やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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医学のあゆみ
259巻6号
虚血性心疾患UPDATE
11月第1土曜特集

発行時参考価格 2,400円
  • 総頁数:100頁
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2016年11月
  • 注文コード:925906
  • 雑誌コード:20471-11/5

目次

 はじめに−虚血性心疾患診療の現状と展望 室原豊明

冠動脈疾患基礎研究の進歩
 冠動脈硬化症とステント留置血管の病理組織像 大塚文之
 冠動脈硬化の新しい分子機序−炎症・免疫からみた最新の知見 成 憲武・井上愛子
 腸管免疫,腸内細菌と冠動脈硬化 山下智也・平田健一
 多臓器連関の観点からとらえた心血管疾患 妹尾絢子・斎藤能彦
 虚血コンディショニングの基礎から臨床応用まで 石井秀樹
 冠動脈攣縮の機序と病態 泰江弘文

虚血性心疾患の診断の進歩
 血管内超音波で評価する冠動脈プラークの組織性状 川崎雅規
 冠動脈疾患領域におけるOCT の現状と可能性 鳥羽敬義・他
 心血管画像診断の進歩−CT およびMRI による虚血性心疾患の評価 後藤義崇・北川覚也
 カテーテル検査室で得られる虚血指標:CFR,FFR,iFR 松尾仁司
 心筋シンチグラフィの進歩 磯部 智
 FDG-PET を用いた動脈硬化病変の炎症活動性評価 田原宣広
 冠動脈血管内視鏡はわれわれに何を語るか 知花英俊・上野高史
 急性冠症候群診断のためのバイオマーカー:心筋トロポニン 樋熊拓未

虚血性心疾患の治療の進歩
 リスクファクターコントロール:脂質代謝異常−さらなるLDL-C の低下とHDL への介入 小倉正恒・斯波真理子
 リスクファクターコントロール:新しい糖尿病治療薬と心血管イベント−糖尿病患者の生命予後を左右する治療とは? 坂東泰子
 リスクファクターコントロール:高血圧 竹内利治
 冠動脈ステントの歴史は冠動脈インターベンション治療の歴史である−薬剤溶出性ステントと新たに登場した薬剤溶出性バルーンを中心に 新倉寛輝・中村正人
 完全生体吸収性スキャフォールド 村松 崇・尾崎行男
 冠動脈バイパス術revisited 梶本 完・天野 篤
 冠動脈疾患における抗血栓治療の論点 中尾浩一・奥村 謙
 重症虚血性心筋症に対する細胞シート治療 澤 芳樹

 次号の特集予告

■サイドメモ目次
 細胞外ドメインシェディング
 シェアストレス
 負荷心筋血流CT
 T1 およびT2 マッピング法
 DAPT Study
 心筋トロポニンの基準値
 血漿PCSK9 濃度の生理学的変化
 “スタチン6%のルール”とPCSK9
 フラミンガム10 年心血管リスクスコアと吹田スコア
 薬剤溶出性ステント(DES)の光と影
 インターベンション治療の未来
 bioabsorption とbioresorption
 BRS とBVS
 ADP 受容体拮抗薬の背景
 AF 合併PCI の至適抗血栓治療の模索