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277巻1号 2021年4月3日
第1土曜特集脳・神経系の感染症−診断と治療の最前線4月第1土曜特集
はじめに
第1土曜特集 脳・神経系の感染症――診断と治療の最前線 はじめに 山田正仁
  脳・神経系の感染症は医師の診療能力が最も発揮される領域である.早期に的確な診断と治療がなされないと,脳・神経系に不可逆的なダメージを負い,予後不良の転帰をとることになるからである.神経感染症の診断と治療の基本的な知識・技能を有し,最新情報を得て,迅速に適切な診断と治療を行うことが必須である.
 本特集では「脳・神経系の感染症――診断と治療の最前線」をテーマに,神経感染症領域のエクスパートの先生方からご執筆いただいた.まず,総論として「脳・神経系の感染症を知る,診る」と題して診断や治療の進歩を概説していただき,次に,各論として「脳・神経系のウイルス感染症」,「脳・神経系の細菌感染症ほか」の順に疾患ごとの最新情報をご執筆いただいた.まだまだ取り上げるべき疾患があったが,残念なことに紙幅の関係で掲載論文数を絞らざるを得なかった.日々の臨床や研究でお忙しいなか,執筆の労をとられた諸先生方に心より感謝したい.
 コロナ禍の現在,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の脳・神経系合併症が問題になっている.近年,強力な免疫抑制作用のある抗体医薬品などが使用されるようになり,そうした薬剤使用例で神経感染症が増加している.プリオン病は異常プリオンタンパク質によって伝播する神経感染症であるが,アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患の脳に蓄積するアミロイドβタンパク質,タウタンパク質,αシヌクレインといったタンパク質もプリオンと同様なメカニズムで伝播することが明らかになってきている.本特集が示すように,神経感染症の領域は拡大し続けている.本特集が神経感染症に悩む方々の診療のお役に立つことができればまことに幸いである.
目 次
脳・神経系の感染症を知る,診る
神経感染症の病理……高橋健太・鈴木忠樹
神経感染症の臨床検査……鈴木雄一・細矢光亮
神経感染症の画像診断……大場洋
神経感染症の治療薬――とくにウイルス性神経感染症に際する抗ウイルス薬による治療における最近の進歩と今後の課題……西條政幸
ウイルス性脳炎の宿主遺伝要因……楠原浩一
脳・神経系のウイルス感染症
ウイルス性髄膜炎……石川晴美
単純ヘルペス脳炎……中嶋秀人
水痘帯状疱疹ウイルス感染症……吉川哲史
インフルエンザ脳症……奥村彰久
わが国のCOVID-19重症例における神経学的所見の検討……川本未知・他
レトロウイルスによる神経疾患――HTLV-1関連脊髄症(HAM)……山野嘉久
進行性多巣性白質脳症……三浦義治
亜急性硬化性全脳炎の病態,診断と治療……松重武志・長谷川俊史
ダニ媒介性脳炎……好井健太朗
脳・神経系の細菌感染症ほか
細菌性髄膜炎……亀井聡
結核性髄膜炎……岩田育子
破傷風……佐々木亮
ライム病とその他のボレリア感染症……佐藤(大久保)梢・川端寛樹
脳・神経系の寄生虫感染症……久枝一
プリオン病……浜口毅・山田正仁
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脳・神経系の感染症
277巻1号 2021年4月3日
週刊(B5判,144頁)
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