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TDM(薬物血中濃度モニタリング)編

 近年,TDM の重要性は増しています.薬物濃度の測定は検査部で行い,そのデータに基づいて薬剤部で薬物動態の解析を行っている施設も多いのではないでしょうか.臨床検査技師も薬物動態についての知識が必要です.今月は TDM(薬物血中濃度モニタリング)編です.

TDM−薬物血中濃度モニタリングシステム
 http://www.abbott.co.jp/tdm/tdm.html
 アボットジャパンのサイトでは,TDM の必要性などをわかりやすく解説しています.また,特定薬物治療管理料の早見表や,TDM 関連の製品・機器の紹介もあります.TDM 初心者の方には,こちらのサイトがおすすめです.

病態情報薬学
 http://www.pharm.kyoto-u.ac.jp/byoyaku/
 京都大学大学院薬学研究科の病態情報薬学のサイトです.こちらのおすすめはエクセルで作成された薬物動態解析プログラムです.

エクセルを用いた薬物動態パラメータの計算法
 http://mail.josai.ac.jp/~byouyaku/keisan.html
 エクセルを用いた薬物動態解析方法を紹介しています.ていねいな解説もついています.

薬学用語辞典
 http://www.sam.hi-ho.ne.jp/tootake/yougo.htm
 日頃ききなれない薬学用語が出てきたら,こちらのサイトにお任せです.

薬物療法センター/新薬ホームページ
 http://www.yakubutsuryoho-center.jp/
 新薬の情報を確認したい時はこちらのサイトが便利です.

おくすり 110 番 病院の薬がよくわかる
 http://www.jah.ne.jp/~kako/
 わからない薬が出てきたらこちらのサイトで調べましょう!薬用植物図鑑,薬価サーチ,副作用リストなどもあります.

医薬品医療機器情報提供ホームページ(図 3)
 http://www.info.pmda.go.jp/
 独立行政法人医薬品医療機器総合機構のサイト.薬の副作用や医療安全情報など,最新の情報を得ることができます.

 抗てんかん薬,精神神経用剤,不整脈剤,免疫抑制剤など,血中濃度測定が重要な薬は多くあります.TDM はこれからますます重要になってくることは必至です.しっかり勉強しましょう.

(大阪医大病院 中央検査部 井口 健)
http://www3.famille.ne.jp/~kenmie/kensa.html
kns006@poh.osaka-med.ac.jp

(Medical Technology2005年12月号掲載:2005年12月1日)

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