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腸と健康:腸オルガノイドが挑む次世代バイオモデル
270巻11号 2019年9月14日 p.1059-1063
自然免疫と共生を紐解く小腸オルガノイドenteroid
サマリー   Paneth細胞は,抗菌ペプチドα-defensinを含む細胞質顆粒を小腸内腔へ分泌することにより自然免疫に貢献する.分泌されたα-defensinは病原菌選択的な殺菌活性で腸内細菌叢を制御する.一方,腸内細菌叢の組成破綻と,肥満や炎症性腸疾患などさまざまな疾患との関与が報告されている.α-defensinが腸内細菌叢を介して腸内環境の恒常性を維持するとともに,その破綻は疾患に関与することがわかってきた.小腸上皮細胞の三次元培養系であるenteroidを用いて,これまで不可能だった細胞極性に依存したPaneth細胞の顆粒分泌応答と脱顆粒後の顆粒再形成が証明された.Paneth細胞は培地に添加したカルバコール(CCh)に対して顆粒分泌応答を示したが,リポポリサッカライド(LPS)刺激には分泌応答を示さず,一方,マイクロインジェクションでenteroid内腔に物質を導入し,内腔側からLPSおよびSalmonella生菌で刺激すると顆粒を分泌する.さらに,脱顆粒後のPaneth細胞は新しい顆粒を再形成する.著者らの確立した系で,さまざまな腸内環境因子によるPaneth細胞分泌応答のメカニズムや疾患との関係解明に迫ることが期待される.
キーワード  Paneth細胞,enteroid,自然免疫,共生,マイクロインジェクション
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腸と健康:腸オルガノイドが挑む次世代バイオモデル
270巻11号 2019年9月14日
週刊(B5判,70頁)
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雑誌コード:20472-9/14
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