2018/05/28
5月17日(木),標記研究会が東京医科歯科大学(東京都文京区)にて開催された.第19回の今回は「くすりによる嚥下障害」をテーマに,鈴木將玄氏(筑波メディカルセンター病院 臨床研修科 診療科長)が登壇し(座長:戸原 玄氏/東京医科歯科大),歯科医師,歯科衛生士,リハビリテーション専門職ら90名を超える医療従事者が参加した.
総合診療医である鈴木氏は,嚥下過程ごとに障害の原因となる薬剤名を示したうえで,意識レベルや注意力の低下,唾液分泌の低下といった薬剤が及ぼす摂食嚥下機能への影響について詳説.そして,医療従事者を対象とした調査結果を基にその出現特徴を示し,早期発見の重要性を説いたうえで,スタッフ間におけるコミュニケーションが大切であると強調した.
参加者からは,各々の専門的見地から,気づきの視点,多職種へのアプローチの仕方などについて質問がなされた