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26巻10号 2017年10月号
特集 訪問リハビリテーションの実際
特集にあたって
 地域の中で実際の生活をいかに維持し豊かにできるかは,リハビリテーション(以下リハ)において最も重要な点である.その中で,訪問リハの適切な提供は鍵となる手段のひとつであるといえるが,その実際については十分に認知されていない部分もある.本特集は,訪問診療や訪問リハに取り組まれているリハ医の先生に,その取り組みの内容,そして苦労した症例,印象に残った症例等を通じて,訪問リハの実際やその可能性・課題を示していただいた.
 執筆は,その分野における第一人者の先生にお願いし,さまざまな視点や立場から貴重な取り組みや課題を提示していただいた.「回復期リハから訪問リハへとつなぐ連携セラピストの導入を行い,回復期リハ病棟から在宅生活へ,活動量を落とさずにスムーズな移行が図れている(横串氏)」,「東京都心部の現状の数値や需要予測からは,訪問リハにかかわるリハ専門医や療法士が今後さらに増加する必要性がある.また,嚥下障害や小児への対応も大切である(山田氏)」,「山間部の訪問リハの経験から『最後の砦』として,そして『生きる力を見抜く』リハ医の存在が必要である(和田氏)」,「最期まで診る訪問リハには,多様な要因を考慮して長期にわたって患者や家族と付き合い,四苦(生,病,老,死)と向き合う必要がある.その中で,高いコミュニケーション能力が求められる(近藤氏)」,「進行性の原因がわからない神経難病に対しては,実際に患者の状態をみることが重要で,それに基づき現状を把握し具体的な目標をたて,的確な指示をリハ医が出す必要がある.そのことが,できるだけ長く機能を維持することにつながる(永井氏)」等,それぞれの執筆者の先生からは臨床家にとって有用な,そして心を打つメッセージが述べられている.
 リハ医療は,急性期,回復期では完結せず,一時期的な治療では完結しないものである.在宅生活のなかで,リハを適切に提供することで多くの人々のよりよい生活を維持し,地域社会に貢献することが,今後のリハ医学・医療に求められる最大の使命である.本特集が,そのための一助となれば幸いである.(編集委員会)
目 次
在宅への円滑な移行と地域生活支援  横串算敏,橋本茂樹・他 詳細
東京都心部近郊における在宅訪問リハビリテーションの現状  山田智,中川美和・他 詳細
地域における訪問リハビリテーション  和田陽介,道免和久 詳細
最期まで診る訪問リハビリテーション  近藤健 詳細
神経難病における訪問リハビリテーション  永井博子 詳細
連載
巻頭カラー  知っておきたい 特殊車椅子 座位保持装置 歩行器 
10.重症心身障害児・者の車載用座位保持椅子について  平島淑子 
ニューカマー リハ科専門医 
  角田哲也 
リハビリテーション用語の起源を訪ねる 
Ranvier’s nodule  塩田悦仁 
骨折治療の最前線 
4. 橈骨遠位端骨折  射場浩介 
リハビリテーションにおけるエビデンスの今 
10.リハ栄養と嚥下障害に対するリハビリテーションの効果  福村直毅 
リハ医・リハスタッフのための 腎臓リハビリテーションの実際 
III.食事療法の実際
10. 保存期CKD 患者の食事療法  市川和子 
リハ医の最新海外留学覚書 
  松瀬博夫 
家族もできるリハビリテーション―リハ医が行う家族指導のポイント 
8.転移性骨腫瘍があっても歩行・ADLの維持を  安部能成 
歴史への誘惑 
第46回 奥州人の洋学への底流と慶長遣欧使節(1)  江藤文夫 

TOPICS 
おいしい嚥下調整食製作の取り組み―職人と作る京の和菓子  志藤良子,関道子
臨床研究 
血管炎性ニューロパチーに対する作業療法の有用性  仲野春樹,佐浦隆一
臨床経験 
ボツリヌス治療と訪問リハビリテーションの併用により上下肢機能とADLが改善した慢性期脳卒中患者の1症例  勝谷将史,中島誠爾・他
訪問リハビリテーションの実際
26巻10号 2017年10月15日
月刊(B5判,100頁)
発行時参考価格 2,400円
注文コード:082610
雑誌コード:03297-10
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