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「医学のあゆみ」第5土曜特集258巻5号
がん標的分子と治療開発
現状と将来

大津敦 企画
発行時参考価格 5,800円
  • 総頁数:264頁
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2016年7月
  • 注文コード:286510
  • 雑誌コード:20475-7/30

目次

 はじめに 大津 敦

がんゲノム研究の進歩と臨床応用に向けた基盤整備
 国際がんゲノムコンソーシアム研究の成果と今後 柴田龍弘
 がんゲノム変異の発見から創薬・診断へ 間野博行
 新規がん分子標的治療薬の開発 曽和義広・酒井敏行
 がん分子標的薬の耐性メカニズムとその克服 矢野聖二
 ゲノム医療実現に向けた病理・検査の質の保証−わが国の現状と課題 桑田 健
 ビッグデータとスパコンの活用によるがんのゲノム医療研究最前線 宮野 悟
 がんゲノム医療に伴う遺伝医療・遺伝カウンセリングのあらたな課題 赤木 究

ゲノム解析結果に基づく治療開発の実際
 NGS パネル開発とクリニカルシークエンス−現状と課題 土原一哉
 LC-SCRUM-Japan による希少遺伝子異常陽性肺癌の遺伝子スクリーニングと治療開発 後藤功一
 Precision medicine 構築に向けたアメリカNCI での取組み 武部直子
 網羅的遺伝子解析結果に基づく治療選択 植弘奈津恵・戸井雅和

がん免疫研究をめぐる最新の動向
 がんに対する免疫機構 河上 裕
 免疫チェックポイント阻害剤−PD-1 抗体の開発とその抗がん作用機序 岩井佳子
 がん微小環境における免疫抑制機構 杉山大介・西川博嘉
 がん微小環境における代謝と免疫応答 香山尚子・竹田 潔
 免疫チェックポイント阻害剤の開発の動向 土井俊彦
 がん免疫療法におけるT 細胞応答の効果予測因子としての可能性 前田優香
 免疫チェックポイント阻害剤の効果増強をめざした併用療法の開発試験 設楽紘平
 CAR-T 細胞によるがん免疫細胞療法の進展と将来展望 玉田耕治

その他の標的分子と新規開発薬
 メタボロームを標的とした新規治療薬:LAT1/JPH203 遠藤 仁・他
 抗体・抗がん剤複合体(ADC) 松村保広
 腫瘍融解ウイルス療法の臨床開発 藤原俊義

各臓器別の新薬開発の現状と将来
 頭頸部がんの分子標的治療薬−現在の治療開発と今後の展開 田原 信
 食道がん 廣中秀一
 胃癌の分子標的薬と免疫チェックポイント阻害薬の開発の現状 大石敬之・他
 大腸がん 小谷大輔・吉野孝之
 肝細胞癌に対する分子標的治療薬開発の現状と将来展望 工藤正俊
 胆道がん・膵がん 森実千種
 肺がん 赤松弘朗・山本信之
 乳がん治療開発の現状と将来 北尾章人・南 博信
 婦人科がんに対する新しい分子標的療法 濱西潤三・小西郁生
 泌尿器癌における新薬開発の現状 西山博之・他
 皮膚がんの分子標的治療 浦田 透・山ア直也
 造血器腫瘍における分子標的治療 吉本五一・赤司浩一
 骨・軟部腫瘍 遠藤 誠・川井 章

 次号の特集予告

サイドメモ目次
 コンパニオン診断薬
 遺伝子多型
 遺伝子関連検査の分類・定義
 遺伝子診断システムに関する用語
 Genotype-phenotype とphenotype-genotype
 乳がんにおける遺伝子発現解析による術後治療選択
 CD8+T 細胞の活性化
 マイクロサテライト不安定性
 制御性T 細胞(regulatory T cell:Treg)
 CAST 治療
 免疫原性細胞死(ICD)
 再発・転移頭頸部がんに対する一次療法,二次療法
 抗PD-1 抗体
 家族性膵がん
 骨腫瘍
 軟部腫瘍

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