックポイント]
    (4)KU half AFO
     [概 念]
    (5)Saga plastic AFO
     [概 念]
     [製 作]
     [チェックポイント]
    (6)らせん状支柱プラスチック短下肢装具
     [概 念]
     [デザイン]
     [チェックポイント]
    (7)その他の短下肢装具
 3.長下肢装具
  1)金属支柱付き長下肢装具
     [概 念]
     [製 作]
    (1)投影図および採寸
    (2)採寸を必要とする箇所
    (3)投影図のレイアウト
    (4)長下肢装具の基本デザイン
    (5)支柱および半月の加工
    (6)膝当て
     [チェックポイント]
  2)スコット・クレイグ長下肢装具
     [概 念]
     [チェックポイント]
 4.免荷装具
  1)PTB短下肢装具
     [概 念]
     [製 作]
    (1)ギプス採型
    (2)採型時のマーキング
    (3)ギプス採型手技
    (4)陽性モデル修正
    (5)ソケット(下腿支持部)の製作
    (6)足部支持部品
    (7)アライメント
     [チェックポイント]
  2)坐骨支持長下肢装具
     [概 念]
     [製 作]
    (1)ギプス採型
    (2)ギプス採型の手技
    (3)採寸
    (4)膝軸設定
    (5)陽性モデル修正
    (6)装具の製作
     [チェックポイント]
 5.骨盤帯長下肢装具
     [概 念]
 6.膝装具
  1)金属支柱付き膝装具
     [概 念]
     [チェックポイント]
  2)プラスチック膝装具
     [概 念]
     [チェックポイント]
  3)治療用各種膝装具
    (1)側方不安定膝
    (2)膝伸展力低下
    (3)反張膝
    (4)膝関節屈曲拘縮
    (5)膝関節伸展拘縮
    (6)膝関節回旋不安定
 7.股装具
     [概 念]
 8.対麻痺の装具
     [概 念]
  1)reciprocating gait orthosis(RGO)交互歩行装具
  2)advanced reciprocating gait orthosis(ARGO)
  3)パラウォーカー(ORLAU Para Walker)
  4)Parapodium
  5)内側股継手付き両長下肢装具
    (1)Walkabout
    (2)プライムウォーク
  6)長下肢装具
  7)短下肢装具
  8)その他
    (1)整形外科靴
    (2)FESと装具のhybrid system
    (3)荷重制御式歩行補助装置
 9.先天性内反足の装具
     [概 念]
  1)デニスブラウン・スプリント
     [チェックポイント]
  2)その他の内反足装具
 10.先天性股関節脱臼の装具
     [概 念]
     [チェックポイント]
 11.ペルテス病の装具
     [概 念]
     [チェックポイント]
 12.すぐ装着できる装具
     [概 念]
    (1)既製品の装具
    (2)他人が使用して不要になった装具
    (3)組立式装具
    (4)即席装具
III 体幹装具(丸山 徹・栗山明彦)
 1.総 論
  1)体幹の解剖
  2)脊柱の解剖
  3)脊柱の運動
  4)脊柱にかかる荷重
  5)体幹装具製作に必要な骨性ランドマーク
  6)体幹装具の分類
  7)体幹装具の構成要素
  8)体幹装具が適応となる主な脊椎疾患とその目的
  9)装具装着による効果と副作用
 2.頚椎装具
  1)頚椎カラー
  2)フレーム式
  3)ターンバックル型
  4)フィラデルフィアカラー
  5)支柱式
     [製作および装着方法]
  6)ソミーブレース
     [製作および装着方法]
 3.頚胸椎装具
  1)モールド式
     [製作および装着方法]
  2)ハロー式
 4.胸腰仙椎装具
  1)軟性コルセット
  2)硬性装具
    (1)モールドジャケット式
    (2)主として3点支持によるタイプ
 5.腰仙椎装具
  1)軟性コルセット
     [製作および装着方法]
  2)チェアバック型
  3)ナイト型
     [製作および装着方法]
  4)ウィリアムス型
  5)モールド式
     [製作および装着方法]
  6)仙腸バンド
 6.側彎症装具
  1)側彎症の定義
  2)側彎症に対する装具療法の歴史
  3)側彎症に対する装具療法の実際
  4)代表的な側彎症装具
    (1)ミルウォーキーブレース
     [製作および装着方法]
    (2)ボストンブレース
     [製作および装着方法]
    (3)OMCブレース
     [概 念]
     [製 作]
    (4)チャールストンブレース
IV 上肢装具(加倉井周一・大坪政文・徳田章三)
 1.総 論
  1)手指の構造と機能
    (1)皮膚
    (2)骨性アーチと中手骨における2つの傾角
    (3)解剖学的肢位と機能肢位
    (4)手指の把持パターン
    (5)手指の知覚
    (6)手指の筋―外在筋と内在筋
    (7)手指関節の側副靱帯と組織張力に対する関節位置の影響―内在筋優位肢位と劣位肢位
    (8)手指縦アーチ破綻による変形
  2)上肢装具に必要な解剖学的ランドマーク
    (1)上肢長ならびに上肢周径の測定
    (2)上肢の免荷部
  3)静的装具と動的装具
  4)上肢装具のバイオメカニクス
    (1)テコの原理
    (2)荷重・変形曲線と累積外傷
    (3)圧の分散
    (4)動的スプリントのトルク角度測定
    (5)ハイプロフィル・スプリントとロープロフィル・スプリント
    (6)アウトリガーの牽引方向と位置
    (7)コイルバネ
  5)上肢疾患と該当する装具一覧
 2.指装具
  1)指先部(外的環境からの保護)
  2)DIP関節(槌指変形,指伸筋腱損傷など)
  3)PIP関節(ボタン穴変形,スワンネック変形,関節拘縮(伸展,屈曲),MLへの不安定指など)
  4)MP関節(MP尺側掌側脱臼,関節拘縮(伸展,屈曲),鷲手など)
 3.母指に対するアプローチ
  1)IP関節(RA,母指屈筋腱損傷,IP側副靱帯損傷など)
  2)MP関節(母指ジグザグ変形)
  3)CM関節(ドゥ・ケルヴァン腱鞘炎,CM関節症など)
  4)第1指間の拡大(外傷後の内転拘縮,母指外転筋の機能不全など)
 4.手関節に対するアプローチ
  1)手背屈装具(手根管症候群,三角線維軟骨複合体損傷,キーンベック病,骨折など)
  2)伸展ダイナミックスプリント(手指屈筋腱損傷など)
  3)屈曲ダイナミックスプリント(手指伸筋腱損傷など)
  4)屈筋腱縫合後に対するスプリント
    (1)Kleinert法とKleinert変法
  5)RAのスプリント
 5.小児の手に対するアプローチ
  1)母指内転拘縮(先天性にぎり母指)
  2)屈指症
  3)斜指症
  4)内反手(橈側列形成不全)
  5)その他の先天性疾患
    (1)手指多指症
  6)フィードバックスプリント
 6.手指火傷に対するスプリント
 7.対立装具
  1)概念
  2)短対立装具
    (1)静的装具
    (2)動的装具
  3)長対立装具
  4)対立装具の製作
    (1)短対立装具の製作(ランチョ型)
    (2)長対立装具の製作(ランチョ型)
  5)対立装具の付属品
    (1)Cバー
    (2)対立バー
    (3)母指支え
    (4)虫様筋バー,MP伸展止め
    (5)バネ式母指外転補助装置
    (6)母指IP伸展補助装置
    (7)第1背側骨間筋補助装置
    (8)MP伸展制御装置
    (9)MP伸展制御装置(IP伸展補助付き)
    (10)MP屈曲補助装置
    (11)MP伸展補助装置
    (12)IP伸展補助装置
    (13)尺側偏位防止装置
  6)対立装具のチェックポイント
    (1)対立バー
    (2)Cバー
    (3)手掌アーチ支え
    (4)長対立装具
 8.把持装具
  1)概念
  2)把持装具の形式と適応
  3)把持装具(手関節駆動式)
    (1)ランチョ型
    (2)エンゲン型
    (3)ウィスコンシン大学型(エンゲル型)
    (4)IRM型
    (5)RIC型
  4)把持装具(手関節駆動式)エンゲン型の製作
    (1)構造
    (2)採寸と部品の選択
    (3)製作法と適合
  5)手関節駆動装置の種類
    (1)エンゲン・システム
    (2)コンラディ・システム
    (3)ジェイコ・システム
    (4)ラチェット・システム
    (5)ウィスコンシン大学型エンゲル・システム
    (6)RICシステム
  6)把持装具手関節駆動式のチェックポイント
 9.肘に対するアプローチ(肘スポーツ障害,変形性肘関節症など)
 10.肩装具
  1)肩外転装具
  2)肩甲骨保持装具
  3)習慣性肩関節脱臼装具
  4)肩鎖関節脱臼用装具
  5)腕吊り
 11.特殊装具
  1)機能的上肢装具
  2)BFO

 和文索引
 欧文索引
 固有名詞索引