2018/07/20
2018年7月19日(木),都立多摩図書館(東京都国分寺市)において,多摩小児在宅歯科医療連携ネット第5回研修会が開催された.
多摩小児在宅歯科医療連携ネットは主に多摩地区における小児の在宅患者に対する歯科医療の連携の充実を目的としたネットワークで,代表は小方清和氏(東京都立小児総合医療センター小児歯科).
今回の研修会最初の講演は宮田章子氏(さいわいこどもクリニック/東京都立川市)による『小児在宅医療の現状』で,宮田氏が小児神経科医としてクリニックを開業し,在宅医療に取り組むまでのいきさつや在宅小児患者の最近の動向,在宅訪問診療の実際や多職種連携の必要性,さらには小児の特徴を捉えた支援のやり方などを解説.小児在宅医療における基本を理解し,医療的ケアや発達支援,患児の両親や兄弟を含めた広い家族支援の道筋などを示した.
続いて,『発達期障害児・者に対する食形態の重要性-新たな嚥下調整食分類の活用をめざして』の演題で,水上美樹氏(日歯大口腔リハビリテーション多摩クリニック)が登壇した.本講演では,水上氏が関わった「発達期摂食嚥下障害児(者)のための嚥下調整食分類 2018」(日本摂食嚥下リハビリテーション学会)について,その成り立ちと食形態の実際,さらには医療施設や学校などの調理の現場における活用の実際について解説され
次回,第6回研修会は11月22日(木)に開催予定.