2018/05/22
5月19日（土），20（日），千里ライフサイエンスセンター（大阪府豊中市）において標記講演会が「総合力を身につけよう！」をテーマに掲げて開催された（大会長：寺本昌司氏/大阪府）．
今大会は修復，インプラント，ペリオ，エンド，技工，歯科衛生士の6セッションに，全国のスタディグループを代表する計35名の演者が登壇．なかでも初日の基調講演4題では土屋賢司氏（東京都）が「New Digital Solution for Complex Restorative Patients」として神経筋機構の異常反応症例への補綴的対応について，松田謙一氏（阪大）が「全部床義歯臨床を通じて無歯顎補綴治療を学ぶことの重要性とそのポイント」として全部床義歯とインプラントの共通点・相違点について，菅井敏郎氏（東京都）が「インプラント手術のために知っておくべき全身疾患―歯科医といえども医科的知識を蓄えよう！―」としてリスクファクターとなる全身疾患と服用薬の作用について，瀧野裕行氏（京都府）が「総合力アップのための歯周組織マネージメントを再考する」として歯周基本治療と歯周形成外科について解説した．
なお2日目の各基調講演の演題および演者はいずれも下記の通り．
「歯根破折は，抜歯か？～MTAを検証する～」福西一浩氏（大阪府）
「The new concept of digital esthetic implant dentistry!」山下恒彦氏（大阪府）
「垂直的歯槽堤造成の部位別のガイドライン」堀内克啓氏（奈良県）
「総合力を身につけるために―1点突破のすすめ―」寺本昌司氏
「患者さんの心に届く医療接遇＆コミュニケーション」北原文子氏（東京都）
「Peri-implantitis治療で症例が教えてくれること～DHの着眼点～」田内友貴氏（東京都）
次回大会は白鳥清人氏（静岡県）を大会長として2019年4月にハワイにて開催される予定．