2018/06/26
6月24日(日),大阪市内にてSeattle Study Club of Japan(SSCJ)の主催する標記プログラムが木原敏裕氏(奈良県)を講師に招き開催された.
木原氏は冒頭,日本の歯科医師の多くが技術の習得に重きを置いており卒後教育も技術指導に偏る傾向にあるが,米国における教育のメインは診断力の向上と治療計画の立案にあるとし,補綴だけ,ペリオだけといった細分化した学びでは総合的な診断力を身につけることは難しいと指摘した.
そのうえで,日本の歯科医療の現状や保険制度・保険治療の問題点を考察し,一歯単位ではなく一口腔単位で診断を行い真の患者満足を提供するためのポイントや,患者コンサルテーションの要諦の供覧,症例診断とディスカッションなどが行われた.